あまいわな

あみ @ami_qitt25

1 ソファに座って携帯を見つめてる 周りに誰も居ない... 声を掛けるのを躊躇って居ると 『いつまで様子伺っとんの？』 「え、、」 『分かっとる… 声掛けへん方がええと思っとるんやろ？』 「そんな事...」 #あまいわな

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2 本当はその通りで、でも仕事だから掛けない訳にはいかなくて... 『誰が来てくれたら良かったのにな、、残念やな』 淡々と話してるけれど、一切こちらを 見ない 《ん？どないしたん？中入り》 「あ、はい...」 #あまいわな

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3 後ろから声を掛けられ、横にズレて声を掛けて来た丸山さんを中に入れてから 息をそっと吐いて後ろから続いて入る 《なんか、顔色悪ない？大丈夫か？》 「あ、はい、大丈夫です」 俯き、手帳に視線を走らせて... 「あのぉ、横山さん...移動になります」 #あまいわな

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4 『ああ、判った…もう、行くん？』 「あ、はい...車下に待機してます」 『はいよ、じゃ、丸またな』 そう言うとカバンを掴み立ち上がり あたしの横を通り過ぎながら 『マイナス1...』 呟いて部屋を出ていった ブルッと身体が震え... #あまいわな

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5 《ん？風邪ちゃうの？》 と、覗き込む様に丸山さんがおでこを 触って来たから、慌ててその手から逃げ 「大丈夫ですから、、 ご心配お掛けしてすみません」 頭を下げて部屋を出る... 周りを見渡して、ホッと息を吐き 「良かった、、居なかった...」 #あまいわな

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6 呟いた瞬間 『誰が居らへんの？』 角から彼...横山さんが、、 皮肉な笑みであたしを見ながら 「あ、いえ...別に、、」 『まあ、ええけど... いつもの場所で待ってるわ』 #あまいわな

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7 そう言って開いたエレベーターに乗り 『じゃ、後で』 満面の笑みを残して扉が閉まった #あまいわな pic.twitter.com/osCWUQLUL5

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8 彼と初めて会ったのはあたしがこの仕事に着いて暫くしてから 上司に呼ばれて次に付くグループの ツアー前の決起集会だと言われ... 実際はただの宴会 まあ、こう言うのもスタッフとの親睦を図る上では大切なのは前の職場で実践 済みだから #あまいわな

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9 素直に顔をだして... アイドルのグループなんて聞いて無い、、ワイワイと関西弁で話しながら 飲んでる人達の中に入るのはなかなか 勇気が必要で誰かがここ空いてるで... って声を掛けてくれたから、、 座った席の隣に居たのが 彼...横山裕さん #あまいわな

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10 「すみません...」 『いや、ええよ…新しい人なん？』 「あ、はい...今回から入ります、 よろしくお願いします」 『あ、こちらこそよろしく』 そんなやり取りをして、、 暫くするとグラスは空になる事が無い ぐらい次々注がれ #あまいわな

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11 気がついた時には酔いが回って... 誰かが具合い悪そうやから休ませて来ると言って居て... 誰の事だろうって、、ぼんやりしながら 次に気がついた時には...ベッドの中で、、 「...、、ここって、、」 『ん？、目醒めた？』 「あ、はい...」 #あまいわな

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12 状況を把握するのに… 身体に掛けてあった布団の下は 「なんで...」 裸？ 『ん、、具合い悪いってだから傍に 居ってて言ったん覚えてへん？』 血の気が引いた... 酔ったとはいえそんな事言ったなんて #あまいわな

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13 『部屋だけ取って、寝かせて帰ろうとしたら、自分から服脱いで... まあ、誘われた、ってヤツやけど… 俺やって男やからな』 そう言う横山さんも裸で肘を付いて あたしを見ている 「...、、」 #あまいわな pic.twitter.com/EisrZPJEK3

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14 それ以上弁解も言い訳も出来ず黙り込むと 『嘘やと思っとる？』 「...いえ、、」 『嘘は付かへんよ…』 「...はい、、」 『やっとる時は大胆やったのにな』 クククッと笑うと 『良かったで』 「良かったって...」 『お前、、』 #あまいわな

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15 ニヤニヤと笑みを浮かべながら 『時々やろうや、嫌や無いやろ？ もっとぉ、、って、離れへんかったやん』 嘘...そんな事したの 『まぁ、スタッフなんやからいつでも会えるしな』 良くTVで見る様な笑顔は話してる内容とのギャップに頭がクラクラして来た #あまいわな

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16 『遅かったやん』 部屋に入るなり背中を向けたままの 彼の一言 「すみません、仕事が終わらなくて」 『言い訳はええよ』 立ち上がるとあたしの傍に来て腕を掴むと引き寄せる 「あっ、待って、シャワー」 #あまいわな

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17 全て言い終わる前に唇が重なり 強引に舌が唇を割って中に入り口内を 彷徨う 「んっ、、」 時折離れると声が漏れ、 その度にあたしを抱き締める腕に力が入る 唇が離れ見下ろして 『物欲しそうやん、、 そんな顔して嫌言うても説得力無いし...』 #あまいわな

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18 皮肉な笑いを浮かべながらあたしを寝室に引き摺る様に... 「やっ、、」 『嘘つき...直ぐもっと、って言うやん』 ベッドに投げ出されて跨ると急に 真面目な顔で 『ほんまに仕事やったん？』 「え？」 #あまいわな

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19 『来たくなくて遅なったんとちゃうの？』 「そんな事...」 『無いわな』 ジーンズの釦を片手で外して下着の中に手を差し込み秘部を弄る 「んぁっ」 『これやもんな』 目の前に差し出された指はあたしの 蜜で濡れて、、 #あまいわな

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20 それを態と舌を這わせて舐めとると 『なんもしとらんのに... それとも誰かとなんかして来たん？』 「やァ...」 顔を逸らすあたしの両頬を掴み真っ直ぐ 視線を絡ませる 『まあ、ええけど、、お前が誰とどうしょうと...』 #あまいわな

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21 不意に突き放す様に言い放ち 履いてたジーンズを脚から抜き取ると 「んっ、、ああっ、、」 何も言わずに自身を埋め込み あたしにお構いなく腰を振る 嫌な筈なのに... 無意識に手を伸ばし彼の手がそれを掴み指が絡む #あまいわな

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22 「んぁっ...はぁっ、、」 喉を仰け反らし彼を締め付ける 『...ん、、』 短く声を発し彼が中から出て行き太股に 欲を吐き出し、手早く処理をすると あたしの身体から離れてバスルームに 消えてく... #あまいわな

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23 『新しいスタッフ？』 親睦会という名の飲み会.. こうゆうんは苦手やけど顔ださな今後のツアーの問題もあるしな 「あ、はい...宜しく御願いします」 誰かに声を掛けられ俺の隣の空いた席に座った彼女は少し俯きがちに挨拶をして手渡されたグラスを口に運んだ #あまいわな

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24 どのぐらいしたんやろ...隣を見たら 『酔っとる？大丈夫か？』 真っ赤な顔して継ぎ足されるグラスを 頑張って空けようとしとるけど、、 無理やろ、どう見ても限界やもん 話し掛けた瞬間ふらぁっと俺に凭れ掛かり 「...だめ、、」 #あまいわな

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25 呟きながら上目遣いで見上げるから 『ちょ、、休ませて来るわ』 近くのスタッフに声を掛けて彼女を 支えて会場を後にする エレベーターの中... 『まだ、立ってられそう？ あかんかったら言いや』 肩を支えて壁に寄り掛かる 「...横山、さん？」 #あまいわな