【予定変更】

安田さんのお話
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りえこ @eighter_rieko83

【予定変更】 1 はぁ、明日はやっとお休み。 長かったなぁ……。 リニューアルなんて、誰もが慣れない仕事に右往左往。 おまけに体力使いまくりだし…早く寝て、明日は洗濯しまくって、少しお出かけもしよっかな。 気分転換に美容院とかもいいな。

2016-10-26 23:01:35
りえこ @eighter_rieko83

2 どうせ章大は仕事だし…ひとりで満喫するしかない…。 せめて夜は2人でゆっくりしたいんだけど…今日も遅いのかなぁ…? 待ちぼうけてソファーにゴロンとした。 ──────── 頬に優しい熱を感じた。 あー……いつの間にか寝てたんだ、あたし…。

2016-10-26 23:01:45
りえこ @eighter_rieko83

3 それにしても、お布団があたたかくて、気持ちぃーなー…あれ?でもあたしソファーに……そっか…章大がベッドに連れてってくれたんだ……。 あ……あたしの右手……章大の指に絡まれてる……うれしいな……。 初めに感じた頬の熱は……撫でてくれてるからか……。

2016-10-26 23:01:56
りえこ @eighter_rieko83

4 目を瞑ったまま、自分の状況を把握して、ゆっくりと目を開けた。 「ふふ…おはよ。」 優しい笑顔の彼。 『しょぉた…おはよ…。』 カーテンから漏れる、朝を知らせる光。 めざましの音ではなく、彼の熱とこの柔らかな光で目覚めた幸せ。 「よぉ眠れたぁ?」

2016-10-26 23:02:07
りえこ @eighter_rieko83

5 『ん……すっきりしてる……。』 「良かった…!」 くしゃっと笑って、ゆっくりと抱きしめられる。 さっきまで頬を撫でてた手が、抱きしめたまま今度は頭を撫でる。 あたしも腕を回して、彼に抱きつく。 『もっとギュッとしてぇ…。』 「んー…こーおー…?」

2016-10-26 23:02:22
りえこ @eighter_rieko83

6 『んー……もっとぉ……。』 「えー?んじゃ、こーおー?」 『もっとぉ~。』 「ふはは!おまえ潰れるやぁん。」 『だって…隙間ないくらい、くっつきたいんだもん…。』 「せやったら、隙間なーく、くっついてみるぅ?」 声はふんわり優しいけど、覗き込まれたその顔はニヤリ笑ってる。

2016-10-26 23:03:00
りえこ @eighter_rieko83

7 『……くっついてみる……。』 そういえばしばらくしてない…。 疲れて、泥のように眠ってたから。 「ほんまにえぇの?久しぶりやから、俺、優しゅうできんかもしれんで?」 『それでもいいよ……。』 彼の好きなようにして欲しい…。 少しの間見つめられて、それからキス。

2016-10-26 23:03:05
りえこ @eighter_rieko83

8 すごく優しいのに……息が上がる…。 キスだけなのに…すごく気持ちいい…。 奥が疼いてきて、自ら足を絡めてく。 早く触れて欲しいのに、カラダを優しく撫でるだけで、長く優しいキスは終わらない。 『…ん……しょーた……、』 「んー??」 堪らず名前を呼ぶ。

2016-10-26 23:03:13
りえこ @eighter_rieko83

9 『……早く……、///』 「ふふ…なにぃ?」 わかってるくせに……キスをやめない。 我慢できなくて、彼のに手を伸ばす。 そしたら…それを剥がされて…。 「あかん、今日はおまえの為にすんねんから…。」 そう言って、あっという間に裸にされた。

2016-10-26 23:03:26
りえこ @eighter_rieko83

10 いつもならそうして胸に触れるのに、今日は何故かうつ伏せにされて。 あたしの髪を片方に寄せて、空いた耳の裏を舌でなぞられる。 キス以外の刺激を待っていたカラダは、それだけでも過剰反応。 彼の指先が背中を、触れるか触れないかの程度で触れた。 その後を追うように、舌が動く。

2016-10-26 23:03:42
りえこ @eighter_rieko83

11 ビクビクとカラダが震える。 くすぐったいのに……気持ちいい……。 そのままの体勢で、腰だけを持ち上げられて、膝をたてた。 背中を通った指が、もうすでに溢れてるそこをぬるぬると…じれったい程優しく弄る。 『…はぁっ…んっ…んんっ……、』 思わず漏れた声をシーツに埋める。

2016-10-26 23:03:57
りえこ @eighter_rieko83

12 指はゆるりと動かしながら、背中を這う舌は、時々チュッと音をたてて…。 もどかしいのに、気持ちよくてたまらない…。 あ……イキそう……。 『しょーたっ……も……ダメ……!』 「何回でもイッたらえぇねん……な……?」 耳元でそう言われて…ゆっくり後ろに回る彼。

2016-10-26 23:04:15
りえこ @eighter_rieko83

13 入ってくるのかなって思ったのに…入ってきたのはそれではなくて…さっきまで背中を這ってた舌。 たぶんわざと……音をたてて、そこを怪しく動きまわる。 『あっ…!あっ、だ、めっ……!』 やめるどころか、激しく刺激されて……ビクビクと腰が余韻に震えた…。

2016-10-26 23:04:35
りえこ @eighter_rieko83

14 ようやく動きが止まったと思ったら、腰が抑えられて…後ろから一気に彼が入ってくる。 それまでの優しさが嘘のように、激しくて……さっき迎えたばかりの波が、再びやってくる。 彼の息も上がってる。 後ろからギュッと抱きしめられて、また……舌がチュッと肩に触れた……。

2016-10-26 23:04:51
りえこ @eighter_rieko83

15 ──────── 「大丈夫?疲れてもぉた?」 『ううん…大丈夫…。』 またギュッと抱きついたら、優しく包んでくれる。 「今日どうする?」 『え?どうするって?』 「俺休みやねん♪ずっと一緒におれるで?」 『えっ……!お休みなの……?』 「ふふ、せやで?」

2016-10-26 23:05:04
りえこ @eighter_rieko83

16 パッと少し離れて、くしゃっと笑った彼は、またあたしにキスをした。 予定はキャンセルかな……。 「今日はおまえの思うよーにしよ♪俺ずぅっとそばにおったるから…な?」 pic.twitter.com/gglODMXWyL

2016-10-26 23:05:24
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