- yuuyake_kinngyo
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「これを」 僕の隣に並んでいた女の子が、手に持った箱を係の人に手渡した。「規則ですので中身の確認をさせてもらいます」 係の女の人は箱の中身を確認した。横から中身を覗くとどうやら…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:誰かと熱帯魚 制限時間:15分
2015-06-21 22:00:43「このアキっていうのがかわいいんだよ」 彼はマウスをぐりぐりと動かしながら興奮した様子で言った。 画面にはいくつかの3Dの美少女キャラクターがリストアップされている。その中の…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:マイナーな馬鹿 制限時間:15分
2015-06-21 22:27:52アスファルトの濡れたにおいがした。 すん、と鼻が勝手に鳴る。 顔を左右に振ると、打ち水をしているおばさんと目が合った。気の良さそうなおばさんは、ぺこりとわたしに会釈した。名前…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:思い出の悪魔 制限時間:15分
2015-06-23 03:45:59一年とちょっと前、ぼくらの世界は崩壊した。 家と学校と友達と行くゲーセンがぼくの世界の全てだったのだけど、その全てがなくなってしまった。東京のビル群はボロボロになり、規則正しく生…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:汚い嘔吐 制限時間:15分
2015-06-23 19:42:32ぞる、と何かが足の下で蠢いたのが、ブーツ越しに伝わった。 この先に踏み入れるのは危険だと、冒険者としての勘がざわついている。 おれは一歩後ずさり、呪文を唱える。おれの頭上…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:アブノーマルな床 制限時間:15分
2015-06-24 08:56:53わたしには好きな人がいます。 物心ついたときから隣にいて、ずっと一緒にこの世界を生きてきた人です。 彼のことは全てが好きなのですが、なにが一番好きかと言うと、困った顔で笑ったと…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:最弱の嫉妬 制限時間:15分
2015-06-25 19:59:5815分:なんやこのお題…… 13分:とっかかりはできた 11分:意外と進むやんけ 08分:オチ……オチ…… 05分:いけるやん! 03分:まだ時間あるし 01分:足りない足りない 30秒:ああああああああああああ
2015-06-25 20:43:50「なんとか台風は避けられたようだね」 落ち着いた声音で十ノ瀬は言った。しかし、雨に当たったセーラー服が張り付いている肩は小刻みに上下している。おれはため息をついて、骨がバキバキに折…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:免れた嵐 制限時間:30分
2015-06-25 21:23:37「おはよう! ゆうちゃん!」 騒々しい声で俺は叩き起こされた。寝ぼけた頭で、幼なじみの遥の声だと思い至る。こいつはときどきこうやって俺のことを起こしに来る。ときどきというのは、俺は…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:つらい俺 制限時間:15分
2015-06-26 21:06:04「ねえ、今日の夜、ひま?」 彼女は唐突に言った。ぼくは少し警戒しつつ、ひまだけど、と返す。「じゃあさ、九時にいつものとこに集合ね。持ち物は特にないけど、飲み物くらいはあった方が…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:ぐふふ、宇宙 制限時間:15分
2015-06-27 13:20:52「モニターを見てください」 彼女に言われてモニターを見る。黒い画面の中央には真っ白な光点が表示されている。「あれは今から二百三十年前の映像です」 画面が拡大され、土色の惑星が中央…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:燃える故郷 制限時間:15分
2015-06-28 21:36:09こいつは敵だ、とわたしの直感が告げている。 桜色のカーディガンに、水色のロングスカート。髪型は長い黒髪を二つにまとめたおさげのような格好。 完全に目立たないように意識した…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:フォロワーの事故 制限時間:15分
2015-06-28 22:00:39「あの人でなくてよかったのですか?」「まあ、ね」 彼女はいわゆるクローン人間というやつだった。 ぼくの両親はそういう研究をしていて、彼女のもとになった人の両親もそうだった。 ぼくら…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:バイオ宴 制限時間:15分
2015-06-28 22:57:52人の記憶は曖昧なものだ。「私ね、人を殺したことがあるの」 わたしは彼女の唐突な告白を聞きながらそんなことを思っていた。 思い出すのは弟の小さかった頃だ。あいつはよく嘘をついた…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:思い出の殺人 制限時間:15分
2015-06-30 00:01:33「ようこそ、百年後の世界へ」 眩しい光に目をくらませ、周囲の状況を理解できないなか、唐突に女がそう言った。 女の歳はおれと近いだろう。服装は白衣とその下に制服のようなブレ…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:100のユートピア 制限時間:15分
2015-06-30 21:11:18反省点として、最初に思いついたやつでいかなかったこと、書き出すまでの時間が長かったのに複雑に要素を入れてしまったこと、全体が長かったこと、描写に気を取られすぎたこと、とかだろうか。
2015-06-30 21:16:39ぼくの脇腹には目立たないけど小さな傷跡がある。「おはよう」 電車を降りた途端、ぼくはホームで待っていた女の子に声をかけられた。 彼女はぼくの近所に住んでいて、子供の頃はよく一緒…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:気高い喪失 制限時間:15分
2015-06-30 21:36:50「あつぅい……」 お嬢様ははしたなくこたつに顎を乗せ、汗だくの様子で言った。長い黒髪の一部が汗で額や頬に張り付いている。 ぼくの父はこの屋敷の持ち主であるご当主様に昔から雇われて…続き→ sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=3… #即興小説 お題:暑いお嬢様 制限時間:15分
2015-07-01 10:16:10