【１８禁】誕生日企画2016＠痴漢赤司bot

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日】部活終り、部室/黄瀬「はーっ！今日も疲れたっス…でももうすぐ冬休みも始まるっスね～黒子っちどっか出かけたりするんスか？」黒子「いえ、ボクは特に…寒いのであまり外には出たくないですね」青峰「ンなこと言って帰りにシェイク飲みたいっつったの誰だよｗ」黒「それとこれとは別です」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日2】赤司「ふふ。あの三人はいつも楽しそうでいいな。…冬休みか…、ああそうだ。緑間、今度北海道へ行ってくるんだが、何かお土産に欲しいものはあるかい？」緑間「北海道へ？また唐突だな」紫原「えー！いいないいな～あれだよね、北海道って凄い食べ物美味しいんだよねっ？」赤「らしいね」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日3】赤「紫原には美味しそうなお菓子をいくつか買ってくるよ」紫「超うれしー！赤ちん大好きー」黒「旅行ですか？」赤「ん？ああ。お前達には何を買ってこようか」青「テツは北海道行ったら牧場バニラシェイクとか飲みまくって腹壊しそうだよな」黒「美味しいなら本望です。いつ行くんです？」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日4】赤「今月の20日だよ」黄「えっもうすぐじゃないっスか…てゆーか20日って赤司っちの誕生日じゃなかった？」赤「ああ…まぁそうなんだが。母が昔お世話になった縁の深い方がいてね。まだ小さい頃に一度オレも会ったことがあるんだが、母が亡くなった後ご挨拶にもまだ行けていなくて…」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日5】赤「やっとまとまった時間が取れそうなんだ。連絡したら、どうやらあちらもオレに会いたいと思っていてくれたようで…」緑「そうなのか。土産など気にすることはないのだよ。ゆっくりしてくるといい」赤「有難う、でも何か珍しい物でもあったら買ってくる」緑「ああ…悪いな」紫「あっ」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日6】紫「そういや北海道ってもう雪積もってるんだろうね～、気をつけてね赤ちん」赤「風邪や滑って転ぶことか？」紫「ん～まあ色々。除雪で出来た雪の山とかオレでも隠れられる高さになるらしいし。チｂ…背高くはないから陰になって轢かれないようにね」赤「ああ、注意しておくよ」紫「うん」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日7】＿＿北海道、空港/赤「…さて、着いたものの…流石に寒いな〈マフラーを口元まであげ〉…ふ。紫原の言った通り、外は雪景色だな…東京ではなかなか見られない風景だ」男「赤司君…赤司征十郎君かい？」赤「！」男「ああ、やっぱりそうだ。久しぶりだね、おじさんのこと覚えているかな？」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日8】赤「勿論です。お久しぶりです」男「今日旦那様のお屋敷に来ると聞いていたから迎えに来たんだ。ほら、こちらはこんな路面だから、征十郎君の靴や服が汚れてもいけないと思ってね。それに幼い時に来ただけだからあまり道も覚えていないだろう」赤「お気遣い有難うございます。助かります」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日9】男「はは、言葉遣いが随分大人になったなぁ。さあ、じゃあ早速向かおうか。連絡を貰ってから、旦那様は君が来るのがそれはもう待ち遠しくて仕方なかったみたいで、わくわくしているよ」赤「ふふ、それなら良かった…急な連絡をしてしまって、まず失礼を詫びなければと思っていたんです」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日10】男「はははっ、まさか、赤司家の御子息様に頭を下げさせるなんてこと出来るわけないじゃないか」赤「…いえ、それは関係のないことです。旦那様には母が大変お世話になったとうかがっています。オレはその息子ですから。…あ、そういえば…旦那様のお身体の調子は良くなりましたか？」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日11】男「うん、大体ね。まあ…もうそれなりにご高齢だから少し体調を崩してしまうのは仕方のないことなのかな」赤「…もう最後にお会いしてから10年近く経っているんですね」男「そうだね、時が経つのは早いねー、さ、この車だよ。乗って」赤「…宜しくお願いします〈助手席に乗り込む〉」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日12】＿＿男「さぁ着いた」赤「有難うございます…〈車を降りて見上げると大きな日本家屋の前。広い庭園に雪が積もっている〉…懐かしい。あの庭の池で鯉に餌をやった覚えがあります。確か、鮮やかな朱色の…」男「そうだったね、お母様の髪の色みたいだと気に入ってたようだった」赤「はい」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日13】赤（あの鯉はまだ生きているのかな…後で見せて貰おうか…）＿＿障子の前/男「旦那様、征十郎君がいらっしゃいました」旦那「ああ来たか、入りなさい」赤「失礼致します」旦「おぉ…征十郎君、久しぶりだなぁ。よく来てくれた」赤「お久しぶりです、旦那様。またお会いできて光栄です」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日14】旦「儂もとても嬉しいよ。遠い所をご苦労だったね、…ああ…しかし想像以上に凛々しくなって…それに詩織に似て美しい…」赤「…え？」旦「征十郎君は母親似のようだ…今何年生になったのかな」赤「…はい、中学二年生になりました。母から教わったバスケットボールを部活でしています」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日15】旦「そうかそうか、元気で宜しい」赤「……あの、この度はお忙しい所を突然訪問してしまって申し訳ありません。なるべく早くに直接ご挨拶をと思っていたんですが…なかなか都合がつかず…。三年前に一度ご連絡は差し上げたと思うのですが、オレが小五になった年に母は病で急死しました」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日16】赤「生前、旦那様には大変お世話になったと母が話しておりました。遅くなってしまい、恐縮ではありますが、母に代わり感謝を改めてお伝えしたくて参りました。本当に、有難う御座いました〈頭を下げ〉」旦「はっはっは、なに、何てことはない征十郎君。儂が詩織を気に入っていたのさ」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日17】旦「……とても美しく、清楚で淑やかで…しかし芯の強い女だった…誰もが目を引く存在だったよ」赤「……」旦「…そうか…もうこの世にはいないんだなぁ…残念だなぁ」赤「…はい、オレももっと…母と…。………」旦「……」赤「……。…〈困ったように微笑み〉すみません」旦「いや…」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日18】赤「それじゃあ、そろそろオレはこれで…。今日はお時間を頂いてしまって申し訳ありませんでした。旦那様、どうぞお身体にお気をつけて…お元気でいてくださいね」旦「待て」赤「…？はい」旦「もう少し君と昔話がしたいんだが…今日の宿は取ってあるのか？」赤「はい、駅の傍の方に…」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日19】旦「今晩は吹雪くと聞いている。今から戻ったんじゃ吹雪に当たってしまいかねない。客間に床を用意させるから今晩は泊まっていきなさい」赤「いえ…そこまで甘えてしまう訳にはいきません」旦「おそらく君と会うことはもう二度とないだろう…老いぼれの我儘だと思って聞いてくれないか」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日20】赤「…そんな…老いぼれだなんて」旦「駄目かね？」赤「……解りました。それではお言葉に甘えて…」旦「そうか、良かった良かった」＿＿夕方、庭の池/赤「〈朱色の鯉を眺めながら携帯をいじり〉…やはり。今晩この地域に吹雪の予報なんて出てない…引き止められてしまったな〈苦笑〉」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日21】赤「〈鯉に餌をやり〉……（あの人は本当に母さんのことを気に入ってくれていたんだな…あの後話した母さんとの思い出をあんなに楽しそうに話されて…。…けれど何だろうな…何だか、あの視線が。母さんのことを話しながらオレを見る視線の色に…覚えがあるような…）…寒…部屋入ろう」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日22】＿＿風呂上り、廊下/男「ああ、征十郎君。今上がったのかい」赤「はい。湯加減凄く良かったです。有難うございました」男「ふふ、いやぁ。旦那様の我儘に付き合って貰って悪かったね。明日の朝食後には空港へまた送るから」赤「すみません〈微笑んで肩を竦め〉」男「ああそれとこれ…」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日23】男「〈盆に乗った細身のピッチャーとアイスペール、空のコップを差し出し〉旦那様から。まさか未成年にお酒なんて飲ませられないからアイスティーだけれど、よければ風呂上がりにと」赤「ああ、嬉しいです。頂きます」男「うん、じゃあまた明日の朝ね、おやすみ征十郎君…あ！そうだっ」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日24】男「旦那様が言っていたよ。今日は誕生日だったんだね。おめでとう」赤「有難うございます。お休みなさい」男「おやすみ」＿＿客間/赤「…ふぅ……〈ローテーブルに盆を置き、コップに氷を入れたあとアイスティーを注いで飲む〉…こく…っこく…はぁ、美味しい。結構喉渇いてたな…」

痴漢赤司bot @tikanaks___bot

【誕生日25】赤「…明日、空港へ着いたら周辺を少し観光してみようかな。本当なら今日する予定だったが…まぁ仕方ないか。皆にいい土産が見つかるといいな…〈飲みながら時計を見る〉……21時か。まだ寝るには少し早い…な…〈かくっ〉………？…あれ…？何だか…急に睡魔が……〈意識が遠のく〉」