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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート1980回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。
茂木健一郎 @kenichiromogi
これは、必ずしも定着している使い分けではないが、「フロー」と「ゾーン」を便宜上区別する。「フロー」が、日常的に経験できる、今やっていることに集中している状態だとすると、「ゾーン」はさらにその上を行く状態を指すものとする。
茂木健一郎 @kenichiromogi
「ゾーン」は、トップアスリートでも、その生涯に多くても数度しか経験できない特別な状態である。たとえば、スケート選手がその滑るべき軌跡が光の線になって見えたり、野球選手がボールがとまって見えて、すべてがうまくいくような状態である。
茂木健一郎 @kenichiromogi
「フロー」と「ゾーン」は、連続したスペクトラムの中にあると考えるのが妥当である。もともと、フローの定義は、課題とスキルが高いレベルで一致するというものであるが、ゾーンは、そのレベルが、通常到達できる範囲を超えた状態にあると言うことができる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
私たちは「フロー」は日常的に経験できるが、「ゾーン」はなかなか経験できない。ただ、フローを積み重ねていないと、ゾーンにも到達できないことも確かである。ゾーンを目指すには、結局、日々のフローの中で負荷をかけることを続けるしかない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
「ゾーン」は、脳がリミッターを外した状態である。脳は、本来持っている能力よりも低いレベルで活動を維持している。リミッターを外すと、それだけリスクも増す。脳の働きのバランスをとるためにも、あえて活動を制限しているのである。
茂木健一郎 @kenichiromogi
「フロー」から「ゾーン」への移行は、リミッターの解除を伴うため、日常的にやるわけにはいかない。トップアスリートでも生涯にせいぜい数度しか経験できないのはそのためである。しかし、ゾーンを経験した者は、強い感銘を受け、生涯にわたってその経験を記憶している。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート1980回「フローとゾーン」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

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