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福島第一原発視察日記~偽りのフクシマではない、現実の福島へ~

今回、福島第一原子力発電所のインサイトツアーに参加する事ができましたので、その日記です。
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ずっきー @zukkykamogawa

→には安定冷却に持ち込む事ができ、今現在に至りそれを継続している。 との状況説明を聞く。 1~4号機を何を持って冷温停止と考えているのかというと、各号機の各所で今も水を入れて溶け落ちた燃料を冷やし続けている。その水の温度が色々な所で測定して安定的に推移している所、これ以外にも→

2016-10-26 12:13:53
ずっきー @zukkykamogawa

→発生する気体、もし核分裂があったと仮定すると発生するであろう気体を監視する事で核分裂が発生していない事を確認していますので、それをもって安定冷却を続けていると考えています。 4号機は核燃料の取り出しが終わって、リスクを低減していますけど、1~3号機は燃料・使用済みプールに→

2016-10-26 12:20:48
ずっきー @zukkykamogawa

→燃料が残っていますので、これを取り出す準備をしています。 溶け落ちた燃料(デブリ)が今現在どのような状態で溶け落ちているのか、まだ確認できていない状況なので、無線遠隔のロボットカメラを中に入れて、どのような状態で溶け落ちているのか確認して、溶け落ちた燃料の取り出しに向けて→

2016-10-26 12:24:49
ずっきー @zukkykamogawa

→準備している状態と考えています。 汚染水と原子炉冷却の概念の説明。 1日1~3号機に合わせて320トン位水を入れて冷やしています。 この水が溶け落ちた燃料と触れる事で汚染水になってしまう。 それを汲み上げて、人体に真っ先に影響があるストロンチウム、セシウムを取り除きます。→

2016-10-26 12:30:32
ずっきー @zukkykamogawa

→その後、塩分を取り除きます。 これは事故直後、海水を使って冷やしていたという経緯がありますので、その塩分を取り除いた水を使ってグルグル回していれば閉じたループで冷却し続ける事ができますけど、現在建屋と配管のつなぎ目の隙間から地下水が1日に150トン位流入しています。→

2016-10-26 12:35:37
ずっきー @zukkykamogawa

→水をグルグル回していても、入ってきた150トン分は塩分を取り除いた後で処理済み水という形で貯め続けている。 この水を多核種除去設備(ALPS)を通して62種類の核種を取り除き、元から比べると1/1億位に浄化しています。 だだし、トリチウムという放射性物質だけが取り除けない→

2016-10-26 12:55:43
ずっきー @zukkykamogawa

→形になっています。 トリチウムは三重水素といい、水と極めて近い為にフィルター等で取り除けないので、発電所内に1000キロのタンクを作り貯め続けているという状態です。 今現在70万トン位になっています。 その為に、何とか地下水の流入を減らしたいという取り組みをしています。→

2016-10-26 13:01:19
ずっきー @zukkykamogawa

→汚染水対策として3つの基本方針として、汚染源を取り除く、汚染源に水を近づけない、汚染水を漏らさない。 汚染源を取り除くは、浄化装置を通して汚染源を取り除く。 汚染源に水を近づけないは、原子炉建屋のある海抜10mとそれ以外の大多数が海抜35mに別れるので、高台に井戸を掘って→

2016-10-26 13:09:58
ずっきー @zukkykamogawa

→汲み上げる。 今問題となっている地下水は敷地内に降った雨が地下水になった物という事が確認できています。 建物の近くに元々あった井戸は修理して建物に入る直前で汲み上げる。 1~4号機外周1500m位あるんですが、氷の壁で覆ってしまって、建屋を迂回するような形で海へ出す。 →

2016-10-26 13:16:05
ずっきー @zukkykamogawa

→このような取り組みで大事な事は地下水を下げ過ぎない。 建屋の中の水位より外側は低くなると、中の汚染水が外へこぼれ出てしまうというリスクがあります。 よって、必ず外側の地下水位は内側より高くしておく必要がある。 高くし過ぎると流入量が増えるので目に見えない地下水をコントロール→

2016-10-26 13:20:44
ずっきー @zukkykamogawa

→していくという形で状況を確認しながらやっています。 その為に、意図的に凍らせてない場所もあります。 これは地下水が下がり過ぎて内側から汚染水がこぼれるというリスクから一部凍らせずに状況を確認しながら、最終的には全面凍結と考えています。 労働環境の改善。 現在1日に約6000人→

2016-10-26 13:28:50
ずっきー @zukkykamogawa

→の方に入って廃炉に取り組んでもらっています。 夏の間は熱中症の対策として、午後2時~5時の間は作業禁止としていましたので、日の出~午前中位で作業が終わっています。 今は普通の時間に戻りましたので、本日視察しても色んな所で工事をしている状況をご覧頂けると思われます。→

2016-10-26 13:34:03
ずっきー @zukkykamogawa

→作業員の内訳としては、約55%位の福島出身の人に取り組んでいただいております。 業種で言いますと、半分位建築系の業種となります。 タンクを作る。 新しく土地を造成したり、建物を建てたりしていますので、そういう方が半分位。 そういう方に安定して働いてもらうように、特殊な工事現場→

2016-10-26 13:40:08
ずっきー @zukkykamogawa

→ではありますが、長く働いてもらうという為に、作業安全の確保上なれた方に働いていただくという事と、施工品質、きちんと設備を作るという意味でも、できるだけ長く働いていただきたいという意味もありますので、昨年5月に大型休憩所が完成いたしました。 温かい食事、休憩室が整備されました。→

2016-10-26 13:44:48
ずっきー @zukkykamogawa

→逆に大型休憩所が出来るまでは、お昼に温かい食事が食べられずに、4年数ヶ月ずっと廃炉作業をやってもらいました。 外でお弁当やおにぎりを買って、持ち込んでいただいて座る場所しかない所でお昼を食べていたという状況でした。 やっと休憩所が完成して、食堂もできました。コンビエンスストア→

2016-10-26 13:48:35
ずっきー @zukkykamogawa

→もできましたし、シャワールームも入っています。 作業員の被曝ですが、7月の平均値ですが0.34mSv、これを12倍しても年間4mSv位。 基準は色々あります。 上限値としては1年間に50mSv。 または、5年間で100mSv。 単に5で割ると年間20mSv。 20mSvを基準→

2016-10-26 13:57:01
ずっきー @zukkykamogawa

→とすれば、4mSvですから1/4以下位の平均値まで落ちてきています。 事故直後は勿論高かったですし、今も高い場所はありますので、過剰に被曝しないという意味から受注してもらっている企業さんには、放射線の高い場所と低い所、両方セットでお願いしています。 ですので、高い場所で働いて→

2016-10-26 14:01:45
ずっきー @zukkykamogawa

→いた方は、次のローテーションで低い場所で従事していただく。 極端な高線量被曝は避けるような取り組みを入れた上で廃炉作業に取り組んでいます。 トピックとしては、1号機の建屋カバーが解体中でしたが、もう外れています。 水素爆発で崩れ落ちている壊れてしまった燃料取り出し装置を見る事→

2016-10-26 14:07:18
ずっきー @zukkykamogawa

→ができます。 その作業で大事な事は、埃を舞い散らないように解体する対策をしてます。 その対策のビデオを見ます。 tepco.co.jp/tepconews/libr… 最後に視察ルートについて説明がありました。 工事の規制によってはルートの変更もありますとの事。→

2016-10-26 14:22:20
ずっきー @zukkykamogawa

→工事現場ですのでトイレは限られてしまいますので、できるだけここで済ませて下さいとの事。 やむを得ない場合は係の者に早めに教えて下さいと。 トイレを済ませて、会議室を出て視察用のバスに乗り込みます。 バスの車内のシートは全てビニールがかかっていました。→

2016-10-26 14:25:29
ずっきー @zukkykamogawa

→Jヴィレッジを出発して国道6号線を北上して40分位。 楢葉町、富岡町、大熊町を通過していきますが、その街並みを案内させていただきます。 係の者が空間線量計を持ち込んでいますので、要所要所で瞬間線量もお知らせしますとの事。 国道6号に出る交差点が事故後20kmの境界線という事で→

2016-10-26 14:37:13
ずっきー @zukkykamogawa

→こちらにチェックポイントがあり、立ち入りが制限されていた交差点であります。 バスの進行方向右側の遠くに白い建物が見えてきます。 廃炉の為のロボットを開発する為の研究施設となっています。 楢葉遠隔技術開発センター naraha.jaea.go.jp

2016-10-26 14:44:06
ずっきー @zukkykamogawa

→原子炉の実物大の大きさのモデルが作られています。 原子炉の下半分位、それに1/8位のカットしたモデルも用意されていて、水中遠隔で水中溶接して止水する為のロボットを開発する為に今年の4月から研究開発しております。 VR(バーチャルリアリティ)を使い、なかなか入れない原子炉の建屋→

2016-10-26 14:50:50
ずっきー @zukkykamogawa

→の中で作業員の方に事前にトレーニングしてもらうといった施設も用意されている。 バスの前方左側には、地元の警察署の臨時庁舎となっています。 元々は道の駅楢葉という事で温浴施設もある道の駅でした。 楢葉町は昨年の9月5日に全ての避難指示が解除になりました。 今現在お戻りになって→

2016-10-26 14:58:04
ずっきー @zukkykamogawa

→いるのは680人強。 比率にすると9%弱。 元々は7400人位の住人がいましたが、1年半たった今もなかなかご帰還が進んでいない状況にあります。 生活の為のインフラ、スーパーマーケットであれ、病院が整わない、学校が再開されるのが来年の4月という事で来年には帰還が進むのでは?と→

2016-10-26 15:03:54
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