ピッチを操って、世界の何を描くのか?

珍しく、@で長い会話をしたので備忘録的にまとめました。 オートチューンやヴォコーダーで何が描かれるようとしているのかについては、2008年頃に一度、考えたんだけれど、もう一度、考える頃合いなのかもしれないですね。カニエ+ボン・イヴェール以後の広がりや、傍らにヴォーカロイドの興隆が傍あったりする中で。
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kentarotakahashi @kentarotakahash

@PSGOZMIKU ボカロはやってないけれど、AutoTuneは18年前くらいから使ってますよ。で、ここで解説されているような「何段階かでカクカクと動く」ピッチベンドを16年前くらいにイーミューのサンプラー内のプログラムとして作って使ったのが、さっきの曲。

2017-01-04 15:18:55
PSGOZ @PSGOZMIKU

@kentarotakahash これは!!おみそれいたしましたm(_ _)m

2017-01-04 15:21:12
kentarotakahashi @kentarotakahash

.@PSGOZMIKU オートチューンやヴォコーダーが“ロボット”とか”アンドロイド”のイメージではなくなった、という原稿を2008年に書いていますね。T・ペインやパフュームあたりに反応しつつ、ダフト・パンクの「ワン・モア・タイム」が大きな転換点だったという趣旨で。

2017-01-04 15:31:26
kentarotakahashi @kentarotakahash

@PSGOZMIKU ここで話していたのは、例えばラムチョップとかクリス・コーエンとか、生演奏で歌主体の音楽やっていながら、オートチューンで声を作っているロック〜シンガー・ソングライター系の人達の近作だったりします。ピッチ修正やケロ声自体は十数年前からポピュラーですよね。

2017-01-04 15:54:23
PSGOZ @PSGOZMIKU

@kentarotakahash とても興味深そうな原稿です...いまでもどこかで読めますでしょうか?探してみます。

2017-01-04 17:23:45
PSGOZ @PSGOZMIKU

@kentarotakahash レトロフューチャー的な(現実の未来と比較し、郷愁性を楽しむといった)流行に乗る(利用する)以外にVocoder、Auto-Tuneのサウンドのどのあたりに"「うた」の情感"があるのか、またその正体が気になります。

2017-01-04 17:26:06
PSGOZ @PSGOZMIKU

音楽の中で何が起こっているのか、は細かく分解したりして理解できるけど、音楽外のものと結びついちゃってるところはそれでは理解できない。 こういうのなんていったっけ。

2017-01-04 17:29:11
PSGOZ @PSGOZMIKU

"コンテクスト(Context)あるいはコンテキスト" wikipedhia ja.wikipedia.org/w/index.php?ti…

2017-01-04 17:30:45
PSGOZ @PSGOZMIKU

俺的えらすてぃっくぴっちちゅーん史 1997 Auto-Tune 1998 シェール/Believe 2000 ダフトパンク/One More Time 2003 Pitch Fix 2005 Tペイン 2007 Melodyne

2017-01-04 17:39:10
PSGOZ @PSGOZMIKU

歌声への飽くなきフロンティア精神を発揮していたビョークのメダラ(2004)をどうか皆評価してやって欲しい...

2017-01-04 17:40:27
PSGOZ @PSGOZMIKU

メロダインてNAMMで発表された時って、2mixのオーケストラ音源の1音だけとかいぢれる!ってデモやってなかったっけ?ベートーベンの運命がメジャーになってたりしたような覚えが朧げに…そのデモを見てから製品が出てくるまでにえらい時間かかった印象ある

2017-01-04 17:53:42
PSGOZ @PSGOZMIKU

オートチューン的な音ってのはボコーダーがリファインされた感覚を持ってたけど、世間じゃどうなんだという疑問が今日生まれた。

2017-01-04 17:56:28
kentarotakahashi @kentarotakahash

@PSGOZMIKU ミュージックマガジンの2009年1月号ではないかと思います。タイトルを忘れましたが、校正前の原稿が残っていたので、noteに上げておきました。 note.mu/kentarotakahas…

2017-01-04 19:18:27
リンク note(ノート) 2008年11月に書いた「ロボ声」に関するテキスト | kentarotakahashi | note テレビで流れるプロモ・クリップを見て、久々にやられてしまったのが、T-Painの「I Can’t Believe It」だった。フィーチュアリング・リル・ペイン。今年の春に出たリル・ウェインのヒット・アルバム「カーターIII」中の「Got Money」でも共演した二人は、このままT-ウェインなるユニットを組むという話もあるようだが、ヤバさとお茶目さが同居した迷コンビだなあ。ドリーミーなCG満載のPVも最高。所謂「ロボ声」でヒップホップ/R&Bシーンを染め上げてしまったT-PAINには批判の声も少
PSGOZ @PSGOZMIKU

クリスコーエン 2016年の作品 Chris Cohen // As If Apart (Official Video) youtu.be/OE4-hbDRzi8 @YouTubeさんから

2017-01-04 22:10:54
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PSGOZ @PSGOZMIKU

ラムチョップ(バンド?) 2016年の作品 Lambchop - NIV (Official Video) youtu.be/DQMNeFnuyMU

2017-01-04 22:13:14
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PSGOZ @PSGOZMIKU

@kentarotakahash まずは貴重な原稿をアップしていただき有難うございました。

2017-01-04 22:35:03
PSGOZ @PSGOZMIKU

@kentarotakahash 拝読したところ、One More Timeのボーカル部分、有声音にはピッチチューンが掛けられて居るのに、無声音(息とか)の生々しさがブレンドされている部分に特にそれまでの"ロボ感"とは違うものを感じていらしたように見受けられますが如何でしょうか。

2017-01-04 22:39:36
PSGOZ @PSGOZMIKU

@kentarotakahash 先程ラムチョプやクリスコーエン氏の2016年のMVを聴いてきましたが、成る程、わかりやすいロボットやアンドロイド感(サイバー感)は無く、ただただ懐古的な印象ですね。Auto-Tuneというよりボコーダーへの回帰という印象でした。

2017-01-04 22:44:36
PSGOZ @PSGOZMIKU

@kentarotakahash レトロフューチャーブームのような、"あの頃の未来"感を楽しむでもなく、レガシーな音響としてのボコーダーの利用、古いラジオや無線機の音質の一種としての位置づけでしょうか。まるで梳きバサミで髪の毛を梳くかのような音の減損をする装置としての。

2017-01-04 22:50:56
PSGOZ @PSGOZMIKU

音の悪いラジオや音の悪いスピーカーから流れる声(大昔の国鉄の車内放送とか)を聴いたことのない世代が、音楽とかの中でそうしたエフェクトの掛かった声を聴いたとして、どんな印象を抱くんだろう。懐かしさはないよね、たぶん。

2017-01-04 22:53:30
PSGOZ @PSGOZMIKU

いや、今は未だそのへんに”昔”のステレオタイプの表現がごろごろ転がってるから、強制的に”これは古い!”と思わされてるのかもしれないな。

2017-01-04 22:55:13
kentarotakahashi @kentarotakahash

@PSGOZMIKU テクニカルな効果としてはそれもあったでしょうね。が、曲想、歌詞、素材となっているヴォーカリストの歌唱スタイルなども合わせて、向いている方向がそれまでのロボットorアンドロイド的なものと違うと感じたのでしょう。

2017-01-04 23:01:09
kentarotakahashi @kentarotakahash

@PSGOZMIKU 懐古的というのは、どこに向かう懐古でしょうか? 「ロボット〜アンドロイド感〜サイバー感)」も十分に懐古的ですし、DAW上のピッチ・エフェクトももはや新しいものでも何でもない。それより、ラムチョップを例に取れば、今作の歌詞と、その効果の関係の方が気になります。

2017-01-04 23:15:01
PSGOZ @PSGOZMIKU

@kentarotakahash 70~80年代頃への懐古という風に感じます(私は存在もしていませんので当時の空気は知りませんけども) 。ロボット〜アンドロイドに対する感覚は、たしかに仰るとおりステレオタイプな部分もありますが、時代と共に更新されており固定的ではありませんよね?

2017-01-04 23:57:34