朝搾り専用彼女5話
- MikanPolarin
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男って、本当に頭悪いんだなと思う。こんなふうに誘われただけで、熱されたフライパンの上のバターのように、理性が溶けていく。 彼女の言葉が頭の中で何回も響いて、知りたくなる。欲してしまう。 「あさなさん」 「ん?」
2016-11-02 23:37:06「これ以上、あさなさんにえっちなことされると、依存してしまうかも」 「んふふー♪ いいよ? わたしのこと考えていっぱい溜まっても、毎朝わたしが搾ってあげる」 その宣言は、低俗で汚い欲を全部受け止めてくれるということに他ならなくて。情けないぐらいに、抑えが効かなくなる。
2016-11-02 23:37:16「ね、こっちに来て。わたしのこと、後ろから抱きしめてほしいな」 言われた通り、あさなさんの後ろに移動した。 「わたしを挟む感じで、足を広げて座って。そうそう。そのまま、抱きしめてみて」 艶やかな黒髪を長めながら、そっと手を回して身体を密着させる。
2016-11-02 23:37:25「こうやって、ちゃんと君に抱きしめてもらうのは初めてかも」 「なんか、緊張する」 「もう少し大胆に、抱き寄せてくれていいよー」 密着とはいっても、微妙に隙間が空いていて、なんだか曖昧な抱きしめ方にはなっていた。 「力加減がよくわからなくて」
2016-11-02 23:37:34「いいのいいの、わたしがいいよって言ってるんだから。男なら覚悟を決めろー!」 「うん……っ!」 「わっ」 両手であさなさんの身体を引き寄せた。2人の身体がピタリとはまり合ったかのような感覚。じわじわと慣れない感動が、胸を染める。
2016-11-02 23:37:45「大丈夫? 痛くなかった?」 「うん。やっぱ、このぐらいくっつかないとねー」 俺にもたれるように身体を倒して、体重をかけてくる。 同時に肺の中があさなさんの匂いでいっぱいになっていく。桃と石けんを合わせたような、爽やかで甘い香り。いつまでもこの空気を吸っていたい……。
2016-11-02 23:37:52「んー? んんー?」 「ど、どうかした?」 俺の肩にもたれていたあさなさんが、奇妙な声を上げる。 「腰の辺りに、何か当たってるなー」 「…………」 「くっついたから、君の男の子なところを刺激しちゃったかな?」 「残念ながら、その前にあさなさんが誘ってきたときから……」
2016-11-02 23:38:01「ふーん、そっか。だったらー……我慢はよくないから、しちゃうね」 「……っ」 身体を半回転させて、俺と向かい合い、今度は正面から抱きついてくる。 彼女が首筋に顔を埋めたかと思うと、ふにゅにゅっとした変な感触が俺を襲った。 「んっ、ちゅっ、にゅむっ」
2016-11-02 23:38:21「あさなさん……舐めてる……?」 あさなさんの舌が、水気を帯びてゆっくりと首を這っている。 「えへへー。1回やってみたかったの♪」 ちろっと舌を出して笑みを見せる彼女に、俺も微笑みを返す。 「下、脱がすね」 「うん」
2016-11-02 23:38:42ズボンに手をかけられたので、脱がせやすいように腰を浮かせる。 するっとズボンが引き抜かれて、続いて下着も抜かれていく。 「準備万端くんだ」 隆起したそこを見て、あさなさんは楽しそうにしている。 「あさなさんが男の扱い上手すぎるんだ」
2016-11-02 23:38:50「それはちょっと違うな~。君以外の人としたことないよ。わたしは、君のツボを知ってるだけ♪」 あさなさんは寝そべるような格好で、股間に目線を合わせ、大事なところを片手で包み込んだ。それが、静かな動きで上下にしごかれる。 「っ……」
2016-11-02 23:38:58あさなさんの手は、赤ちゃんのように柔らかい。絡みつく5本の指がそれぞれ、絶妙な力加減で刺激を生み出している。 「何回触っても、君のは飽きないね♪ 熱くてぴくぴく動いてて、ここだけ別の生き物みたい」 にゅくっ、にゅくっ、にゅくっ。
2016-11-02 23:39:05動きは単調なのに、そこから発せられる感触は男を蕩けさせるには充分すぎる。 「あんまり焦らしたら可哀想だから、そろそろ始めよっか」 「えっ?」 始めるって、もう始まってるんじゃ?
2016-11-02 23:39:16何が始まるのかとあさなさんを見ていると、顔の横に流れている髪を掴んで、そのまま股間に絡ませて上下運動再開。 「んっ」 髪を絡ませた上から擦られるので、それまでの刺激とは味が全然違う。細くてなめらかな黒髪が、そこに練り込まれていくようだ。
2016-11-02 23:39:24「んふふ♪ こうやって、髪もえっちに使うことができるんだよ?」 「こんなことって……うあっ」 「気持ちいい?」 「うん……でも、あさなさんの髪が汚れる」 芸術的に綺麗な黒髪なのに、俺なんかのあれで汚してしまうのは恐れ多い。 「わたしは君のを汚いと思ってないから問題なしよー」
2016-11-02 23:39:37「いやいや、汚いよ」 「汚いと思ってたら、お口に入れたり、おっぱいに挟んだりしないよ?」 「そうかもしれないけど……」 あさなさんにとってのそれは、俺の見え方とはかなり違うらしい。 「それにー……今やめてもいいの?」
2016-11-02 23:39:44ざら、ざり、とこれまで味わったことがない「細く硬い」刺激。それが止まる。 もっと、もっと、と急く気持ちが喉の奥にまで迫って、妙な渇きを覚えた。 「ほらほら、ここはもっとしてほしいよーって言ってるよ?」
2016-11-02 23:39:58器用に五指を波打たたせるように力を入れたり抜いたりさせて、俺の気持ちを煽る。 「君はどうなのかな? ここにだけ喋らせるんじゃなくて、君の言葉を聞かせて」 ん? と首を傾げて、俺の返事を待っているあさなさんは、きっと全てわかっている。でも、彼女は俺の言葉が欲しいのだ。
2016-11-02 23:40:03「もっと……」 「んー?」 「もっと、あさなさんの髪と手で、気持ちよくしてほしいよ」 「んふふ~。よく言えましたー」 女の子にこんなお願いをしているのを、誰かに聞かれたら即アウトだ。 しかし、俺が顔を熱くしながら言い終えると彼女はくしゃっと頬を綻ばせる。
2016-11-02 23:40:13「いつでも、好きに出しちゃっていいよ♪」 先ほどまでと同じ刺激のはずなのに、少し焦らされたからか、1ランク別次元のものに感じてしまう。 たちまち脳が熱を持ち始め、俺の運命は彼女の手の中に委ねられてしまう。 ふと、あさなさんのあの良い匂いが鼻孔をくすぐった。
2016-11-02 23:40:22目の前では、俺のそこが彼女の髪を擦りつけられている。 あの綺麗な髪の毛を、犯している。倒錯した光景が視神経をショートさせたのか、クラクラとした目まいすら覚えた。 「こんなにすごいことされてるのに、すぐ出そうでもったいないな……」
2016-11-02 23:40:36声に出すつもりはなかったのだが、理性が存在しない今、思考がそのまま口をついて出てしまった。 「あはは♪ 気持ちよすぎたかなー? 少し髪の量を減らして、力も抜いてみるね」 「……うん、お願い」 あさなさんは絡んでいた髪を少しほどいて、力も弱めてくれた。
2016-11-02 23:40:45それでもこの光景は目に毒過ぎるし、予断は許されない。 「わがままでごめん」 「いいの。むしろ、君がしてほしいことを言ってくれるほうが、わたしも嬉しい」 様子をうかがいながら、彼女はそれをしごき続けている。 「でも、ずっとこれだけは面白くないから……」
2016-11-02 23:40:54あさなさんはそこに絡めていた髪をすべてほどくと、今度は反対側から髪の束を掴んできた。そして、その髪を自分の口元に持っていくと、 「んっ、ちゅむっ、ふっ、んんっ、んっ」 「あさなさん!?」 音を立ててくわえ込んだ。 「ふふふふ、君のを……これでごしごししてあげるっ」
2016-11-02 23:41:02