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FunkySeahorse
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以下、ヘイトスピーチをHS、ヘイトクライムをHCと表記することがある。
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日本の反差別運動は特殊である。「差別はマジョリティからマイノリティへ向かうもの」という定義を絶対視し疑わない点において、である。 このような定義を含むHS法は世界中のどこにも確認できないことからも、彼らの異常さが分かるだろう。
2016-11-19 12:59:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「ヤンキーゴーホーム」「ジャップオス」を正当化するなど、彼らはこの定義を用いることで自分たちの都合のいいように物事を解釈する。 誤った論理に基づいた誤った運動は、大衆の理解を得られず成功することはない。
2016-11-19 13:00:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
さて、「差別はマジョリティからマイノリティへ向かうもの」という定義の由来はどこか。これはおそらく下の図であろう。 pic.twitter.com/vkIF0tXNYu
2016-11-19 13:01:29![](https://pbs.twimg.com/media/CxmMfoDVQAAXweJ.jpg:medium)
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この概念図は、元しばき隊・現C.R.A.C.の野間易通氏がヘイトスピーチの説明の際に好んで用いているものである。 pic.twitter.com/MUMDqfRWkX
2016-11-19 13:02:08![](https://pbs.twimg.com/media/CxmMoqAUcAAB65G.jpg:medium)
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彼はまた、2010年2月25日tumblr・mixiにて、「差別は常にマジョリティからマイノリティに向かうものであり、その逆は不可能である」と述べている。 pic.twitter.com/pxmdFWW9Nk
2016-11-19 13:05:23![](https://pbs.twimg.com/media/CxmNXgWUoAA2HmW.jpg:medium)
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同様に、2015年12月24日ツイッターにおいても「マジョリティ差別は架空である」と述べている。 twitter.com/kdxn/status/67… pic.twitter.com/i45NIgGAc0
2016-11-19 13:06:14![](https://pbs.twimg.com/media/CxmNla4UsAA36ID.jpg:medium)
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彼のこのような言動により、概念図とともに「差別はマジョリティからマイノリティへ向かうもの」という定義が反差別運動で用いられるようになった。
2016-11-19 13:06:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
20150922のりこえねっとTV【完全版】「ナベセンの『道徳』の時間だよっ! とりま、差別ってなんだ?!」T-ns SOWL×渡辺雅之 youtu.be/_-szo-RUYo4?t=…
2016-11-19 13:06:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
野間易通氏の定義の根拠は何だろうか。 それは、日本におけるHS研究の第一人者である師岡康子氏の著書「ヘイト・スピーチとは何か」(岩波書店)である。
2016-11-19 13:07:25「ヘイト・スピーチとは、広義では、人種、民族、国籍、性などの属性を有するマイノリティの集団もしくは個人に対し、その属性を理由とする差別的表現であり、その中核にある本質的な部分は、マイノリティに対する『差別、敵意又は暴力の煽動』(自由権規約二十条)、『差別のあらゆる煽動』(人種差別撤廃条約四条本文)であり、表現による暴力、攻撃、迫害である。」
師岡康子「ヘイト・スピーチとは何か」48頁
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いま我々の最大の関心は、「マイノリティの定義とは何か」である。 師岡氏によれば、「非支配的な立場にあること」が最も重要な要素であるという。
2016-11-19 13:08:51「なお、『マイノリティ』の国際人権法上確立した定義はないが、国連人権小委員会に任命された特別報告官のカポトルティが一九七七年に提出した報告書『民族的、宗教的、言語的マイノリティに属する者の権利に関する研究』の次の定義が議論の土台となっている。
①一国においてその他の住民より数的に劣勢な集団で、
②非支配的な立場にあり、
③その構成員は当該国の国民であるが、
④国民の残りの人たちと異なった民族的、宗教的または言語的特徴を有し、かつ
⑤自己の文化、伝統、宗教または言語的特徴を保持していることに対して、連帯意識を黙示的であるにせよ示しているもの、
である。これらの五つの要素のうち、②が最も重要な要素とされ、③の国籍については、一九九四年の自由権規約委員会の一般的意見二三などにより不要とされている。①の要否については争いがあるが、必要とするのが通説で、日本語では『少数者集団』とも表現される。本書では原則として①②④⑤の要素をもってマイノリティとする。なお、マイノリティの定義については、各国がその実情に合わせて定義し、また公的に認定している。
このような定義から、例えば日本における米兵は、②の要件を満たさないのでマイノリティとはいえず、米兵に対する非難はヘイト・スピーチにはあたらない。」
師岡康子「ヘイト・スピーチとは何か」40頁
師岡定義の誤り
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まず「マイノリティの定義」についてだが、師岡氏の定義に従えばルワンダのツチ族は「マイノリティ」とは認められない。 なぜならツチ族は少数ながら支配階級にあり、この点は「マイノリティの定義」の最重要な要件②を満たさないからである。
2016-11-19 13:11:53![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ところが、実際にはフツ族からツチ族への差別・虐殺煽動はHSであると認定されている。 国連のルワンダ国際戦犯法廷(ICTR)からのレポート・C.R.A.C.の動画・辛淑玉さんの動画などから明らかである。 pic.twitter.com/4pywDT30Z3
2016-11-19 13:12:34![](https://pbs.twimg.com/media/CxmPCHAVQAAdkCW.jpg:medium)
Appeals Chamber Concludes Hearing in the Media Case
http://unictr.unmict.org/en/news/appeals-chamber-concludes-hearing-media-case