- mikazuki_ps
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玄関から外へ出てogsrは目を細める。本日は晴天だ。雲一つない空はまるで自分の心の様で。寒々とした日々を照らしてくれて。普段とは違う姿や、その色に溶け込みそうな鞄に彼は気が付いてくれるだろうか。弾む気持ちを抑えて待ち合わせ場所に立つ。彼が来るまで後10分。(デート日和のysog)
2017-02-25 09:25:47彼女には色がないと言う人がいる。無表情で無愛想。何を考えているかわからない。……そう思う人は損をしている。彼女には幾つもの表情があるのに。覗き込んだら鮮やかに色を変える景色がそこにある。でもそれを教えるつもりはない。今日も彼女をくるくる回すのは自分だけでいいから。(万華鏡な彼女)
2017-02-18 00:36:45「君達栄養偏り過ぎなんだよ毎日カップ麺じゃ体壊すよ」 「いやだって時間が……」 「早く食べて仕事しなきゃ……」 「それで体壊したら意味ないだろう!mrさんもなんとか言ってくださいよ!」 「そうだぞ若いんだからカップ麺だけだと体に悪いぞ」 「ちょっと待ってmrさん今後ろに何隠した」
2017-02-17 08:13:08「カップ麺に後入れの葱ついてたしこれで野菜摂れてる」 「万一取れるとしてもysd君全部避けて食べるじゃん。むしろなんで入れたの」 「野菜生活を毎日摂っておりますから野菜不足には至らないかと」 「それは野菜と認めないからねogsrさん」 「ngsさんは俺等のおかんですか?!」
2017-02-17 08:10:49「……じゃあ俺緑茶でも淹れますね」 「……ありがとうございます」 あーもうngsさんはいきなりだなあ。何故か意識してしまった心臓を落ち着かせる。そしてお茶を淹れると。つい笑みが溢れた。彼女に持っていく。 「ogsrさん見てくださいよ茶柱立ちました」 (縁起のいい食べ物とysog)
2017-02-16 13:25:27「じゃあ僕は帰るね」 「えっわざわざそれだけの為に来てくれたんですか」 「ご一緒に食べてはいかがです」 「遠慮しとくよ。二人を邪魔しちゃ悪いし」 「ちょ」 「じゃあごゆっくり~」 「ngsさん帰ってしまいましたね……」 「あ~ogsrさんはどうします?」 「……ではもう少しだけ」
2017-02-16 13:24:19「みたらしだんごは下鴨神社で生まれたお菓子だと聞いたことがあります」 「へええ。じゃあ縁起がいいものなんですかねえ」 「ええ。御手洗から生まれたお菓子だと」 「神聖な感じがしますねえ……」 「どちらにせよこの和菓子を生んでくれた人、名前を付けてくれた人に感謝だね」
2017-02-16 13:23:37「チョコレートばっかで飽きてきたと思うから。みたらしだんご作ったよ」 「ほんとなんでも作れますねngsさんって」 「とても美味しそうです」 「餡嫌いな人多いけど、これならいけるかなって」 「焼き立ての匂いが暴力的ですよ、ngsさん……!」 「ほらほら食べちゃって冷めない内に」
2017-02-16 13:22:41「……ほんと。当たり前みたいにいつでも食べられるって思ってること自体が間違いなんですよね」 「はい。今回でよくわかりましたね」 「うん。大事にしなきゃいけないよ。でもその為に僕等働いているから。だからそういう時はしっかり頂かないと」 「ええ。……御馳走様でした」 「美味しかった」
2017-02-13 00:58:27「絶対ngsさんと葱はセットなんですよねえ……」 「ysd君はもうちょい野菜食べるべきだよ」 「でもあの葱ロースに更に葱乗せるのは理解できませんー」 「美味しいのに、ねえogsrさん」 「ええとても」 「まだ最初の量なら理解できるんだけどなあ……」 「食わず嫌いはよくないよ」
2017-02-13 00:56:19「あ~いっぱい食べたなあ」 「ええ。久しぶりですこんなに肉食べたの」 「そうだと思った。二人を誘ってよかったよ」 「ngsさんいつもありがとうございます」 「こんな穴場のお店紹介して貰っちゃって」 「肉寿司も美味しかっただろう?」 「ええほんとに。葱も美味しかったですし」
2017-02-13 00:55:03「にんにく焼こう」 「スタミナ付きそうですね」 「黄金色になると本当にいい匂いなんだよ」 「明日お休みでよかった」 「土曜に焼肉とか最高の贅沢ですねえ」 「酒と肉とご飯。もうこれ以上の組み合わせないですよ」 「炭酸も美味しいですよ」 「ogsrさんいつの間にコーラ頼んだんですか」
2017-02-13 00:52:47「絶対ngsさん葱頼みますよね……」 「肉だけじゃなくて野菜も食べなきゃ」 「この葱ロース美味しいですよ」 「そんな葱だらけの奴……美味しい」 「だろう?」 「なんでngsさんが得意げなんですか」 「追加注文しましょう。白米いります?」 「「欲しいです」」 「では小三つで」
2017-02-13 00:49:29「この国の未来を背負う僕等がちゃんと力を蓄えなくてどうするのさ。偶にはこういう贅沢も必要だよ」 「そうですよねえ。元から高級だったのが更に高価になってしまいましたし」 「この店は良心的な値段ですけど。それでもいいお値段です」 「だからこそ食べなきゃ。ほらysd君葱も食べる」
2017-02-13 00:47:54「いいのでしょうか。こんな贅沢をして」 ぽつりとogsrが呟くと。 「何言ってんの。肉は活力だよ。食べなきゃ、出せる力も出せないよ。ほら食べて食べて」 そう言いながら手際よく肉を焼いていくのはngsだ。 「ほんとタンパク質取ると元気でますよね」 それを有り難く頂戴するysd。
2017-02-13 00:45:51顔に当たる熱気に顔を顰めつつも。焼かれていく美味しそうな匂いには抗えない。じゅうじゅうといういい音を立てて、綺麗な肉が焼かれていく。その脇にはキャベツ。そして生ビール。乾杯ーという声と共に三つのグラスがいい音を立てた。ぐいっと一飲み。嗚呼、美味しい。焼肉と言えばやはりこれだ。
2017-02-13 00:43:15隣に座る彼女の首がゆらゆら揺れている。眠りに落ちかけては留まる危なげな彼女を自分に寄りかからせると。そのまま止まってほっとする。思ったより疲れているらしい。けれど楽しいことで疲労感が得られたならそれはとてもいいことだ。明日からも大変だろうけど。糧になるといいなとysdは感じた。
2017-02-12 23:03:09「でもまあなんとかなるもんですよ」 「それはysdさんだからなんとかなってるだけです」
2017-02-08 23:06:51「そういうysdさんこそどうだったんです?」 「ぼちぼちですね 自分が賢いと自惚れていたので私立受けても入学金払いませんでしたし」 「高いですからね」 「でも俺まさかの前期落ちて後期組なんですよ」 「なにがあったんです」 「名前書き忘れました」 「人のこと言えないじゃないですか」
2017-02-08 23:05:57「ogsrさんとか受験の時余裕だったでしょう。私立の滑り止めとか全部奨学生になれるぐらいの成績だったんです?」 「まあそれなりには。免除してくれると言われましたね」 「やっぱり」 「でも一校名前を書き忘れて落ちたところありましたね」 「ogsrさんもそういうミスするんですね……」
2017-02-08 23:02:52「ゴンドラ!ゴンドラがあるんですよ、このホテル!」 「落ち着いて下さい、ysdさん」 「本館と別館を繋いでるんですね、凄い!」 「ysdさん」 「いやーこんなの初めてですね!」 「わかりましたから、乗って下さい」 「……すいません」 p.twipple.jp/BcUYO
2017-02-05 23:13:34その煽情的な仕草にぞくっとした時には、もう彼女の顔は間近だった。 「いただきます」 成程今日は此方が頂かれるらしい。これは誤算だ。 だがそれも悪くないかもしれない。 「……召し上がれ」 そう言って笑った時にはもうその甘い唇ごと頂かれている。 (今だけは、この唇は君の物/ysog)
2017-02-01 22:04:16「そうですね」 そう言いながら、彼女はそのルージュを安田の唇にひと塗り。 なんとも言えない感触に顔を顰める。 「うっわなんか甘い。それにそれはogsrさんに付けて頂こうと」 「貰ったのは私ですからどう使おうと勝手でしょう」 蕩けるぐらいがいいんでしょう?と彼女は舌なめずりをした。
2017-02-01 22:01:41彼女にそれを手渡せばまたか、という顔をされた。でも蓋を開けてみて少し驚いた顔になる。 「……甘い匂いがしますね」 「ええ。チョコレートで出来ていますからね」 「チョコレート。……なんとも不思議な物をお贈りになりますね」 「どうせなら蕩けるぐらい甘いのも、たまにはいいでしょう?」
2017-02-01 21:59:44「ogsrさんって、いっつも集中力凄いですよね」 「そうでもありませんよ。私だって違うことを考えていたりします」 「へえ、意外です。例えば?」 「今日の夜ご飯は何にしようだとか。貴方が喜ぶ料理は何だろうだとか」 「……!?(何それ可愛い)」
2017-01-31 21:50:43