第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」報告

沖縄在住の作家山口泉氏によるツィッターでの発言をまとめました。
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山口泉 (パレスチナ虐殺阻止・ウクライナ停戦・護憲・消費税廃止・原発全廃・自公政権打倒・反ファシズム @yamaguchi_izumi

矢ヶ﨑克馬さん講演、終了。今回「放射能公害と生存権」分科会設置には多大な御苦労があったと拝察する。だが《人類史上最大の「放射能公害」》下の《生存権の確立、棄民から人道への転換》は日本政府の暴圧を根底から糾弾する課題であり、現在の琉球弧の抵抗にも直接重なるもの。満腔の敬意を表する。 pic.twitter.com/wWicBI9u0t

2016-10-26 18:53:33
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10月23日、沖縄国際大学。第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」。続いては大阪の小児科医・高松勇さん(医療問題研究会)の報告『原発事故がもたらす健康被害』。子どもたちの診療に携わる臨床医の立場から依拠しつつ、同時に広汎な資料にも目配りしての大局的な指摘。 pic.twitter.com/qJnYwp9vRJ

2016-10-26 18:54:05
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第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」、大阪の小児科医・高松勇さん(医療問題研究会)の御報告『原発事故がもたらす健康被害』——内容構成。 pic.twitter.com/xY92a4WJsY

2016-10-26 18:55:54
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上記《 》の中は『第33回日本環境会議・沖縄大会』資料集『第5分科会のねらい』(p.57)から。

2016-10-26 18:58:20
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高松勇さん(医療問題研究会)の報告——「東京電力・福島第1原発事故以後の甲状腺癌多発は明確な事実。ISSE(国際環境疫学会)は同会機関誌に発表された津田敏秀・岡山大学教授(大学院環境生命科学研究科)の論文を受け本年1月、日本政府と福島県に書翰を送付、甲状腺癌多発に憂慮を表明した」 pic.twitter.com/toBDby03MP

2016-10-26 19:45:35
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高松勇さん(医療問題研究会)の報告——「福島を含む汚染が強かった近隣4県で、東京電力・福島第1原発事故後の死産率が増加。福島を含む近隣7県で、震災および原発事故の9箇月後から、乳児死亡が増加。東京電力・福島第1原発事故が、周産期死亡率・小児の健康に被害をもたらしたことは疑いない」 pic.twitter.com/wgIJyB16xu

2016-10-26 19:56:01
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高松勇さん(医療問題研究会)の報告——死亡が、『地震・津波による人的被害』の有無とは別に、2012年1月から増加していることを示すデータ。「震災直後の一過性の増加とは別の10箇月後の増加は、まさしく東京電力・福島第1原発事故の被曝によるものと考えざるを得ない」 pic.twitter.com/PYPt2fGWD6

2016-10-26 20:57:09
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第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」。フリーライターの守田敏也さんは「環境倫理学」の観点から、とりわけ日本の原発政策の非道義性を糾弾。電力会社が300~400年、その後は国が10万年間〝放射性廃棄物を地中管理するという〝方針〟(朝日新聞)の荒唐無稽ぶり! pic.twitter.com/DddBYWuSzP

2016-10-26 21:07:02
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守田敏也さん(フリーライター)——「民主主義が、いま生きている人間の合意のみによって決せられて良いか。未来世代に及ぼす負荷を思うとき、誰の所有物でもない自然を『自由財』として扱うことの誤りは明らか」 pic.twitter.com/M9dIsGTB68

2016-10-26 21:12:45
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第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」。黒潮武敏さん(原発事故避難者に公的支援を求める会)は沖縄の教育に携わり、原発問題にも取り組まれてきた方。報告『避難者の実情と生存権——原発事故避難者アンケートから浮かび上がるもの』は貴重な基礎データを提供してくれる。 pic.twitter.com/pCyiRu60L5

2016-10-26 21:20:43
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第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」。伊藤路子さん(料理研究家・色鉛筆画家)は「3・11」の3日後、福島県白河市から避難(日本では自主避難扱い)。死者の増加に先手を打つかのような某公共放送の「多死社会」プロパガンダ、沖縄への汚染食品の流入に警鐘を鳴らす。 pic.twitter.com/rJKDNgAnsb

2016-10-26 21:31:04
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第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」。久保田美奈穂さん(『生業を返せ、地域を返せ!』福島原発訴訟原告)は茨城県水戸市から那覇に避難。実は私の旧知の友人だが、会うのは2013年10月1日、普天間基地・野嵩ゲート前でのオスプレイ配備反対の座り込み以来となる。 pic.twitter.com/CQsqHHq1SW

2016-10-26 22:47:37
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久保田美奈穂さんは原発事故避難移住集団訴訟原告としての活動に加え、移住した沖縄の基地問題も同根の事柄と捉えての渾身の関わりを持ってきた。辺野古ゲート前でマイクを手にする姿が報じられたのも記憶に新しい。第5分科会での発表は、このかんの彼女の真摯な展開を如実に示すもの。感銘を受けた。 pic.twitter.com/wfoPLvaQZD

2016-10-26 22:52:58
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第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」。第1部「歴史上最悪の放射能公害と健康被害」第2部「放射能公害下の避難者・市民」に続く第3部は「海外への原発輸出と先住民族の人権」。最初は沖縄大学人文学部教授・吉井美知子さんの『ベトナムの原発計画と先住民族チャム人』。 pic.twitter.com/0v5R5LZXvw

2016-10-26 23:02:55
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第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」——沖縄大学人文学部教授・吉井美知子さんによる、ベトナムで現在進行中の同国初の原発建設計画(ロシアと日本が2基ずつ受注)をめぐる御報告。建設予定地ニントゥアン省の先住民族チャム人の考えをはじめ、多くのことを教えられた。 pic.twitter.com/zRYxiEoBtf

2016-10-26 23:16:24
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第5分科会「放射能公害と生存権」——沖縄大学人文学部教授・吉井美知子さんの報告〔承前〕。「ベトナムでは多数民族のキン(京)人が総人口の86%。マレー系のチャム人は政府公認の残り53の少数民族の1つ。ニントゥアン省には6万9千人のチャム人が住むが、その村村は原発30km県内となる。 pic.twitter.com/dbEcq2kYkL

2016-10-27 17:50:50
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吉井美知子さんの報告——「多数民族のキン人に調査した。低学歴の人は『原発』という言葉が理解できない。福島事故についても、ベトナムに原発が建設されることも知らない。中卒・高卒になると知ってはいるが政府の説明を信じ込んでいる。大学修士卒の人は皆反対。教育による情報・意識の差が大きい」

2016-10-27 17:57:12
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吉井美知子さんの報告——「チャム人は先祖固有の土地を大切にする。キン人でも引退した共産党幹部らはハノイからインターネットで原発に意見を言うが、ニントゥアン省ではチャム人知識人が、文字通り命懸けで原発反対を表明している。だがその身に不審死や説明のつかない〝交通事故〟も起こっている」 pic.twitter.com/K3AfsvvB6P

2016-10-27 18:04:54
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吉井美知子さんの報告——「北から南下してきたキン人と、2千年来固有の地に住むチャム人とは違う。その先住民族の地に日本が原発を建設しようとしている。他に行き場のないチャム人は命懸けで原発に反対している。単にベトナムの国内問題ではない。日本国民としてどう捉えるか。それが問われている」 pic.twitter.com/nqlEHunQNt

2016-10-27 18:13:02
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第5分科会「放射能公害と生存権」第3部「海外への原発輸出と先住民族の人権」その2は、桜美林大学の中生勝美さんの『台湾離島の核廃棄物貯蔵場とタオ族の民族運動』。歴史的にも反原発運動においても私自身、切実な関心を持ち友人も少なくない地で、困難と共に進む原発克服の営為について傾聴した。 pic.twitter.com/GMR7zOYtUV

2016-10-27 18:47:05
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中生勝美さんの報告——「明和大津波の経験が共有されているように琉球弧と台湾は密接な地理的関係を持つ。台湾では1987年に戒厳令が撤廃され反原発の機運の中、核廃棄物中間管理施設のある蘭嶼島でも反対運動が高まっているが、ドラム缶の腐蝕は進み高率で甲状腺癌が発生するなど、事態は深刻だ」 pic.twitter.com/DmlCJDfMUE

2016-10-27 18:57:12
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10月23日、沖縄国際大学。第33回日本環境会議沖縄大会・第5分科会「放射能公害と生存権」。休憩を挟んでコメンテーターの発言。私はその最初だったが、10分の持ち時間に関し、手許の〝スマホ〟のタイマーが残り2分半ほどで時間係の方の「終了」合図が。カウントの始め方に違いがあった模様。

2016-10-28 20:00:54
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そんな次第で予定稿の中盤以降はほとんど飛ばしたものの、一部は幸い最後の「質疑応答」で言及できた(後述)。とりあえず当日までに用意、配布したレジュメを再録・添付。1枚目は簡略な内容構成メモ、2枚目は『琉球新報』連載『まつろわぬ邦からの手紙』の第3回(本年3月24日付同紙・文化面)。 pic.twitter.com/AsxK5Gb5A1

2016-10-28 20:02:14
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もう1点、レジュメのうちⅣに関連して紹介した資料も再録。オーロラ自由アトリエ代表で、自然食品と石けんの店「あらいぐま」(沖縄市)を経営、鍼灸師でマクロビオティック・シェフでもある遠藤京子さん作成のチラシの裏表。本年初め、沖縄地元紙で大きく紹介されたニュースに接し、作成されたもの。 pic.twitter.com/9cCcvTPd6K

2016-10-28 20:03:26
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〝沖食が福島米を仕入れ、県内で精米、マレーシアに輸出〟の件は、メディアでも極めて肯定的に報じられた。遠藤京子さんは新聞にも投書したが反応なく、矢ヶ﨑克馬さんにも相談しながらチラシを作成した。ちなみに裏の「内部被曝」の図は矢ヶ﨑さんの作品。表の「米ぬか危険!」の絵は私が描きました。

2016-10-28 20:03:37