綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

253 ［やなきゃどっくんのあの反応はおかしいやろ？］ 『ああ、実は...』 概略説明して... ［そうか...で、雛はどうするんよ？］ 『どうするって、、』 ［彼女、、どっくんは知ってまったで...現場が終わったら会いに行くやろ？］ #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

254 そうか...あの状態の彼女と亮を合わせて大丈夫なんやろか？ いや...彼女を亮に渡せるんやろか、、 俺は... 【村上さん、横山さん時間です】 スタッフに声を掛けられ話は途切れた 撮影は通常通り行ったが、、 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

255 亮の態度は... 知らないスタッフが気にするぐらいやから、わかるやろ 【お疲れ様でした、以上です】 スタッフの声にメンバーがそれぞれ楽屋に戻る... マネに呼び止められ... 廊下で週刊誌の対処を話し合ってると次々その前を通り次の仕事に #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

256 話が終わるり楽屋に入ると、 亮が1人だけ残って居って 『亮、、』 俺の声に顔を上げて... 《村上君、、さっきはごめん》 『いや、、あんなん見たら、そりゃ... わかるわ、、言い訳してええか？』 コクっと頷く亮は小さい時と変わらず #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

257 『...何から話したらええかな、、』 《なんでも...》 ボソッと亮の声は泣いてるかと思うぐらい 時間も余り無いし...彼女の事も気になるから 簡単に彼女をホテルに連れて行った経緯を話して #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

258 《...逢いたく無いんや、、》 『亮、、あの子に何にしたん？』 《何も...村上君に関係あらへん、、》 『そりゃそうやけど、』 《それとも、あいつと寝たん？》 『はあ？何を...』 《前はしなかった見たいやけど、今回はしたん？》 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

259 『亮、、そんなやからちゃうの？... だから、、』 《はっきり言えばええやん、 あいつにどんな事したんやって... どうやって傷付けたんやって》 『亮、、』 俯いて両手を強く握った亮は 《村上君、、あいつに合わせて...》 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

260 《一緒でええから、、》 『亮、、』 《ちゃんと、自分で謝りたい...》 亮の気持ちはわかる... やけど、、彼女の気持ちは、、 『時間くれへん？１日、、いや、、 半日でええから...あの子に聞いて見いひんと』 亮は静かに頷いた #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

261 『...と、、言っとるけど...どないする？』 彼女が居るホテルの部屋... 週刊誌の件と亮の事、、両方話すと 「ご迷惑お掛けして申し訳ありません」 『いや、ええんよ俺は...ただ、、』 彼女が真っ直ぐ俺を見つめるから... #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

262 『俺んとこにこうへん？いつまでも ホテル暮しってのも変やし、、 亮ともちゃんとせなあかんやろし... 別れるにしても戻るにしても、それから自分の所に変えればええんちゃうの？...帰れればやけれど』 「え？」 『多分、もう家とか突き止められとるやろ』 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

263 「ああ...」 『亮の時は大丈夫やったん？』 「あ、はい...あの時は、、」 そうか、、亮は早めに手を打ったんやな 「でも、」 『ん？』 「村上さんに...村上さんの恋人の方に ご迷惑じゃ無いですか？こんな事に なって締まって余計に、、」 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

264 ...なんや、、 今引っかかる事を言われた様な 『なあ？今変な事言わへんかった？』 「え？...変な事って」 『やから、、恋人がどうとかって』 「恋人の方に誤解を招いたんじゃ無いかって...」 『居らへんよ、そんな恋人なんて』 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

265 彼の言葉が良く理解出来ないで...耳から入っても違う風に聞こえたんじゃ無いかって... 「でも、、」 『でも？』 覗き込むような彼の目は不思議そうに見ていて 「この前...一緒に歩いていた方、親しげだったし、亮もそうだって...だから、てっきり、」 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

266 考え込んで...もしかしてって顔をして 『あいつやろか...多分、、あいつやな』 ボソッと呟いてからガハハと笑うと 『あいつは友達やし、結婚しとるし...だからか』 「うそ...」 #綺麗の味方 pic.twitter.com/jIzDwwpF4C

拡大

あみ @ami_qitt25

267 『変やって思ってたんよ、ほら、紅茶の事も...そら、俺かてたまに紅茶ぐらい飲むこともあるやろ？』 「でも、、」 『でも？』 「恋人が居るって...」 『居るって？』 「だから、、」 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

268 沈黙が辺りを制して...息が止まりそうな程 『だから、亮と付き合ったんか？』 ドキッとした...事実だから、、 「...そんなんじゃ、、」 『そうか...で、どないする？亮に合えそうか、、』 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

269 そう、亮との事...ちゃんとはっきりしなきゃ 逃げてばかりじゃダメだし彼にこれ以上の迷惑は掛けれない... 「...はい、、ちゃんと合って話しします」 『うん、そやな...此処に呼ぶか？』 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

270 《...ごめん、、》 向かい合って座った亮は怒られた子犬みたいにシュンとして、あの日の冷たさも怖さも見受けられない 「...あたしこそ、、黙って消えて、、」 《...うん、心配しとった、、何処に居ったん...友達の所って聞いたけど、、》 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

271 上目遣いでチラッと見るその目は... 確かに心配はしてるけど、、 「亮、、」 《ん、、》 「あたし...」 《別れへんよ...ちゃんとした理由があるなら別やけど、、や、無いなら、 別れへん》 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

272 困って亮から視線を外して... 窓の外を見てる彼の背中を見つめる 《村上君が好きなん？》 「え？...」 『え、、』 「あたし...」 《ん、、》 「一番は、、仕事...」 《仕事...》 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

273 「ん、仕事辞めるのは嫌や...でも、亮、、ちゃんと聞いてくれなかった」 《うん、、ごめん...》 「それに...」 下から見上げる彼の視線と絡み合うと 見る見る泪が滲んで... 「...狡い、、」 《、、ごめん...》 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

274 声が掠れて、、こんな彼を捨てれるの？ 《...もぅ、、あかん？》 答えれない...決まってた筈なのに、、 いつの間にかあの人の姿は部屋から 消えて居て 「もう少し...時間が欲しいって言ったら？」 《分かった...》 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

275 そう言い残して亮が部屋から出て行くのと入れ違いに... 『...終わったんか？』 首を振りながら 「終わらなかった...多分、、」 『そうか... ええやん、急がなくて...俺はかまへんよ』 「え、、」 #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

276 『俺は...かまへん、、 君の気持ちがちゃんと整理出来て、 俺を見てくれるまで... そんなん、言うたらあかんのやろか？ プレッシャーになるか？』 彼の視線はいつでも真っ直ぐで... きっと初めから何も変わって無かったんだろう #綺麗の味方

あみ @ami_qitt25

277 「...あたし、、きっと... 初めて貴方の部屋にお掃除に行った時にわかってました、、」 『何がや...』 「貴方に惹かれるって...」 彼の少しびっくりして直ぐにいつもの 何でも解ってるって顔になって 『知っとった？』 「はい？」 #綺麗の味方