【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説してみようというコーナー。第116話「お家騒動」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」01】 第116話です。 前回、見事孔明のハートを射止めた玄徳。早速、孔明は玄徳に仕えています。そんな折り、劉表の使者が手紙を持ってやってきます。読むと、話したいことがあるから来てくれとのことです。

2017-01-11 12:28:20
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」02】 ならばすぐ参りましょう、という孔明を見る関羽の目がするどい感じがするのは、まだ心から孔明のことを認めてはいないからでしょうか。ともあれ、玄徳は関羽と張飛に伴の支度をさせ、出発します。

2017-01-11 12:30:14
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」03】 劉表は城の中で病気療養中。頭に鉢巻みたいなのを巻いていますが、これがなんの役割を果たしているのかはよくわかりません。頭痛を和らげる目的でしょうか。江戸時代の日本では病人に紫の病鉢巻を使用していたということなので、それに倣ったか…

2017-01-11 12:34:58
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」04】 そんな鉢巻をしている劉表、玄徳の到着を聞くとすぐに通すように言います。やってきた玄徳に対し、自分の命はもう長くないとし、この国の将来のために国を継いでくれないか、と言います。玄徳は、劉表には子息がいるではないか、と答えます。

2017-01-11 12:36:56
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」05】 劉表は、自分の子ども達では、今の難局は乗り切れないと言います。凡庸な主君では曹操などの大勢力に対抗することができずに、荊州も飲み込まれてしまうとみているわけです。

2017-01-11 12:38:50
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」06】 玄徳は、それならば自分とて一緒だと言います。心配なら、今のうちに良策を立てられませ、というと、劉表は、玄徳が引き受けてくれればこの荊州も安心だと思ったのだが、と一旦この話は打ち切りになります。

2017-01-11 12:40:13
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」07】 このやり取りを見ていた孔明は、なぜ引き受けないのかと、玄徳に問いかけます。蜀の国造りの第一歩に荊州の存在は欠かせません。それが労せず手に入るのです。しかし、玄徳は恩人の不幸を自分の喜びに変えられない、と答えます。

2017-01-11 12:41:33
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」08】 なにも国を奪うわけではないのに、という孔明に対し、恩人の不幸は不幸、自分には明らかな喜び、玄徳にはそれが忍びきれぬ、と言います。孔明は、遠回りをなさいなすな、と言いつつ、玄徳の性格や考え方をだんだんと掴んでいくのです。

2017-01-11 12:43:57
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」09】 その日の夜かどうかは不明ですが、夜更けに、劉表の長男、劉琦が玄徳を訪ねてきました。慌てて出迎える玄徳。劉琦は、人目を忍んでお願いにきた、と言います。自分を助けてほしいと。

2017-01-11 12:45:38
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」10】 劉表の病が重くなるにつれて、劉琦の命も危うくなったと言います。というのも、劉琦の継母は、劉琦ではなく、自分が産んだ劉琮を後継ぎにしたいと考え、劉琦を毒殺しようとしていたのです。

2017-01-11 12:49:03
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」11】 劉表が亡くなる前に、劉琦を暗殺して、後継者の候補を劉琮ひとりに絞らせるという作戦なのでしょう。玄徳は、孔明に何かいい方法がないか、と聞きますが、孔明は冷たく、家庭の事情に関係の無いものは口を挟まぬことです、と助言することを拒絶。

2017-01-11 12:50:49
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」12】 玄徳は玄徳で、蜀建国に向けて邁進してもらいたいところであり、劉表のお家騒動に巻き込まれて思わぬ難を受けてはたまりません。駄目でしょうか、と上目使いの劉琦に対し、きっぱりと我々の知るところではありません、という孔明。

2017-01-11 12:52:36
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」13】 仕方なく劉琦は変えることに。しかし、劉琦に同情的な玄徳は、あす、孔明を劉琦の屋敷に向かわせると耳打ち。そして、こういうふうにしてな、と孔明の助言を受けるための策を伝えるのです。

2017-01-11 12:54:03
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」14】 翌日、玄徳はお腹の調子が悪いと言って、孔明に代わりに返礼の挨拶のために訪問に行ってくれと頼みます。孔明は一人劉琦の屋敷に向かいます。孔明の到着を聞いた劉琦はすぐに孔明を迎え入れます。ささやかな酒宴の席をもうけ一献傾けます。

2017-01-11 12:56:05
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」15】 劉琦は孔明に見てもらいたい古い本がある、と言います。大変貴重な本だというと、孔明も興味を惹かれた様子。是非みたいと言うと、劉琦は階段を案内しこの上ですと孔明とともに上がります。しかし、上には本などありません。

2017-01-11 12:58:08
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」16】 劉琦は、自分の危機を救って欲しいと再度願います。 しかし、孔明は知らん、と言い、なんで他人の家庭の事情に立ち入らねばならぬ、と断ります。

2017-01-11 12:59:44
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」17】 「疎き者は親しき者を間(へだ)てず」という言葉がある、と自分のような部外者がとやかく言う問題ではないと言います。でもこのままでは自分は必ず殺される、という劉琦に、ならば自信で考え、身を守れと言い放ち帰ろうとします。

2017-01-11 13:03:15
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」18】 しかし、あったはずの階段が無くなっています。取り外し可能だったようです。飛び降りたら怪我しそうです。これはどういうつもりか、と孔明が言うと、劉琦は、こうしておけばこっそり近づかれ、話を盗み聞きされることもない、と答えます。

2017-01-11 13:04:49
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」19】 孔明に迷惑をかかることも無いと言い、自分にとって生死の境にいる今、必死でございますと。何卒、何卒、とひれ伏す劉琦に、孔明はそんな策は持ち合わせてはいないとなおも突き放します。あくまで帰ると言い、誰かおらぬか、と呼びかけます。

2017-01-11 13:06:56
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」20】 劉琦はもはやこれまで、と懐から自決用の小刀を取り出し、自らの首に当てます。慌てて止めに入る孔明。こうなれば潔く自害をすると言って泣く劉琦。それを見た孔明は、それほどの覚悟なら良計を教えましょう、とようやく劉琦に助言することに。

2017-01-11 13:08:57
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【横山光輝「三国志」講座116「お家騒動」21】 本当でございますか、と喜ぶ劉琦。劉琦の粘り勝ちです。 孔明は、ひとつの話を劉琦に聞かせます。 その話とは…、続きはまた次回です。 今回はここまで。

2017-01-11 13:10:33