裏古楽の楽しみ -2016年11月09日 -ブロッケス受難曲（3）ヘンデル -

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その1 最初、このお仕事の話をいただいたとき、なんで私？とは思いましたが、マンロウだなんて！とありがたいことなので引き受けました。その時は2タイトル分のライナーノーツの翻訳をという話でした。（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その2 で、「グリーンスリーヴズ」と「リコーダーの芸術」のライナーノーツの原文を読んだ。 「グリーンスリーヴズ」は内容があんまりすぎて、間違いも大量にあった。（20箇所以上）、、、これは困った。。。（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その3 「リコーダーの芸術」には古楽の碩学エドガー・ハント氏によるリコーダーについてが載っていたが、これも40年前なので研究が進んでいる今から見ると古い上に、イギリス中心の記述で偏っている上、日本人にピンとこない内容が多々あった。（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その4 ってことで、間違いだらけの「グリーンスリーヴズ」は新規にライナーノーツを書く、「リコーダーの芸術」はマンロウの筆による解説は残すけどハント氏の文章は新たに書く提案をして受け入れてもらう（あんな大変なことになるとは知らずw （つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その5 提案したときはけっこう気楽だったけど調べはじめるとやたら大変なことに気づく。「グリーンスリーヴズ」の曲目解説はまだよかったけどそれでも問題の曲が1つあった。ペジブルのソナタ。これはどう見てもペジブルのぢゃないw（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その6 そもそもペジブルにそんな編成の曲があるなんてどこにも残ってない。で、現在最高の研究者ラソツキ博士にメールすると、なんとそれに関する論文があることを教えてくれる。さすがラソツキ博士！この作品はフィンガーのらしいことがわかる。（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その7 「リコーダーの芸術」の方はマンロウの解説は翻訳すればいいやと思ってたら、これまた様々な文献の引用が言及があってその確認が一次文献や古い論文などで追うのが大変。確認するのに時間がかかりすぎ。（結局、1つ追えない文献が残った）（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その8 ハント氏の文章の代わりのリコーダーの歴史の小文は、最初からわがままとして、現代と日本について記述することを考えていた。特に日本でのリコーダーの普及について書かれていて人目にふれやすい文章ってのがなかったから。（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その9 この文章について分量を約してなかった私は勢いで1万5千字を超えるのを書いてしまった。それもバロック時代以前と以降の割合がほぼ半々という従来のリコーダーについての記述のバランスを大きく破る形で。それくらい現代が重要なので。（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その10 リコーダーについての文章で20世紀以降に3千文字、日本について2千文字程度割いてるのはないと思う。そのかわり締め切りを大幅に破って担当者さんの胃を痛めさせてしまったのは大変申し訳ない。CD発売延期寸前まで行った（ひどい）（つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その11 実は私は今回翻訳や原稿を他の発売タイトルでもやってると思っていたのですよ。ところが他の3タイトルは加筆は少しでほぼ以前の国内盤の流用で、新規にたくさん書くのは私だけだった。それを知らず勘違いして余裕こいてたのよ私（をい （つづく）

糖類の上 @tinouye

デイヴィッド・マンロウCD発売記念、裏話その12 さらに初稿で千文字程度文章を追加した私は鬼畜である。編集会社、校閲さんにも大変迷惑をかけまくり、出張校正までして校了して、無事本日発売され皆様のお手元に届いているわけで、ご迷惑をかけた方々にはお詫びと共に大感謝です！！（おしまい）

XXXXXXXX @khiikiat

どうでもいいけどスカルラッティって元禄時代頃の人なんだな。。

ルッティ @Mimo_Scarlatti

元禄なうみたいな感じですっティξ(´ω`*ξ§