ロボットもの小説創作論あれこれ #カクヨム冬のロボまつり

クファンジャル好き @stylet_love

まあそんなわけでロボットは、「比較的新しいジャンルである」「現実に存在しない」という二つのハンデを背負っているので、そのことを前提とした小説を書くのがよいのではなかろうか。 #カクヨム冬のロボまつり

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ついでなのでロボものとテンプレというか王道との関係について。 ロボットはある種の様式がある。それを使って書いてもいいし使わなくてもむろんよい。だがあくまでも骨格に過ぎない事は忘れるな。そして先人の積み重ねを「車輪の再発見」してしまわないよう気を付けること #カクヨム冬のロボまつり

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―――きょうは宣伝の話をしよう。 #カクヨム冬のロボまつり

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ロボものの宣伝？ うむ。作品の内容と関係ないと思われるかもしれない。 だがよく考えて欲しい。あらすじだって作品の一部である。 これを見落とすとえらいことになる。 あ、あくまでも書くのが楽しくて読まれなくていいよって人は気にしなくていいです。 #カクヨム冬のロボまつり

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宣伝であるからには個性的でなければならない。 読んでもらうには興味を持ってもらわなければならない。 読者の求めているものに合致するか判別する最初のハードルは宣伝。そしてあらすじである。 #カクヨム冬のロボまつり

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さてここで問題。 作り手が「下手くそでごめんなさい。めっちゃマズイけど食べてくれませんか？」って言われた料理を食べるか？ 相手が親しければ食べるかもしれない。あるいはそれしか食料がなければ食べるだろう。 だが小説の場合そうではない。 #カクヨム冬のロボまつり

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ウェブ小説の宣伝でやってはならないことの一つ。 「つたないですがどうか読んでください。よろしくお願いします」である。 作者ですら面白いと言い切れないもんを誰が読んでくれるというのか。 あなた自身を信じろ。作品を信じろ。 もちろん謙虚である事は必要だが #カクヨム冬のロボまつり

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次に【宣伝希望】【拡散希望】である。 宣伝しているのだから拡散してもらいたいのであろうが、本当に面白そうな宣伝ならこんなもん書かなくても拡散してもらえる。仮に拡散してくれたとしても相互の取り決めがある場合か憐れんでだろう。それでよいのか。いやよくない。 #カクヨム冬のロボまつり

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「【拡散希望】」これで６文字である。もったいない。 Twitterは１４０字しかない。 魅力的なあらすじを作って投げかけるのだ。 でなくて何でもの書きを名乗れようか。１４０文字に自作の魅力を詰め込む事くらいやってのけなければ。 #カクヨム冬のロボまつり

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作品に「ない」要素を列挙するのもやめよう。いわゆるテンプレから外れている云々に始まり、異世界なのに魔法がない、異能がない、エルフがいない云々と「作品に存在しない要素」をわざわざ列挙している場合が多い。わざわざ読むような人が知りたいのは作中に「ある」ものだ #カクヨム冬のロボまつり

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あとやってはいけない事。 【定期】宣伝の類。 同じ時間帯に毎日宣伝するのはいい。回数が多いのもよい。フォロワーはあなたのツイートをいちいち全部は確認しない。必要だ。 だが何度も宣伝を見る人もいるのだ。彼らはある文面では興味を持たないかもしれない。 #カクヨム冬のロボまつり

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ある文面の宣伝に興味を持たない人が、同じ宣伝を何度読んでも興味を示さないだろう。だが毎回同じ作品の、しかし異なる側面、異なる魅力をアピールする宣伝ならどうだろう。別の要素に興味を示すかもしれない。 あと単純に同じ宣伝ばっかだとみてる方が飽きてうんざりする #カクヨム冬のロボまつり

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要約する。 宣伝をする場合、毎回違う文面で、とにかく作品自体について言及し、文字数を圧縮し、かつ魅力的な部分を取り上げ続けること。 宣伝文自体も洗練させていくこと。最初は下手くそでも毎日延々と繰り返せば優れた文章が書けるようになるし練習にもなる。 #カクヨム冬のロボまつり

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逆にやってはいけない事。 作品本体の内容と関係ない事をアピールしない。【拡散希望】や「読んでください」などもってのほか。同じ文面を使い続けるのもNG。 とにかく宣伝で読者候補者たちを楽しませるべき。 #カクヨム冬のロボまつり

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とにかくTwitterは１４０字しかないのである。 俳句や短歌を書くつもりで宣伝文を考えよう。 で、なんでカクヨム冬のロボまつりのタグつけてこんな話をしたかって？ 勿体ない作品が多いからですよ！（くわっ せめて宣伝段階ではわくわくさせてくれ！ #カクヨム冬のロボまつり

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おまけ。 私は宣伝の出来で作者の力量を推定する。 逆に言うと自分で書いた宣伝の出来に一喜一憂する。調子がいい時もあるし悪い時もある。 けど毎回必ず文面は変える。 同様に人の宣伝でもよりよいものなら力量が上がったと認識する。 がんばろう。 #カクヨム冬のロボまつり

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今日は大量に読んで思ったことを書く。 書かざるを得ない。 #カクヨム冬のロボまつり

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巨大ロボものだろうが身長１５ｃｍロボだろうがナノスケールだろうが文章で描写せねばならぬものがある。 背景である。 #カクヨム冬のロボまつり

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等身大を除き、基本的にロボはサイズに特色がある。すなわち比較対象物がなければならない。 これを軽率にするとその時点でロボの魅力が半減する。 #カクヨム冬のロボまつり

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背景をどう描写するかは難しい問題である。空であっても、 「高度千メートル、時速４３０ｋｍ」とだけ書いたら物足りない。だが、逆に延々と何十行も空の描写が続いても困る。 その辺のバランスが重要。 #カクヨム冬のロボまつり

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で、どうやってバランスを取るかだが。 大量に書く→読み返す→不要な部分を削る この繰り返しでかなり良くなる。 #カクヨム冬のロボまつり

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ちなみにこの方法は描写だけではなく文章そのものの改善でも使える。というかその辺を怠ると「～した。～だった。～た。」と同じ語尾が延々と続いたりするハメになる。一度使った表現はなるべく近くで使わないのは文章がダレルのを防ぐ定石である。 #カクヨム冬のロボまつり

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話がそれたが、基本的にいらない情報を盛り込むと読者は飽きる。いや、作者的には重要なのかもしれないが、ここでのいらない情報とは「いらないように見える」情報である。とりあえず出し方は気を付けよう。 #カクヨム冬のロボまつり

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逆に「状況が分からない」のも読者を飽きさせる。 情報が不足している場合だ。 こういう時は情報をぶち込む必要がある。 #カクヨム冬のロボまつり

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そしてこれが肝心だが「状況がよくわかって余分な情報もないが飽きる」場合もある。単純につまらないわけだ。 こういう状況 #カクヨム冬のロボまつり