さて、企画をどうやって決めるか…、これは最後の質問コーナーにもあったのですけれど、色々な地域から我が地に大河ドラマをと誘致の陳情を頂くけれど基本的にそれによって決定が左右されることはないそうです。ラインナップは戦略的に長期的に既に決まっていて、それを変更することはないそうです。
2016-12-11 22:51:22NHKの連続時代劇枠は大きく分けて3つあって、1つは大河ドラマ。もう2つは金曜時代劇と木曜時代劇。その大きな違いは、大河は原則フィクションではなくて、実在の歴史上の人物が主人公。
2016-12-11 22:58:24それも日本の歴史に大きく関わった歴史を動かした人物である。更には現代とどう関わっているかも重要なポイント。現代と過去を繋ぐ、直結した物語となりうる影響力を持った人物であることが重要。
2016-12-11 22:59:03時代劇なので時代を大きく6つに分けている。 ①平安〜鎌倉 ②室町 ③戦国(前期:応仁の乱〜武田・上杉、後期:信長・秀吉・家康) ④江戸 ⑤幕末 ⑥明治以降 この6つを行ったり来たりさせている。ただし1番ヒットするのはなんといっても戦国時代。
2016-12-11 23:27:02全56作品中19作品、34%が戦国が舞台。戦国時代が1番ヒットする。なぜか。 それは人間の生き死にがストレートで、政治を直接動かした人物が、(精神を)裸にして欲望をぶつけ合わなければ生き抜くことができなかった、命がけの稀有な時代であったから…_φ(・_・。
2016-12-11 23:35:25昭和40年の『太閤記』は丁度高度成長期の時代、「これから戦に行くぞ!!」という勢いがある。オープニングの最初の映像もなんと新幹線が走っている映像がオーバーラップする。その先に秀吉が生まれた村が現れるといった流れ。時代を色濃く反映している。
2016-12-11 23:40:32昭和56年の『おんな太閤記』は「戦は嫌じゃ…」という台詞を秀吉に言わせている。高度成長期が終焉し、オイルショックの後、戦士であったビジネスマンたちが我が家にいたい、家庭の大切さを象徴的に表していた。秀吉は西田敏行さん。
2016-12-11 23:45:01そして平成8年の『秀吉』平均視聴率30%!「心配ご無用」の竹中直人さん。勢いのあった作品。ただし時代はバブルが崩壊し、サリン事件もあり世の中とても暗かった。(元気つけたい内容だった?) 大河ドラマのテーマは激動の昭和史と連動している。
2016-12-11 23:50:33(※これは個人的な感想ですが…^^;:だからといっていわゆる一般的に言われてる女性向きに作り変えては女性は見ないのでは^^;。男の人が見るような普通の硬派ないつもの大河を女性も求めているのではないのかなぁ…。男性向けとして作っている今回の真田丸のように。
2016-12-11 23:59:10そして、戦国最大のクライマックスはずばり、本能寺の変!なんといってもこれが時代の大きなターニングポイントだった。 (※ここで全大河の中から本能寺の変のシーンの歴代信長様の勇姿を抜粋、映像でご紹介くださいました!)しびれました〜😆
2016-12-12 00:05:04来年の主人公の直虎は1536(天文5年)〜1582(天正10年:※スクリーンでは何故か“天生”5年となっていた。P氏も気づいて訂正していたが(天生→天正)、い、いつのことだろう?ちなみに天正5年だとしても1577年です^^;)に生きてきた。
2016-12-12 00:19:02実は信長が亡くなった本能寺の変のあった年1582年に直虎は亡くなっている。こんな面白い時代に生きた女性城主の一生が面白くないわけがない…!という結論でありました。
2016-12-12 00:19:25ということで、来年の大河ドラマもとっても楽しみです! あ、おまけの話。赤穂浪士、どうして最近大河で作らないのか、それは討ち入りがクライマックスになっていて、雪のシーンがとてつもなく予算がかかって、あと一度雪のシーンを作ると後のシーンがまったく撮れなくなってしまうから^^;
2016-12-12 00:25:30予算のかかる大きなシーンは原則最初の方に撮るのが大河。でも最初に雪のシーンを作ってしまうと、それを片付けるのがとっても大変で実質的にその後の撮影が不可能、どうにもならなくなってしまうから、だそうです^^;。 ラストに雪の撮影持ってくると、予算の配分上極めて困難。
2016-12-12 00:26:41そうそう、放送博物館の直虎講演会で発表された大河ドラマ関連告知情報わすれてた。放送博物館では2017年1月17日~2月26日まで蔵出し大河ドラマポスター展やるそうです。放送博物館所蔵の大河ドラマポスター一挙展示。
2016-12-12 00:47:29昨日の放送博物館での講演。客席であのお方があの高名なお方かしら、あの方がきっとあのお方ね、と、大河ドラマファン仲間では有名な高名なファンの方々がちらほら。昨年吉見町の講演で愛知県から来られてたお方も今回いらしてた^^。凄いなぁ。大河ドラマはファン文化が確立しているから嬉しいです。
2016-12-12 08:25:03歴史を使って「現代を描く」のが大河ドラマだとこないだの直虎講演で言ってたよなあ。内藤Pはこれでもそれをやってる。 #ドラマ東京裁判
2016-12-13 22:49:03