- cocoatalk2
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はいどうもです。おかげさまで全員分の投票が揃いました。第3回気まぐれツイ歌会、講評の時間にうつりたいとおもいます。今回は二首ずつ高得点順に発表していきます。とった方、とらなかった方のご意見をお願いします! #kimagurekakai
2011-02-25 22:29:44この歌は敬称略で、紗都子、垣内明海、 西巻真、 富田林薫、 @zerocalor、 揚巻、 shibatakaori 理阿弥、 もとか、raimugi、さんが票を入れています。 #kimagurekakai
2011-02-25 22:38:498点歌は2つありますが、順番通りにいくと ・ほほえんでねむる夜にもふつふつと地中に醸されゆく密造酒 #kimagurekakai
2011-02-25 22:41:54紗都子、 西巻真、 tafots(白井舞)、 ちとせゆり、 揚巻、 shibatakaori、 星川郁乃、 理阿弥さんが票を入れています。この2首からご自由に感想、講評をどうぞ #kimagurekakai
2011-02-25 22:44:30酒粕のお歌。イメージや観念の世界で詠まれた歌が、今回は多かったと思うのですが、そのなかにあって「酒粕を溶く」という具体が歌われてて、やっぱり強かったな、と。一つだけ選べ、と言われたら俺はこの歌をとります。 #kimagurekakai
2011-02-25 22:47:07ほほえんで〜 のお歌は、悩みつつとったという感じです。ほほえんで眠る、というのはナイーブさを象徴させているのだと思いますが、対置させるものとして密造酒は適当なのかな、と。テーマが酒じゃなかったらもっと適切な語を置いたんじゃないかしら、と思った。 #kimagurekakai
2011-02-25 23:04:47酒粕の歌、案外歌意をとろうとすると難しいように思うんですが、みなさんはどういう歌だと思いました? #kimagurekakai
2011-02-25 23:20:47水になる、は素直に「死」ととりました。そういう宿命を負いながらも日々(食って)生きるということを、「溶ける」をキーワードにまとめたんじゃないかな?雪を挟んでるのも効果的だと思うんですけどどうでしょうか。 #kimagurekakai
2011-02-25 23:26:12酒粕のお歌は迷わずとりました。上句の悟りのような心持ちと下句の具体的な動作と両方で、情景が思い描きやすいです。静かな穏やかな雰囲気のある歌ですね。「ですから」という言い方が効いていると思います。 #kimagurekakai
2011-02-25 23:33:47“いずれ水になる”のは雪のことだと思います。いずれ春が来て雪解けが始まるのだから、今は孤独な鍋でも、雪景色を楽しみつつ酒粕を溶こうって歌だと思いました。 #kimagurekakai
2011-02-25 23:55:24酒粕のお歌は最後まで迷いつつ選ばせて頂きました。@Assam_Occam さんと同じく、私も順当に「死」かなと。雪が溶けて水になるように、ただいま現在を酒粕になぞらえて鍋に溶かす、のかと。雪と水との取り合わせが巧いと思います。 #kimagurekakai
2011-02-25 23:58:57「ほほえんで~」のお歌も採りました。三句以下、雰囲気があっていいなぁと。どちらかというと一・二句が三句以下との対比のために平和なイメージをやや強引に持ってきた感じが私はしました。 #kimagurekakai
2011-02-26 00:10:31ほほえんで〜のお歌、キツい言い方を許していただければ、密造酒がどこかで醸成されていて、だからどうだというのか、という思いがやっぱりあります。密造酒を例えばミサイルにすると、もっとありきたりな歌になりはしますが、 #kimagurekakai
2011-02-26 00:17:35(承前)微笑んで眠るわたし(人々)の直接の脅威になりうるという意味では、やっぱりそちらのほうがコントラストとしては良いですよね。作者にとっての密造酒のイメージはどういうものなのかな。 #kimagurekakai
2011-02-26 00:19:06ほほえんで~のお歌。表面的には明るく穏やかなのですよね。その陰で秘密めいたものや不穏なものが生成されてゆくことの怖さが詠まれていると思いました。 #kimagurekakai
2011-02-26 00:48:21酒粕のお歌。雪がやがて水になるように酒粕を鍋に溶いてゆく。その二つの情景がきれいに重なっていると思います。しずかなあきらめのようなものが感じられて雰囲気のよい歌だと思いました。「ひとりの鍋」というのがいいですね。 #kimagurekakai
2011-02-26 00:40:56いずれ水に~のお歌。上の句の諦観に暗さを感じなくて、いいなあと思いました。水が雪になり(あるいは水から酒ができて、消化されて)また水にもどるように、循環するいのちのこと。ひとりで生きていることのさびしさと、同じくらいあるであろう豊かさを感じました。 #kimagurekakai
2011-02-26 01:08:43ほほえんで~のお歌。ほほえんでいるのも醸しているのも、同じ人物と読みました。無意識のなかに芽生えつつある反抗心か自立心か、当人はまだ気づいていない悪意とか。何があったのかわからないけど、スリリングな物語が裏側にある歌だと感じました。 #kimagurekakai
2011-02-26 01:11:30@agemaki1729 なるほど〜。密造酒は、ほほえんで寝ている人自身の中にあるのか。そういう見方は俺の中には全くありませんでした。ありがとう。そっちの解釈のほうが好きですね、俺も。 #kimagurekakai
2011-02-26 04:00:51いずれ水に~の歌、悩んで取らなかったのですが、誰かに話しかけている言葉なのにひとりだということの違和感でした。でも、そうか、もう居ない誰かに話しかけていると思えばスッと入りますね。 #kimagurekakai
2011-02-26 04:57:04いずれ水に~は溶けそうにない雪を指しているのでしょうか。どこか老成した諦観のようなものを感じます。 #kimagurekakai
2011-02-26 05:01:34ほほえんで~はコントラストの歌と読んで取りました。私はコントラストの歌が好きです。何も知らずに穏やかに眠るひとと、そのひとと密接にある犯罪。密造酒、という音のひそやかな感じもすてき。 #kimagurekakai
2011-02-26 05:03:27酒粕のお歌、長年連れ添ったご主人が亡くなって、でもいずれわたしも行くのだから…と心穏やかにしている和装の老婦人が思い浮かびました。「ですから」 からの連想ですけれど。 #kimagurekakai
2011-02-26 01:33:42ほほえんで~は緊張感のあるコントラストを、可愛らしい優しい音で詠っていて、そこが良いなあと思います。醸されて、や、密造酒、のこもったような穏やかな音が、口に出したときに内緒めいて響く。 #kimagurekakai
2011-02-26 05:07:00