福島第一原発視察日記~偽りのフクシマではない、現実の福島へ~

今回、福島第一原子力発電所のインサイトツアーに参加する事ができましたので、その日記です。
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ずっきー @zukkykamogawa

→しまった。 しかし、それを乗り越えて行くのも人の手である事を実感した。 まだまだ時はかかるかも知れない。 しかし、そこに立ち上がろうというする人がいる限り、未来はあると思う。 登山家の野口健の言葉に『見る事は知る事、知る事は背負う事』という言葉がある。 現地に行き、自分の目で→

2016-10-28 10:22:52
ずっきー @zukkykamogawa

→見る。 現実を知る事によって、背負う物が生まれる。 東京に戻ってきた時に、福島第一構内と東京の雑踏の違いに違和感を感じた。 我々にとって、原発事故は決して他人事ではないし、忘れていい物でもない。 更には、東日本大震災は原発事故よりも津波により甚大な被害を受けている。→

2016-10-28 10:27:52
ずっきー @zukkykamogawa

→津波により多くの命が奪われて、未だに家族の元に帰れない人もいる。 家を失い、仮説住宅や仮の住居に住んでいる人もいる。 その位、東日本大震災とは大きな災害であったと思う。 福島と言うと、つい原発事故を想像してしまいがちだが、地震・津波の被害を忘れてはならない。 そのような→

2016-10-28 10:35:40
ずっきー @zukkykamogawa

→イメージを作り上げてしまったマスメディア、そしてジャーナリスト。 福島は、決して人の住めない所ではないし、原子力発電所で働く多くの作業員がバタバタと死んでいるような事もない。 先ずはそういった先入観をリセットする必要があるだろう。 確かに、原子力防御の問題から聞こえてくる情報→

2016-10-28 10:40:12
ずっきー @zukkykamogawa

→は限定されている。 現に、視察に行った私達が自由に見れて、写真を取る事はできない。 しかし、調べようとすれば、東京電力のホームページには詳しく出ているし(確かに見つけにくい一面はある)、『福島第一原発廃炉図鑑』という書籍もある。 実は情報に埋もれてしまい、知ろうとする事を→

2016-10-28 10:45:37
ずっきー @zukkykamogawa

→していないだけなのでは?と感じる。 現に、こうして私は今回福島第一原発インサイトツアーに参加する事ができて、この纏めを書いている。 知ろうとする思いがあれば、その先に道はあるのだ。 一部で時の止まった人達がいるが、自己肯定の為に古いデマばかりを集めて、情報のアップデートが→

2016-10-28 10:49:24
ずっきー @zukkykamogawa

→されていない事が現実であろう。 例えば、海側の凍土壁が完成したというニュースは大々的には報道されず、どこかでトラブルがあった時だけ騒ぎまくるマスメディアにも問題があると思う。 日々約6000人の作業員の人達が廃炉という仕事に携わっている。 その仕事を結果としてきちんと評価して→

2016-10-28 10:54:03
ずっきー @zukkykamogawa

→いく事が、現場で働く作業員の志気向上にも繋がるだろうし、また風評被害の払拭にも繋がる物だと思う。 現に、SvとBqの違いを説明できる人が周りにどの位いるだろうか? きっと専門的過ぎてよくわからないと答える人が大半であろう。 要はお化けと一緒なのだ。 わからないから怖い。→

2016-10-28 10:57:48
ずっきー @zukkykamogawa

復興本社代表の石崎氏の言葉に『正しく怖がる』という言葉があった。 正にその通りだと思う。 放射線は量と時間が問題となる。 一度に大量の被曝をしてしまうと危険だが、少ない量なら特別問題は無い。 現に、医療被曝は問題とされない。 勿論、少ないにこした事はないのだが。 先ずは正しく→

2016-10-28 11:04:10
ずっきー @zukkykamogawa

→知る事。 知った上で、楽観するのではなく、怖がる事が大事だ。 その点で、今後の放射線教育が見えてくるだろう。 自然界にはK40という放射性同位元素があり、植物が育つ為にはカリウムが必要不可欠だ。 そのカリウムの中にK40は自然に含まれており、人間その物が役4000Bqの→

2016-10-28 11:08:46
ずっきー @zukkykamogawa

→固まりだったりする。 つまり、放射能とは身近に存在するのだ。 自然界には、宇宙から飛んでくる放射線、地表から出る放射線、食べ物によって取り込まれた時に受ける放射線。 これを纏めて自然放射線と呼ぶ。 国際宇宙ステーション(ISS)で働く宇宙飛行士は、1日で地球で受ける1年分の→

2016-10-28 11:14:10
ずっきー @zukkykamogawa

→受けて、90日も滞在する。 つまり、90日で地球の90年分だ。 ある意味、一生分に値する。 それでも、人間は大丈夫なのだ。 現に、帰還された宇宙飛行士の方は今でも元気に様々な活動をされている。 『正しく怖がる』事が必要なのだ。 →

2016-10-28 11:24:02
ずっきー @zukkykamogawa

→福島第一原発は、本来は発電所で大量の電気を供給する設備であったが、事故により電気を消費する負荷となった。 その負荷は、他の発電所の負荷となる。 他の停止中の原子力発電所全てがどこかの発電所の負荷となっている。 現代文明に電気は欠かせない。 元々、その電気を作り出す為に原子力→

2016-10-28 11:28:29
ずっきー @zukkykamogawa

→発電所は作られた。 更に、現在主流の火力発電所と違い二酸化炭素(CO2)を排出しない。 二酸化炭素は地球温暖化の引き金となる為と、火力発電所の燃料は海外に依存している事から原子力発電所が多く作られてきた。 電験三種の勉強をした時に、ウラン2gあると重油がドラム缶2本→

2016-10-28 11:34:36
ずっきー @zukkykamogawa

→400リットルに相当すると学んだ。 その位、原子力は効率が良かったのだ。 そのために、日本は原子力発電所を多く建設した過去がある。 震災後全ての原発が停止した時に、一年で燃料費が3兆円以上増えた。 単純に考えると、1日に約100億円の燃料費が増えた計算になる。→

2016-10-28 11:38:46
ずっきー @zukkykamogawa

→それだけのお金が海外に流出し、それだけ大量の二酸化炭素が排出それた事になる。 その為に、電力会社は全国の原発を再稼働しようとしている状態だ。 勿論事故を起こせば甚大な事となる。 故に現在稼働されているのは加圧型軽水炉(PWR)という新しい物ばかりだ。 因みに福島第一は沸騰型→

2016-10-28 11:44:07
ずっきー @zukkykamogawa

→軽水炉。 設計は米国GEだ。 故に電源室が地下にあった(ハリケーン対策)為に水没し、外部電源・非常用発電機が絶たれた事で制御不能となり、燃料集合体の被覆管であるジルコニウムが水と反応して水素が発生し、その水素が空気中の酸素と反応して水素爆発が起きている。 その点、現在稼働して→

2016-10-28 11:49:09
ずっきー @zukkykamogawa

→いる加圧型軽水炉は国産で、電源室も高所に作られている。 そして、福島第一の事故を受けて、対策が施されて、原子力規制委員会の審査を受けた物が再稼働を許されているというのが現状だ。 第二の福島を作ってはならないし、電力の安定供給と二酸化炭素抑制といった相反する面がある。→

2016-10-28 11:53:10
ずっきー @zukkykamogawa

→東京電力は事故を起こしてしまったので、社会的責任は追わなければならない。 しかし、そこで働く作業員を非難する事はあってはならないと思う。 現に汗かき運動と称して、全ての東京電力の社員は福島を訪れて、避難区域内の草刈りやら、家の片付け等様々なお手伝いをしている。→

2016-10-28 11:59:12
ずっきー @zukkykamogawa

→最初は住人の方に厳しい言葉をかけられたそうだ。 しかし、何回も通う事で住人と人と人としての繋がりも戻ってきていると言う。 復興本社代表石崎氏のFBを見ているとそれがよくわかる。 今も電力の安定供給に携わる人がいる。 当たり前に電気が使える幸せを忘れてはいけない。 電力だけでは→

2016-10-28 12:05:52
ずっきー @zukkykamogawa

→なく、生活インフラを今も守る大勢の人がいる事で、今の生活が成り立っている事を、少しでいい考えて欲しい。 そして福島では、多くの作業員の方が今も廃炉にむけて働いている事を。

2016-10-28 12:10:12
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