物書きだけど、ラノベ書くのそっちのけでガチで婚活してみた。 ~お見合いハイキング編~
- akegarasusarasa
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婚活まとめになってからサムネイラストがないので、交代で色んな人にお願いすることにしました(ネタ切れになったら使いまわしします)。今回のイラストは千代田さんが描いてくれました。こいつ、なんで傷だらけやねん! とかツッコミどころ満載w p.twipple.jp/wFzdD
2016-11-24 21:39:18千代田さんのpixivページはこちら⇓
http://www.pixiv.net/member.php?id=15152328
Twitter小説 婚活まとめ、新しい話、はじめるよー。 今回は気になると最初にいわれていたコレ。でも、たいした話じゃないので、書いてみると大変だったー。 婚活まとめ 「バットマン・アーカムシティみたいだったお見合いハイキング」編
2016-11-24 20:49:15 我ながら今回も長いです。
なお、次回からも長いです。
【前回までのあらすじ】 オタ物書きの私は合コンを繰り返すが、一般女性に馴染めない。 婚活アプリ「ペアーズ」で出会った二次BL同人作家の貴腐人(本人命名)嬢と現在進行形だが……それはまだまだ先の話で。 togetter.com/li/1041953
2016-11-24 20:49:50皆さんは「バットマン・アーカムシティ」というゲームをご存知でしょうか? YouTubeなどで検索していただければ、プレイ動画が落ちているので、どういったゲームなのかすぐにわかるでしょう。 その名の通り、バットマンを操作して遊ぶゲーム。
2016-11-24 20:51:23舞台となる「アーカムシティ」は、バットマンの住むゴッサムシティのスラム街の一部を閉鎖し、凶悪犯ばかりの刑務所にした場所で、凶悪犯達がウロウロしている。 まぁ、「北斗の拳」や映画「マッドマックス」に出てくる「ヒヤッハー」なゴロツキ連中な世界観をイメージしていただければわかり易い。
2016-11-24 20:51:35で、私が参加した、某県の地方自治体が主催するお見合いハイキングがこの「アーカムシティ」そっくりの光景でした。 前述の通り、数をこなしても成果が出ない合コン。 そんなとき、某県の地方自治体が主催するお見合いハイキングのチラシを友人が持ってきました。 お見合いハイキングのプログラム
2016-11-24 20:52:52①高原のロッジに朝、集合。 ↓ ②徒歩、一時間半程度で往復できる山頂へとハイキング。 ・風光明媚な景色を堪能し、途中、ガイドが高原の動植物を紹介。 ↓
2016-11-24 20:54:33③ロッジに戻って、昼食のカレー作り。 ・男女混合の幾つかの班に分かれる。 ・一人一品、カレーに入れる材料を持参。 ↓ ④昼食後、フリータイム ・好きな人と存分に会話ができる。 ・会話後、メモが配られ、気に入った人の名を記入。 ↓
2016-11-24 20:55:22⑤結果発表 ・お互いの名前が一致している男女のみ読み上げられ、カップル成立。 ・成立しなくても連絡先を渡すぐらいはできる。 ↓ ⑥現地解散
2016-11-24 20:56:03「お見合いハイキング」というとアウトドアの解放感とギャグっぽさがあって、遠方での開催ではありましたが、行き易い気がしました。 季節は十月なのに、会場となったロッジは山奥で、クソ寒かったです。めっさ薄着で行ったので、山、クソ舐めてた。
2016-11-24 20:57:01それはともかく、体育会系の友人二人と参加したのですが、到着すると、すでに参加者らしき人々がスタンバっていました。 男性も女性も本気と目されている人々は一人参加です。 よくこういうのに「一人で参加するのは怖い」といっている女子が多いです。
2016-11-24 20:59:23が、友達と参加すると優良株の奪い合いになるんで、やはり本気の人は一人で参加するんだろうな、と思いました。 また、実業家風のセレブっぽい男性も少数、いました。 別に高級スーツで参加しているわけではないのですが、アウトドアブランドって何気にちゃんとしたとこのを買うと高い。
2016-11-24 21:00:09そのため、服装だけでもセレブ臭をプンプン発していました。 ロビーをうろついたところ、早速、私好みの多部未華子ちゃん似の山ガールを「猛禽類の剥製コーナー」で発見しました(多部ちゃんの平安美人っぽいところがいい)。 ここは猛禽トークをくり広げて親しくなるしかありません!
2016-11-24 21:00:57「ヤッホー、フクロウ好き?」 と、アメリカンな感じで口を開こうとしたとき、戦慄が走りました。 入り口の方からヤンキーの集団が近づいてきたのです。 年の頃は二十歳前後でしょうか? 一瞬で、ヤバそうな奴らだとわかりました。 黒で統一された服装はあきらかにカラーギャングのそれ。
2016-11-24 21:01:47腐りきったドブ川色の眼、覇王色のようなオーラが一人一人から出ていました。 「あ、あきらかに、『闇金ウシジマくん』レベルだと……!?」 恐怖を感じたのは、他の参加者達も一緒です。男女参加者はモチロン、案内係の役場職員らしき人達までが一斉にビクッ! と震えていました。
2016-11-24 21:02:19「ヒャッハーーーーーーーー!」 彼らは開口一番、いいました。 「ヒャッハーーーーーーーー!」 と。 今ではもう、「北斗の拳 イチゴ味」ですら聞くことがなくなった台詞でした。 焦点の合ってない瞳は、あきらかに合法ドラッグではない種類のドラッグをキメてそうなテンション。
2016-11-24 21:03:31……たぶんLSDレベルとみました。 第一印象で、彼らとは一切の人語によるコミュニケーションが不可能に思えました。 それは、ガタイがいいとか、ベトナム帰還兵みたいな眼をしているとか、「殴られそうだ」とか、そういう単純な暴力に対する恐怖ではありませんでした。
2016-11-24 21:04:17「ハイエース(※)で拉致られそう」 というのが、第一印象でした。 (※)ワンボックスカー。ロリコン用語でもある。 頭からビニール袋をかぶせられ、裸に剥かれ、ありとあらゆる暴力の果てに山林か河川敷に捨てられそうな怖さです。
2016-11-24 21:05:12しかし何故、お見合いハイキングなどという日和ったイベントに、こんな「スーサイドスクワット」からハーレクインを引いたような人々があらわれてしまったのでしょう? 落とし穴は二つありました。 一つは、おそらく、この婚活ハイキングの申込書に「年収」の欄がなかったことです。
2016-11-24 21:06:33ゲスい話、この手のイベントの参加申込書には普通、「年収」の欄があります。きちんとしたところでは、収入証明書の提出が必要になる場合もあり、私のような自由業のクズや、イリーガル属性の人には来にくい仕組みになっております。 中には高収入のエリートヤンキーもいるでしょうが。
2016-11-24 21:07:57たいていのヤンキーなら「これが俺の収入証明書だぜ! ヒャッハーーーー!」とバタフライナイフで申込書に突き刺しそうなイメージがあります(カッコいい)。 おそらくは第一回開催でしたので、主催者側が抜けていたのでしょう。
2016-11-24 21:08:38もう一つの落とし穴は、ヤンキー達が主催者側の一人と友達のようだったことでした。もしかしたら、わざわざ、彼らを誘ったのかも知れません。 何故、地方自治体が婚活イベントにヤンキーを呼ぶのか? それは、この手のイベントが地域の青年団など、一般の有志達の協力も得ていることです。
2016-11-24 21:10:09おそらく、集客に不安を感じたそうした民間の協力者の一人が後輩にあたる若者達……ヤンキー軍団に「女と出会えるよ」的な感じで声をかけたのではないでしょうか?(推測)ヤンキーも状況がよくわからなくて来てしまっているので、同情に値いします。
2016-11-24 21:13:23