桜舞い散る季節に

なな🌹SZ🌹 @kanjanieitoda

1 「ん……」 ゆらゆら揺れて夢心地 でも何かくすぐったい… 「？！」 目を開けて見ると 「ちょっ…すばるっ//」 『シーッ……周りに気づかれんで』 耳元で小声で話すすばるの手は私の服の中ごそごそ動いてる 「こらっ、なにしてんのっ//」 #桜舞い散る季節に

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2 『やって暇やしお前無防備すぎんねん』 「意味わかんな…っ//」 動きは止まることなくブラのホックを外して胸に直に触れる温かい手 「すばるっ…まずいって」 『声我慢すれば大丈夫やって…カーテン閉まってるしバレへんやろ』 なんだその根拠のない自信！ #桜舞い散る季節に

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3 真っ暗な中走る音と周りの人の寝息だけが聞こえる 『おれ我慢の限界』 シャツのボタンを外され露わになった胸に舌を這わせながらもう片方の手がスカートの中へ忍び寄り下着の上から割れ目をなぞる 「んぁっ…//っ、ホントにするの？！」 『止められへん笑』 #桜舞い散る季節に

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4 すばるはお構いなしで周りに気づかれないよう声抑えるのに必死 「ふっ…ん、ぁっ…」 それを面白がってるのかニヤニヤしながら下着をずらし 『お前も準備万端やん笑』 触られて蜜が溢れる中へ指を入れてｸﾁｭｸﾁｭとかき回す 「んんっ…や、ぁ//」 #桜舞い散る季節に

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5 揺れる度に声が漏れそうで気づかれるかもしれないその状況に身体がいつもより悦んでいる 「す、すば…っ…//」 『あかん…』 「え？」 『無意識に誘うなや笑』 「え？誘ってな…//」 誘導されて狭い中すばるの上に跨がる 『いれて』 「え//」 #桜舞い散る季節に

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6 躊躇してると腰を持たれグッと下ろされた 「んっ…ああ…//」 グチュリとすばるのモノを咥えると身体が反応して中を締め付ける 『っ…締めすぎっ』 「やっ…だって、ふっ…ぁんっ//」 そのままゆっくりと腰を前後に動かされて中から蜜が溢れ出す #桜舞い散る季節に

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7 「ふっ…はっ、ぁ…あっ」 大きな声が出そうになってすばるの首に顔埋めて我慢するも 『気持ちええ？笑』 激しく動き出して 「はっ…！んっ//だめっ//んんっ…」 思わず声が出た唇を塞がれて舌がねじ込まれる 「んぅ…んっ…、はっ、…ん//」 #桜舞い散る季節に

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8 静かな中…絡め合う舌と中で繋がる音だけが微かに響いて 「あっ…！すば…るっ、もうっ//」 限界が近づいて一緒に果て 『っ…！は…ぁっ』 ドクドクと中へ注がれる熱い欲 「あ…はぁっ//」 そのまますばるにもたれかかってると 「？！//」 #桜舞い散る季節に

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9 また胸やら全身をさわりだして 「えっ……え？」 中のすばるのモノがまた硬くなって動き出す 『バレへんかったからもっかい笑』 「ちょ…バレてるかもじゃん！」 『どーせ声しか聞かれてへんし…ま、声も聞かせたくないねんけど』 ってキスしながら #桜舞い散る季節に

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10 下から何度も突き上げられて悦ぶ身体は 「んぁ……んんんっ！」 すばるを感じながらまた果て 「もっ……ばかぁ…」 『ええやん…笑』 繋がったまま頭をぽんぽんされて眠気が襲う 「すばる…」 『寝てええで』 その声が心地よくて眠りに落ちた #桜舞い散る季節に

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11 どれくらい時間が経ったのか 「い……おい……起きろ」 また聞こえてきた心地いい声に目が覚める 「もうすぐ着くで…起きろ」 「んー……！！！」 眠気眼にまだ繋がったままな事を思い出して慌ててすばるの膝から降り座席に座る 「やばっ……//」 #桜舞い散る季節に

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12 服も直して髪も整えて何事もなかったかのように 「もう着くね……」 『せやな』 窓のカーテンを開けると朝日が眩しく照らし 「わぁっ！見てっっ」 袖を引っ張ると後ろから覆い被さって外を見るすばる 『ん？…ああ……綺麗やな』 「うん…」 #桜舞い散る季節に

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13 「今年も綺麗だね」 『……』 何も言わないかわりにぎゅっと抱きしめるすばる ２人の見つめる先には河辺に咲く桜 「ねぇ…また……」 すばるの方を向いた瞬間キキーっと音がして止まった 「………」 『………』 “本日もご利用いただき～” #桜舞い散る季節に

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14 到着したことを告げる車内アナウンスが流れる 『このまま……』 「さ！降りよっか！」 反対側のカーテンを開けて座席を立ちバスを降りる 「……すばる？」 『…ん？』 「ジロジロ見られたけど…やっぱ気づいてる人いたよきっと！」 『そっか？笑』 #桜舞い散る季節に

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15 『ま、二度と会わへん奴らやからええやろ別に笑』 「そーゆー問題じゃっ…わっ」 少し歩いた所で急に引き寄せられふわっとすばるの匂いがして抱きしめられる 「………」 『……また桜が咲いたら』 「……迎えに来てね？」 『ああ……』 「じゃ…」 #桜舞い散る季節に

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16 ＿＿＿＿＿＿＿＿ 毎年春になると夜行バスを予約する 「あっ、すばるっ！こっち！！」 あいつを連れて帰るため 「会いたかったー」 そしてまた戻るため 「へへっ…」 無邪気に抱きついてきて 平気で俺の心をさらってく 「一年ぶりの大阪だね」 #桜舞い散る季節に

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17 この時期になると帰省するこいつと一緒に俺も帰って地元で一週間２人だけの時間を過ごす 「すばる……」 甘く囁く誘惑に酔いしれて 「もっと…//」 ずっと求め合う 『っ……、』 逃げないように 逃げてかないように でもあっという間に時間は過ぎ #桜舞い散る季節に

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18 また来た道を戻るため夜行バスに乗る 「……」 『……』 無言のまま時間は過ぎて気づけば隣で寝息をたてて寝てる 『……ふっ』 頬を触っても起きないから襲ってみるとやっと起きて焦ってる その姿がもっと見たいから もっと触れたいから襲う #桜舞い散る季節に

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19 カーテンのすぐ向こうには見知らぬ奴らが寝てるけどそんなん知らん 「すばっ…//」 もっともっとふれてたい ずっとこのまま一緒におれればええのに……そばに……何度そう思ったことか でもそう思ってんのはいつも俺だけで 「さ！降りよっか！」 #桜舞い散る季節に

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20 俺を見上げて 「…迎えに来てね？」 『ああ…』 「じゃ…」 そう言って桜が咲き乱れる河辺を歩いていくあいつは 俺の親友 横山裕と結婚した 桜舞い散る季節にだけ会える 蝶のように綺麗に舞い 惑わせ去っていく おれの愛しい人＿＿＿＿＿ #桜舞い散る季節に

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桜舞い散る季節に あなたと… いたい……… pic.twitter.com/P1XuU4TfyP

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1 いつからやったけ… 「じゃあいってきます…」 よそよそしくなって 『ああ…気いつけてな』 違う方ばかり見てる… 毎年この時期になると実家へ帰る 俺はそれを見送る 一緒には帰らへん いや………帰られへん せっかく手に入れたのにな…… #桜舞い散る季節に

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2 出逢ったのは大学2年の春＿＿ 「初めまして」 『どーも…』 サークル仲間の友達やった 陽気な彼女は 人見知りな俺のテリトリーに グイグイ入ってきて 気がつけば好きになってた 『なぁ…付き合うて』 「え？」 『好きやねん』 「横山くん…」 #桜舞い散る季節に

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3 『あかん？』 「……ごめんね好きな人がいるの」 『そ……か…』 「でも！友達でいようね…」 その時は知らなかった その相手が俺の親友やったって… しばらくしてそれに気づいて 俺は協力するふりをして 『すばる好きな子おんねんて』 嘘をついた #桜舞い散る季節に

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4 「え……」 『今付き合うてる』 ほんまはすばるも好きやったのに 取られたくなくて… すばるを好きだと言う子を紹介して すばるには 彼女は他に好きな奴がいる と嘘をついて ２人を遠ざけた……… それから徐々に…時間をかけて 彼女を振り向かせた #桜舞い散る季節に