現代俳句史のための材料集め

青木亮人さんがえらい作業をしなければならないようです。
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関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 対談でやりあったということでは最近の『俳句』で、兜太が大嶺あきらに、あんたの震災作品は一句しかなくてしかも全然ダメと真っ向から否定したってのがありましたが。

2016-12-05 21:58:34
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

「俳句空間」は1993年頃まで続いて、平成年間初頭は「夏至」が出ていた。千葉皓史、中田剛、大木あまり、長谷川櫂が黙々と句を発表していて面白い。総合誌云々とは別のところで彼らなりに切磋琢磨して句を磨いている観もあって。それにこの頃の長谷川櫂の句は薄気味悪い。妙な闇が漂っている感が。

2016-12-05 21:58:51
四ッ谷龍 @leplusvert

@Seki_Etsushi @k551_jupiter うん、集団や流派を作ることが俳句の運動だという先入観がずっとあって(今でもあるけど)、そういうものに同調しない人間は時代を作れない作家だという旧式の概念が支配していた時期だと言えるでしょうね。

2016-12-05 22:00:15
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter あと『俳句』の鼎談合評欄だったかに今井聖さんと本井英さんが並んでいた時期が7,8前くらいにあってこれは噛み合わなかったという話を聞いたことが。

2016-12-05 22:02:24
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@leplusvert @Seki_Etsushi なるほど。総合俳誌の完全な失調、各結社の自足、また各協会が組織として発展し続ける…1990年代以降は従来の俳壇構造が洗練&強固になり、でも才能や各個人の作品はそれとは別にあって、という感じでしょうか。少し分かってきました。

2016-12-05 22:06:10
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

四ッ谷さんと関さんのお話を聞いていると、時代の見取図としては90年代的な総合俳誌・協会・各結社等の俳壇=大きな物語が過去の幽霊と一緒に浮遊しつつ洗練されて、でもそれと「俳句」は別にあって、という状況を可視化したのがインターネットで、2000年以降、となるのかなあ。

2016-12-05 22:11:14
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

理由も根拠もすでに分からなくなりながら商業的かつ存在意義的に生き続ける総合誌・協会・各結社=大きな物語。それらと無関係にテロのように現れては消える個々の才能。でもそれが大きな物語に一飛びに取りこまれて、というのがネット出現後、とすれば、90年代末のセカイ系と一脈通じますねw

2016-12-05 22:16:01
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 可視化されたのか何なのか。私、週刊俳句以前のネットと俳句の相関状況って全然知らないので、パソ通時代からやっていた人とかからどう見えるのか何とも。「インターネット俳句協会」ってありましたけど全然機能してなかったようだし。

2016-12-05 22:16:15
四ッ谷龍 @leplusvert

@k551_jupiter インターネットの発生はほんとうに大きいと思いますね。それ以前は、とくに東京では結社を横断した交流は少なかった。1987年の「むしめがね」創刊号で、「新しい俳句の発生には新しいメディアが不可欠」と書いたんですけど、そのとおりになったなあと。

2016-12-05 22:18:05
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 『現代俳句ニューウェイヴ』(たしか90年)みたいなアンソロジーがあったり、小川軽舟さんが昭和30年世代って世代論を提示したり、ところどころ統合的な動きはあったのですけどね。

2016-12-05 22:20:35
関悦史 @Seki_Etsushi

@leplusvert @k551_jupiter SNSの登場が大きかったですね。名前しか知らない人と異様に連絡取りやすくなった。

2016-12-05 22:22:54
四ッ谷龍 @leplusvert

@Seki_Etsushi @k551_jupiter ほんとうにね。むかしは、どこにどんな作家がいるか総合誌以外の場所ではぜんぜんわからなかったのが、個人的に「アイツはデキルな」みたいな目星がつけやすくなった。SNSのコメント見てるだけでその人の器が見えるときもあるし。

2016-12-05 22:25:49
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

で、俳句甲子園と「週刊俳句」と。1998年「ブギーポップは笑わない」、2001年「千と千尋の神隠し」。2003年に「涼宮ハルヒ」で裏表のなくなった祝祭空間が華やかに躍り出て、一方keyのクラナド等の三部作。このレールに、2009年の新撰21的存在と俳句甲子園を乗せられるかどうか。

2016-12-05 22:27:54
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@shinobu3051ak 総合誌のハウツー化は、それはそれで良しということで、かたや同時代に、(あるいはその総合誌の中に)それだけでは括れない「何か」を持ちえた作家や雑誌等が各時期に一つでもあれば…という感じです。大多数の中枢と、ごく少数のアウトローという感じでしょうか。

2016-12-05 22:30:49
関悦史 @Seki_Etsushi

@k551_jupiter 不器男賞(2003年だっけ?)もよろしく。『新撰21』の人選のときは俳句甲子園と不器男賞が頼りだったと。

2016-12-05 22:31:38
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

インターネットと俳句界でいえばwindows95-98あたりのメール的90年代と、SNSが浸透したスマホ的現在では状況が違っていて、つながり方の速度と文脈生成と消滅の変遷が全然違う。あと、「週刊俳句」と「俳句空間 豈weekly」も相当役割が違っていて、いつか誰か論じてくれれば。

2016-12-05 22:36:37
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@Seki_Etsushi それはこちらも同じで、2000年前後に何かあったかとか、全く分からないです。振り返るべき何かがあったのかどうか。2005,6年前後でかなり変わったのか、実は色々あったとか、調べてはみたいのですが。

2016-12-05 23:18:43
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@leplusvert なるほど、「東京」が。関西の年配の方のお話をうかがうと結社や主義等ヌキで関西はパッと集まる一方、東京は関西のような交流は厳しかった気がする、とよく言っておられます。それと近いのかもしれません。ただ、ネットが90年代なのか、00年代以降なのか。。

2016-12-05 23:21:37
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@Seki_Etsushi 「ニューウェイブ」という括り、平成初期に多いですよね。あのエコール的なものも、「新撰21」的な緩やかな世代的な括りなのか、違ったのか、興味深いところです。でも、ニューウェイブも新撰21も、結局は個々の作家の魅力に尽きるといえば、それまでなのですが。

2016-12-05 23:23:25
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

本当に大きいですよね。「新撰21」的な時期の特徴は、「週刊俳句」等やSNSが単行本流通に乗ってエコール的なものを醸成しえた点が従来と違ったような。 @Seki_Etsushi @leplusvert SNSの登場が大きかったですね。名前しか知らない人と異様に連絡取りやすくなった。

2016-12-05 23:27:30
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

SNSの可視化でいえば、なるほど! 目星、ですか。面白いです。 @leplusvert @Seki_Etsushi ほんとうにね。むかしは、どこにどんな作家がいるか総合誌以外の場所ではぜんぜんわからなかったのが、個人的に「アイツはデキルな」みたいな目星がつけやすくなった。(…)

2016-12-05 23:29:34
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

@Seki_Etsushi そうだったんですか、不器男賞と俳句甲子園も。つまり総合誌や結社といった従来の枠外から、というニュアンスが強まるかな。。なお面白いですね。

2016-12-05 23:31:28
四ッ谷龍 @leplusvert

@k551_jupiter @Seki_Etsushi 1997年に自分たちのホームページを作ったのだけど、当時としては先駆けだったと思う。その後、ブログが定着してから一気にネット利用が広がったので、実質的には2000年以降がITの時代かな。

2016-12-05 23:35:11
青木亮人@『さくっと近代俳人入門』(マルコボ)発売中 @k551_jupiter

先ほどリツイートした「円座」記念シンポジウムは、今年の4/2、だいぶ前に終了したものです。twitterに一年ぶりぐらいにログインしたため、今頃リツイートしました。。なお、神野さんの「俳句」月評が消えて云々というのも今年の六月の話です。週刊読書人その他も掲載済。遅すぎましたね。。

2016-12-05 23:35:45
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