MacBookPro（2016）の新しいキーボードについて哲学者からの考察です。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

MacBookProの新しいキーボードだが、率直に言って、前の方がいい。前のは、ふわふわっと流すように打っても拾ってくれたのに、今回のはきちんと押し込まないと欠字してしまう。タイピングの速度が落ちる。ちゃんと打て、と言われている感じがする。どうしてこんなものにしてしまったのか。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

Appleは今後、方針を変えて、キーボードを昔のものに戻したモデルをつくることはないのだろうか。そういうものがもし明日出たら、結果的にお金を倍払うことになるとしても即注文するだろう。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

しかしAppleの中の人はこのキーボードで打ちやすいと思ったわけでしょう。ものすごい回数テストし、会議に会議を重ねて結論したわけでしょう。ということは、これが使いやすくなるキータッチへの姿勢というものがあるに違いないとも思うのだが。パッと使ってすぐにはわからない秘密があるのか？

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

解せない、それにしても解せない。プログラマーが使うことも想定しているわけでしょう。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

このキーボードはとにかく薄くしたかったんだと思う。それは、本体を薄くしたいのではなく（だってそもそも、MacBookAirの旧モデルはもっと薄かった）、タッチバーの操作性を上げるためなんじゃないかな。限りなく平面的なキーボードからすーっとタッチバーに手が伸びるようにという誘導。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

しかしもはや、Macの現行モデルはこれで行くということになったのだから、これで自然に使えるという感じに慣れるしかない。なにか、これでいいんだという身体の具合がわかってくるんじゃないか。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

うーん。これでいいのだろうか。新しいキーボードに慣れようとしている。どうも、文節変換よりもライブ変換に向いているタッチのような気がする。そのあたりも考慮に入ってるのかな。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

なんというか、ライブ変換ならば、スペースに戻るという感じがなくてそのままいけちゃうわけで……この薄いキーで滑るように打っていくとう感じはそれなのかしら。いちいち変換して確定しようとするとミスタッチが多くなるような気がする。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

ライブ変換がいいのかも。あー、そうなのかなあ。うーん。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

MacBook Proの新しいキーボード問題、もしかして、下手がベーゼンドルファーを弾くとタッチのアラが丸わかりになってしまう（昔ピアノの先生がそう言っていた）というやつなのか？！これは、タッチタイピングの基礎の再確認を求められているということなのか？

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

しかしいまさらMacBook Airに戻るのはないな。とにかくRetinaで仕事ができるというのは大きな変化だ。Wordの文字がものすごくきれいに表示されるわけで、これをフォーカス状態にしたときの作業感は実にすばらしい。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

安定性が四倍向上した、ねえ。安定性、うむ。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

前のキーボードはふわふわしてたよね。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

MacBook Pro、このキーボードでむしろいいんだということを書いた記事を大量に読んで、そうかそうかと思いたい。

千葉雅也『オーバーヒート』発売 @masayachiba

ちょっとこのタッチになれてきた感じがあるかも。確かに確実性が増したのかもしれない。