消えた都市交通の夢を追う -ソウル・京城軌道

日本統治時代から1968年まで、ソウルに都市近郊私鉄が走っていました。その痕跡と、当時の夢を、追ってみました。
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せき のりかず @kotonoha_s

京城軌道は日本敗戦による撤退で経営者が代わり、不安定化していたところへ朝鮮戦争が勃発、全線の8割が被災するという状況に。これは私鉄としての復旧は無理と判断され、ソウル市が買収し市営軌道として清渓川や中浪川の橋梁整備、大型車の導入なども行われたのですが大規模プロジェクトには勝てず… pic.twitter.com/EVaU1B4rEV

2017-09-24 18:16:39
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せき のりかず @kotonoha_s

京城軌道が、もし私鉄のままなら、清渓川覆蓋・開発事業は「好機」として事業に絡ませて設備改良を行い、本格的な電鉄に飛躍するきっかけにもなり得たのではないか。と、つい妄想を…。 本格的な電鉄への脱皮、下地はあったんですよね。1930年代に延伸&高規格化構想を発表してるんですよね… pic.twitter.com/ETyUWTeHL9

2017-09-24 18:25:26
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当初は日本型の都市近郊私鉄の経営を目指していた京城軌道、何度かあった飛躍のチャンスは結局活かせず、ソウルの高度成長を前に、消えてゆきました。
今も分かりやすい廃線跡が残り、ソウル市街に至近なので、ちょっとした散策にも便利です。機会があれば、思い出してあげて下さい。ソウルの東側に、見た「夢」を。