有名人がたくさん観に来ていたK-1

“新生”K-1について

K-1は元々テレビ局と芸能事務所と関西の空手家と東海地方のテレビマンらによって20数年くらい前に企画されたコンテンツだった。

今回芸能人が多く見られたとは言っても珍しいことではなく、黎明期から中期に至るまでタレントを起用していたりもしていた。
一時期経営が傾き看板の主が様変わりをしてもその方針は変わることなく、今度の新生K-1では関根勤の浅井企画らが率先してK-1をマネジメントするようになっていった。
昨今の傾向としては、芸能人らが挌闘技のジムに足を運んで練習したりフィットネスに勤めたりとSNSを使ってアピールする様が多く見受けられたりもするようだ。

K-1の復帰、再興も彼ら芸能人達の行動なくしては有り得なかったのである。

地上波放送崩壊に至るまでのK-1

K-1は文字通り空手KarateのKから取った言葉である。
カンフーのKでもありキックボクシングのKでもあり立ち技の異種挌闘技を目指していた。
K-1の看板を持っていたのは企画した創設者一族であったがK-1自体の経営が傾き、会社を変えつつ地上波での放送をなんとかして食い繋いできた。
ところがK-1に参戦していた外国の挌闘技ジム団体が未払いでの訴えを起こし、放映権まで差し押さえられる事態となってしまったのである。
以後挌闘技はボクシングを除いて地上波放送が全く無い状況が凡そ４年も続くことになる。

看板の持ち主が転々とするK-1

K-1の看板は外国の投資会社によって売り払われることになるのだが、それまで参戦していた選手達はボクシングに転向したり、プロレスやMMA、外国のキック団体など活動の場を拡げざるを得なくなってしまうのであった。
紆余曲折を経てK-1が看板を掲げて再び日本国内で運営できるようにはなっていたが、Kの看板を持っているのは日本国内と言う訳ではなくいまだに外国の運営会社（お金出している会社が変わっていったりしている）が持っている状態である。

余り知られていないがK-1は分裂状態

新生K-1は後ろの方にWORLD LEAGUEと言う名前で出発していたが、MAXの名前が使えなかったのは外国の運営会社がMAXの名前を持っていたことによる。
外国の運営会社はRISINGという興行名で70kgを基準とした中量級の大会を開いていたが、城戸康裕や地上波で放送しなかったMAXの日本トーナメントで優勝していた名城裕司（ボクシング元世界チャンピオン名城信男の弟）をエントリーさせて出場させていた。

度々外国の各地で大会を開いては消息不明となったり年一度の筈が年を跨いでの大会の再開となったりと看板を持っている方の運営会社の体力が危うかったりもしていたが、どうやらヨーロッパでヘビー級じゃない少し軽い方の大会を開くらしい。

K-1が海外予選を開けない理由

纏めた呟きにもあるが“契約”の都合上日本国内でしかWGPの看板を掲げられない。
これは海外に看板があって日本の運営会社（立ち技挌闘技団体Krushを運営する会社）が借りている状態なのである。

※今回の大会終了後に前田憲作が会長の座を降り、宮田充というKrushを運営していた人物にK-1の実行委員長を任されることになった。