宇野維正「踊れなくなったプリンス」について(4)
そういうエピソードを知らなくたって、歌詞で 「DON'T U MISS THE FEELING MUSIC GAVE YA BACK IN THE DAY?」と言ってるのだから、この曲のテーマは明らかだ。プリンスは過去の音楽体験を思い出しているのだ。
2016-10-02 03:43:48曲自体のテーマには目もくれず、子供の方が目立つのは、プリンスが踊れなくなったことをごまかすための仕掛けだ、と勘ぐる。実に下衆なジャーナリスト根性じゃないか。
2016-10-02 03:44:32「『Musicology』の二年後、二〇〇六年のアルバム『3121』では、「Black Sweat」という二一世紀版「Kiss」と呼びたくなるようなミニマル・ファンクをシングル・カットして、その曲もミュージック・ビデオが作られていますが、」
2016-10-02 09:16:26「プレイヤーとしてのプリンスは変わらずにファンクを求めていたけれど、ダンサーとしてのプリンスはそれに応じることがもうできなくなっていた。そう考えると、胸が痛みます。」
2016-10-02 09:17:31「ただ、マイケルと違ってダンスの訓練を受けてこなかったプリンスにとってプリンスにとって、その引出しにあったのはほとんどジェームス・ブラウンだけでした。」
2016-10-02 09:18:06「マイケルもジェームス・ブラウンのステージングからは強い影響を受けていますが、それを他のモダンなダンスと融合し発展させていった。」
2016-10-02 09:18:22必ずしも我流とは言えない。「Purple Rain」撮影の前にダンスのレッスンを受けているから。これについては前にtweetしたので、togetterにまとめておいた。 togetter.com/li/1031745
2016-10-02 09:29:07宇野維正は「どうせ知っていることばかり」だからと、追悼特集の雑誌や記事を読まなかったそうだが、読んだ方がよかったんじゃないですか、追悼本に寄稿することになる自称プリンス崇拝者の音楽ジャーナリストとしては。
2016-10-02 09:30:46Per Nilsenの「DANCEMUSICSECROMANCE」にも書いてある。実は私が前に書いたのはこの本を元ネタにしている。 pic.twitter.com/wyM1GCpP6V
2016-10-02 09:38:06古手のプリンス・ファンのバイブル、Per Nilsenの「プリンス大百科」にも書いてある。 pic.twitter.com/BxinRKtr9m
2016-10-02 09:38:36「ダンサーとしてはもちろんマイケルが上ですが、Lovesexy Tour(1989)あたりにのダンス・パフォーマンスは、それに勝るとも劣らないほどの鬼気迫るものがありました。」
2016-10-02 12:00:37「それが九〇年代に入り、年齢的にも三〇歳を超えたあたりからあまり踊れなくなる。その頃から、プリンスのイメージといえばギターを抱えている姿であり、ファンクの要素が表面的にはほとんどないような作品を作るようにもなりました。」
2016-10-02 12:00:5580年代だって、「Purple Rain」や「Around The World In A Day」なんかはあまりファンク度高くないんだけどね。「Parade」だって、あれがファンクかどうかというと意見が分かれるところ。
2016-10-02 12:01:10