ウマいアメリカ料理が食べたい。具体的にはジャンバラヤとバッファローウィングが食べたい。飲み物はもちろんサミュエル・アダムズで。
2016-09-27 18:05:18女騎士「くっ…ヒドい臭いだ!」 オーク「体は正直だな。よだれをダラダラ垂らしやがって」 女騎士「この臭いはゴルゴンゾーラチーズだな?一体何をした!」 オーク「ピザ生地に乗せて焼いただけさ」 女騎士「焼いた、だけ…?」 オーク「仕上げに蜂蜜をかける」 女騎士「ああ!なんてことを!」
2016-09-27 18:38:39女騎士「こんな炭水化物と脂質の塊、人間の食べ物ではない!」 オーク「ほう?だったら一口試してみるんだな」 女騎士「こんな…こんなものが…悔しい!でも美味しい!!!」
2016-09-27 18:39:41女騎士「牛のステーキだと?そんなもので私が膝を折るとでも思ったか!」 オーク「くくく…。これを見ても、その強気な態度を続けられるかな」デロン 女騎士「そ、それはまさか…フォアグラ!?」 オーク「これをブランデーでフランベする」ジュワァ 女騎士「くっ…なんて凶暴な香りだ!!」
2016-09-27 18:44:20オーク「ソテーしたフォアグラを、ステーキに乗せて…」 女騎士「や、やめろ!それ以上ウマそうなものを重ねるな!!」 オーク「仕上げに、トリュフとバルサミコ酢のソースをかける。ロッシーニという料理だ」 女騎士「ああああ…ワインが止まらないぃぃい!!」
2016-09-27 18:46:21女騎士「アクアパッツァ?」 オーク「魚の煮込み料理だ」 女騎士「お前にしては低カロリーだな」 オーク「これを見ても同じことが言えるか?」 女騎士「それは…白米!?」 オーク「鍋の残り汁に入れてリゾットにする」 女騎士「なんてウマそうな匂いだ!こ、この私が…こんな雑な料理に…」
2016-09-27 18:58:44女騎士「今日は肉も魚も野菜もない。さすがのお前でも何も作れまい」 オーク「どうかな?」ジュウ 女騎士「この匂い…オリーブ油でニンニクを!?」 オーク「さらにトウガラシを炒める」 女騎士「ま、まさか…やめろ!そんな炭水化物オンリーの料理!!」 オーク「そうだ、ペペロンチーノだ!」
2016-09-27 19:03:52女騎士「やめろ!そんな大量のバターを鍋で溶かしてどうするつもりだ!」 オーク「バター程度で騒ぐな。ここに小麦粉を入れて炒める」 女騎士「こ、焦げたらどうする!?」 オーク「焦がさぬよう、弱火で素早くだ。さらに牛乳を加え…」 女騎士「まさか…」 オーク「ホワイトソースの完成だ!」
2016-09-27 19:10:17女騎士「ホワイトソース!そんな高カロリーなものを口にするわけには…」 オーク「その態度がいつまでもつかな?」ポイポイッ 女騎士「魚介とマカロニを耐熱皿に…?」 オーク「さらにホワイトソースとチーズをたっぷり乗せて、オーブンで焼く」 女騎士「シーフードグラタン、だと…!?」
2016-09-27 19:14:07女騎士「牛肉を叩いて薄く延ばして…何をするつもりだ?」 オーク「パルメザンチーズ入りの卵液に潜らせ、衣を付ける」 女騎士「ま、まさか…」 オーク「サラダ油で揚げて…」 女騎士「やめろ!もう充分だ!」 オーク「…さらに溶かしたバターでソテーする」 女騎士「くそっ!カツレツだと!?」
2016-09-27 19:25:13オーク「ククク…。どうだ?揚げ物をさらにバターでソテーするという超ハイカロリーな料理は…」 女騎士「油でギトギトのはずなのに…ジャンクフードっぽくない…。悔しい!だけど美味しい!!」ビクンッビクンッ
2016-09-27 19:27:55女騎士「鴨のもも肉?牛肉や豚肉に比べればヘルシーだが…」 オーク「そいつをこれで煮る」 女騎士「ぐはっ!なんだ、その大量のラードは!!」 オーク「ごく低温でじっくり煮るのがポイントだ。火が通ったら容器に移し…」 女騎士「やめろ!ラードで覆うんじゃない!」 オーク「鴨のコンフィだ」
2016-09-27 19:38:24オーク「この状態で冷暗所に置けば、1ヶ月は保存できる」 女騎士「真っ白に固まったラードのなかに、鴨肉が埋まっている…」 オーク「食べるときは掘り返して、カリッと焼き上げるぞ」 女騎士「ヘルシーなはずの鴨肉が…」 オーク「ちなみに、このラードを白米に乗せて食べるだけでもウマい」
2016-09-27 19:40:40オーク「耐熱皿に魚介とニンニク、オリーブ油を入れて焼く」 女騎士「アヒージョだろう。その程度、私でも知っている」 オーク「ほう?一緒に出されたパンをただの付け合わせだと思ってないだろうな?」 女騎士「ま、まさか…」 オーク「そうだ!そのパンは油を吸わせて食べるためにあるんだよッ」
2016-09-27 19:48:05女騎士「ふっ…リゾット程度で今さら驚かんぞ」 オーク「そいつはどうかな?」ジュウ 女騎士「な、なぜミートソースを作る!?」 オーク「よく冷やしたリゾットでミートソースを包み…」 女騎士「にぎり飯?いや、違う!」 オーク「…衣を付けて揚げる」 女騎士「ライスコロッケ、だと…!?」
2016-09-27 19:57:41オーク「そろそろデザートと洒落込もう」 女騎士「ま、まだ食べるのか」 オーク「干し葡萄をラム酒につけて…」 女騎士「ラムレーズン?」 オーク「無塩バターを常温でクリーム状になるまで練り上げ、レーズンを混ぜる」 女騎士「なっ!?」 オーク「そうだ、レーズンバターだよ!」
2016-09-27 20:05:41女騎士「くっ…また揚げ物か…」 オーク「こいつはゼッポリーネ、岩のりを混ぜた揚げパンだよ」 女騎士「岩のりの…香りと…食べやすい…サイズで…やめられない!止まらない~!」パクパク オーク「ククク…あまりの美味しさに理性を失ってやがる」 女騎士「カロリーなんて気にしないのぉ~」
2016-09-28 21:06:03女騎士「な?おかしい、先月新調したばかりの鎖帷子なのに…留め金が締まらない、だと?」 オーク「…」ニヤニヤ 女騎士「き、貴様!謀ったな!?これが狙いか!」 オーク「そんな重装備で歩き回られては気が散って困るからな。だらしないウエストサイズだなぁ~」 女騎士「くっ…殺せ!」
2016-09-28 21:08:43