- eitototo888
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① 私の前の席の大倉君は授業中よく寝る 自分がデカイ図体しているの分かってないの? バレバレなのによく寝る 今は英語Rの授業中で 音読が順番に回ってきている やばい…もうすぐ大倉君の番なんだけど 指でツンツンするも全然起きない もう一度ツンツン 起きない
2016-10-29 21:09:33② やばい…あと、三人なんだけど… 今度は指じゃなくて、手の平で揺する 起きて!起きて!! 全然起きない… お昼の後の授業だから? やばい、あと二人… もう!起きろ!!大倉!! 足で大倉くんの椅子をエイッと蹴りあげた 『おっわ!!!』 教室に響く大倉くんの声
2016-10-29 21:09:52③ 《大倉…後で、職員室、な》 『…うっす…』 あちゃーーやっちまった!! 大倉君が私をジトっとした目で見てきた ごめん、ごめん!とポーズをするも ぷいっとして前を見た 《大倉は二人分の文読むように》 『えー、職員室呼ばれた上にこれもなん?』 《お前が悪い》
2016-10-29 21:10:19④ 大倉君はブツブツいいながら、読み始めた 『失礼しましたぁ』 放課後、頭を書きながら職員室から出てくる大倉君の姿が 『あ!お前!』 私は大倉君に腕を掴まれた 『なぁ、少しは責任感じひん?』 「少しはね…でも!大倉君が爆睡しているのが悪いんでしょ!」
2016-10-29 21:10:30⑤ 『起こし方ってのがあるやろ!』 「最初は優しくツンツンして起こしてました!!」 『やからって、椅子を蹴るなんてあかんやろ!』 「起きないのが悪い!!」 廊下で口喧嘩 大倉君の手が伸びてきて 肩に腕を回され連れられる 『むっちゃ課題だされたから、付き合うてやー』
2016-10-29 21:10:48⑥ 「ちょっ…!」 『どうせ暇やろ?いくで?』 教室について、カバンを用意し始める大倉君 え?あれ?課題やらないの? 『はよ、用意して?』 「え?帰るの?」 『俺んち行くの。学校だとヤル気でーへん』 ニヤリと笑いながら、私のカバンを持って教室を出ていく
2016-10-29 21:11:02⑦ 家について、大倉君の部屋で 「ちょっ…大倉くっ…!課だ、い、」 『ん?』 「ダメッ、課だんーんん!」 『こっちの課題終わらしてから♡』 「なんのっ…!」 『保健体育♡』 「そんなん出てなっ…!!」 って、ベッドに押し倒されて、私の知らない課題が始まって…
2016-10-29 21:11:23⑧ 『せっま…お前、これ…』 「あっん、いっや…な、にっ///」 『…んっふ、かわええ♡』 「ふぁっ、ば、かぁ//」 もちろん、全然ついていけない課題で 『これは、補講せんとあかんな』 「っー!!ばかぁ///」 『よぉ覚えてや?』 落第点でした
2016-10-29 21:11:34⑨ 《大倉!課題提出!今日までって言うたやろ!?》 授業終わりに、先生が大倉君に声をかけた 『先生ぇ!あんなん1日でなんて無理やって…明日か明後日にはだしまーす!』 《あ、こら!大倉!!》 大倉君は先生の言葉を無視して、私の腕を掴み 『準備できた?いこか?』 「え?」
2016-10-29 21:11:45⑩ 『え?ちゃうよw課題終わってないねん』 「そりゃ…」 そりゃ、あんだけずっとシテいたら終わらないよ って声が出そうになるのを慌ててとめて… 昨日の事を思い出して顔が熱くなっていると 『お前の補講もあるし♡』 って、耳元で囁かれた
2016-10-29 21:11:54⑪ もう二度と 椅子を蹴って起こさないって心に誓う 『あ、補講の後には試験もあるで♡俺の試験は難しいから覚悟してな♡』 ぎゃひ…!! おしまい♡ pic.twitter.com/jXuDlXICWj
2016-10-29 21:12:10