働くことと、生き残ること(未就労者の方へ)

とりあえずヘルプを求めてください。
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篠田くらげ @samayoikurage

未就労者の皆様へ。ここのところ過労死の件で(私の)TLが騒然としていて、亡くなってはいないまでも悲惨な経験を語られる方もいるので、社会ってどんなんだよ!?と不安だと思います。そこで私の考えを拙いながらお伝えしたく筆を執った次第です。

2016-10-10 12:52:05
篠田くらげ @samayoikurage

ここにいる大人どもはツイッターばっかりしてるなあ、と思うかもしれませんが、基本的には就労している人・自営している人などは働いています(昼間とは限りませんけれど)。働くってなにかしら?職業教育がどうなされているか私は知らないし、いくつかしか職場を知らないけど。どうイメージしますか?

2016-10-10 12:54:33
篠田くらげ @samayoikurage

私がイメージしてたのは、こう、白い机が整然と並んで、大人がひたすらキーボード叩いてる光景。なんなんでしょうね。でも、ホワイトカラー(事務職)の仕事にはそういう側面もあります。あとはお店の店員さんや学校の教職員さんも働いてる人か。ではその仕事の共通部分って何?ってことです。

2016-10-10 12:57:22
篠田くらげ @samayoikurage

んー。私もよく知らないや。要するに、①人と共同して、②誰か(お客さん)を満足させて、③お金をもらう ということかな。ここに当てはまらない仕事もいくらでもあるだろうけどね。一人でできる仕事もあるだろうしさ。でもこんなイメージでざくっと把握しときましょう。

2016-10-10 12:59:30
篠田くらげ @samayoikurage

①人と共同して。 人と一緒に何かをするのは好きかしら?どうだろう。ここでの「何かを一緒にする」というのは、要するに仕事のことなんですが、指揮命令関係があります。上司と部下と同僚のことね。大人の苦労の多くはここに起因するんじゃないかしら、実は。

2016-10-10 13:01:33
篠田くらげ @samayoikurage

②誰か(お客さん)を満足させて。 これがまさに仕事の部分なんだけど。料理店だったら美味しいご飯を食べることで、病院だったら病気が治ることで、学校だったら勉強が習えることで、お客さんは満足します。これに対価を支払う、これが会社の売り上げなり利益なりということになるわね。

2016-10-10 13:04:25
篠田くらげ @samayoikurage

③お金をもらう。 これはわかりやすいでしょう。お給料のことですね。自営業の人ならお給料はもらわないけど。でも給料をもらって、あなた自身が生きていくのに使います。仕事に必要なスーツを買ったり(制服支給のところもあるかな)、趣味の本を買ったり、誰かとご飯を食べたり、です。

2016-10-10 13:06:30
篠田くらげ @samayoikurage

まあこんなとこ。要するに皆でお金を儲けて分け前をもらうのが仕事です。でね。いろんな仕事があるとは思うんですが、基本的には皆「仕事」をしに来ています。ミッション。だから、そのための能力は磨かないといけないと思う。どんな仕事であれ、プロとしてね。

2016-10-10 13:09:17
篠田くらげ @samayoikurage

今の時代は難しいですね。昔なら、会社が好調でどんどん利益があがって、私たちもだんだん難しいことをクリアするようになって、っていうのが見えたんですが、今はそういう時代ではないです。だから正直、能力をあげるモチベーションが乏しいかも。

2016-10-10 13:11:07
篠田くらげ @samayoikurage

でもだからこそ、一匹狼の時代かもしれない。自分だけの武器を磨くこと、私はすごく大事なことだと思ってるの。そうすると上司に信頼されて、同僚にも好かれて、会社にいやすくなります。いる時間が苦痛じゃなくなります。これは大事です。

2016-10-10 13:12:15
篠田くらげ @samayoikurage

最初のうちは皆そうなんだけど、仕事ができなくて会社にいるって辛いです。だから自分の能力を伸ばすことは大事です。仕事を続けるにしても、別の同業者に移るにしても、他の業界を探すにしても、やっぱり能力がある方が人生ラクなんです。正直なところ。

2016-10-10 13:13:57
篠田くらげ @samayoikurage

ぶっちゃけた話、「ふだん一生懸命働いてると有給をとっても上司が嫌な顔をしない」とかね、そういうこともあるかなーと思うんです。でもね、それで無理を続けよう続けようとしたらだめです。人間の身体って、やっぱり精神力だけではだめなんです。

2016-10-10 13:15:34
篠田くらげ @samayoikurage

色んなことがあります。上司とそりがあわないこと、同僚と上手くいかないこと、仕事が難し過ぎるのに誰も助けてくれないこと、仕事が多すぎて休めないこと、法律上請求できるもの(給料や、休みね)をもらえないこと。そういった危険があるの。ここまでOK?

2016-10-10 13:17:47
篠田くらげ @samayoikurage

だから、その危険を回避しなくちゃいけない。リスクマネジメント?横文字はまあいいとして。そのために一番、一番大切なことは、「ひとりにならない」っていうことなんです。いいでしょうか。これが一番言いたいことです。ひとりにならないで。

2016-10-10 13:19:16
篠田くらげ @samayoikurage

困ったときにひとりで考えたらだめです。まずは上司や、その上の上司ということもあるかもしれない。同僚もそうね。「すいません、ここヘルプ要ります」の一言で片付くようなちょっとしたピンチもあります。ひとりでできないことも、ふたりではできるの。よく覚えておいて。

2016-10-10 13:20:59
篠田くらげ @samayoikurage

会社内に味方がいないと、状況はとても辛いね。まずは家族や、友達の話を聞くのはどうでしょう。話を聞いて、聞いてもらうの。もしかしたら「あ、そっちの会社ではそんな風に解決してるんだ」「あなたはそうやって上司とつきあってるんだ」、よし参考にしよ、で済む話もたくさんあると思います。

2016-10-10 13:22:55
篠田くらげ @samayoikurage

それでもだめだ、うまくいかない、ということもあると思います。あなたの体と心は、たぶん、あなたが思っているよりも早く限界が来て、それでも無理をすれば、思っているよりも長く、無理ができます。そうやってボロボロになって、多くの人が苦しんでいきました。

2016-10-10 13:25:15
篠田くらげ @samayoikurage

どうしよう。そういうときこそ、専門家、と呼ばれる人たちに相談するときです。こわくありません。すくなくとも上司ほどじゃない。はずです。こわかったら遠慮なく別の専門家に代えてください。

2016-10-10 13:26:31
篠田くらげ @samayoikurage

問題は専門家を知らない、というところよね。あなたを助けてくれる専門家は必ずいます。必ず。でもどうやって探したらいいかわからない、ということがあると思います。もし、心と体に限界が来て、もうだめだ、ここは地獄か、と思ったら、私なら、精神科医を薦める。

2016-10-10 13:28:32
篠田くらげ @samayoikurage

精神科怖いですか?大丈夫ですよ、いきなり電気ショック流されたり、頭がおかしい人の仲間入りするとかいう心配は無用です(こういうこというと叱られるな)。ただの病院です。でも、精神科医は、もしかしたら、あなたを一発で休職させる診断書が書けるかも。詳細はお医者さんに聞いて。

2016-10-10 13:30:35
篠田くらげ @samayoikurage

あとのことは、ゆっくり休んでから考えましょ。それで十分なんです。それでもだめだ、休ませてくれないとなったらもう、なんか、すごい会社です。即刻退職の手立てを考えるべきときです。あるいは、休職はともかく、もうやめたい、というときも退職を考えるときですよね。

2016-10-10 13:34:10
篠田くらげ @samayoikurage

そのとき助けになってくれるのは、おそらくは法律家の人々です。弁護士・司法書士。なのですが、これもどうもピンキリで、労働問題に詳しくない先生も実際、います。なのでそういう「労働問題に強い」先生を見つけてほしい。でもできればお医者さん優先ではあるけどね。

2016-10-10 13:36:34
篠田くらげ @samayoikurage

世の中にはいろんな専門家や専門組織があって、それぞれに必殺技を持っています。精神科医さんなら診断書かなあ。法律家ならそうねえ、あなたの代わりに会社と交渉したり、退職の手続きを代わりにやってくれたりします。意外と強いのですよ、専門家っていうのは。

2016-10-10 13:39:04
篠田くらげ @samayoikurage

一番大事って言ったこと、覚えてるでしょうか。「ひとりにならないで」でした。専門家を使うのも「ひとりにならない」、すごく有効な手段の一つです。専門家があなたに手を伸ばすのは難しいかもしれない。でも専門家はあなたの手を掴んで、強く引き上げてくれます。

2016-10-10 13:40:53
篠田くらげ @samayoikurage

そんな風にして、あなたの命を守ってください。自分の命は最後は自分で守るんです。そしたら、きっとあなたに合う場所で、また生きていくことができますよ。こんなに多くの人が生き残っているんですもの。絶対に大丈夫。じゃ、今度は大人の社会で会いましょう。

2016-10-10 13:42:35