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図書館の複本購入問題

日本の図書館が先進国とみるアメリカの公共図書館の複本数はどれくらいかを調べてくれたdellganovさんの一連のツィートをまとめました。 図書館で新刊本の貸し出し制限は妥当か-その1 http://togetter.com/li/105723 図書館で新刊本の貸し出し制限は妥当か-その2 http://togetter.com/li/106615 続きを読む
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新出 @dellganov

図書館の複本購入で民業圧迫批判というのは昔からあった。で、ふと、公貸権がなく公共図書館が発達しているアメリカの複本てどんなもんじゃろと思った。

2011-03-01 23:05:25
新出 @dellganov

Amazonの売れている小説で例えば、"The Girl Who Kicked the Hornet's Nest"。これは第3作なので、第1作の"The Girl with the Dragon Tattoo"(http://amzn.to/c6SQa3)で調べてみよう。

2011-03-01 23:05:43
新出 @dellganov

まずは、未来をつくるニューヨーク公共図書館(NYPL)。日本の図書館も「貸出至上主義」を脱してNYPLのように、と言われてきた。http://bit.ly/i32woY

2011-03-01 23:05:59
新出 @dellganov

Mass-market ed.が249冊、普通のペーパーバック版が377冊、ハードカバー版が154冊、大活字版が121冊、しめて901冊。さらにオーディオブックが19+25+7=51。そして電子書籍(電子貸出)と電子オーディオブックまである。さらにドラマのDVDが226本。

2011-03-01 23:06:38
新出 @dellganov

映像資料の複本は日本ではまずないよねえ。世界経済の中心で民業圧迫。しかし、OPACがいいなあ。国会図書館サーチもこれに近いか? 件名も詳しい。

2011-03-01 23:06:51
新出 @dellganov

そうはいっても、NewYorkは840万都市。一方、横浜市立図書館(人口370万)の『1Q84 book 1』は126冊+大活字本2セット。予約は2315件。もう少し人口の少ない自治体を見よう。

2011-03-01 23:07:13
新出 @dellganov

「望みのものを提供する(http://amzn.to/gEiZP8)」ボルチモア郡立図書館(人口79万)は、どうか。

2011-03-01 23:07:25
新出 @dellganov

ボルチモア郡立図書館では、ハードカバー版336冊(実際は書誌をまとめてあるかもね)、大活字版19冊、オーディオブック31点、ドラマのDVD20点(http://bit.ly/dEcchN)。ここでは、ゲームやKinectも提供してます(http://bit.ly/fnYU8a)。

2011-03-01 23:07:37
新出 @dellganov

では、複本が多いと予想できる人口あたりの貸出が多い自治体の図書館を見ていく(http://bit.ly/ihlZqt)。カイヤホガ郡立図書館(人口140万人)。本543冊、オーディオブック40点、DVD80点。電子書籍あり。(http://bit.ly/gHNEFK)

2011-03-01 23:07:47
新出 @dellganov

アナーバー市立図書館(人口11万4千)。本102冊、オーディオブック19点、DVD34点(http://bit.ly/ee8zG7)。アナーバーは図書館情報学でも名門のイリノイ大学があるところ。筑波みたいなものか。

2011-03-01 23:07:56
新出 @dellganov

Upper Arlington Public Library(人口3万4千人)。本38冊、オーディオブック6点、DVD6点、ブルーレイ2点、ソニーリーダー向け1点。

2011-03-01 23:08:17
新出 @dellganov

Grandview Heights Public Library(人口6700人)。本12冊、オーディオブック2点、DVD5点(http://bit.ly/f9Mw9X)。

2011-03-01 23:08:21
新出 @dellganov

もちろんもっと複本が少ない図書館もあるでしょう。比べると日本は予約が多いですね。これは予約自体が多いのか、複本が少ないので消化しきれないのか。あと、DVDが複数あるのには驚いたな。アメリカで図書館は複本入れるなとか、民業圧迫だとかいう議論があるのだろうか。(了)

2011-03-01 23:08:52
新出 @dellganov

当然、全部単一のタイトルの複本点数ね。

2011-03-01 23:10:19

コメント

藤間真 @power_of_math 2011年3月2日
図書館の数が違うので、図書館相手に売るだけでそれなりの金額が作家に入ると、どこかで聞いた様な記憶が…。
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新出 @dellganov 2011年3月2日
得べかりし利益論からすると、図書館の貸出による損失>図書館への売上なので、どうでしょうね。どちらかというと、公立学校の存在を私立学校への民業圧迫とは言わないような、図書館が社会に占める位置の違いという気もします。
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新出 @dellganov 2011年3月2日
ちなみにNYPLは『NARUTO』のマンガを144セット、「NARUTO 疾風伝」のDVD BOX 2を155セット(本当か?)、PS3の「ナルティメットストーム」を7本所蔵している(http://bit.ly/dNteN1)。横浜市はマンガを5セット所蔵。完敗。それでも横浜はマンガを持ってるほう。
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新出 @dellganov 2011年3月2日
以外と見られているようなので念の為。日本の複本所蔵についてはきちんとした調査があるのでそちらを見てね(http://bit.ly/f4L9lR)。例えば文芸ベストセラーの所蔵は、1ー60冊/自治体。アメリカの事例はあくまで貸出が多い自治体のピックアップで、平均とかじゃないですよ。
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秋丸 @akimaruworks 2011年3月2日
寄贈なんかもあるので一概には言えないけど、NARUTOが144セットって結構衝撃だわ…
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Masaki Matsushita @_mmasaki 2011年3月2日
必ずしも「図書館の貸出による損失>図書館への売上」とは言えないのでは。
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新出 @dellganov 2011年3月2日
私も必ずしもそうは言えないと思いますよ(当然、本によって異なる)。ただ、複本所蔵を民業圧迫として批判されている方々は、得べかりし利益論に立っているのではないかと思います。@Glass_saga
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和泉 @IZUMI162i6 2011年3月2日
得べかりし論って「タダで見られなければ、タダで閲覧されたのと同じ数だけ定価で物が売れたはずだ」とかって考え方かな?確かにそういう人はいるんだよな。
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まー某 @mabow 2011年3月3日
今だとラノベの範疇になるのかな?森村桂さんは森村桂文庫という文庫本集が出来る人気作家だけど、今では限られた本が蔵書されている程度に。図書館に喰われると心配する作家さん忘れられること考えているのかな?
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