竹中工務店が、モダニズム建築の名品京都山崎の「聴竹居」を取得と発表。聴竹居と多治見市笠原町のモザイクタイルミュージアムの意外な繋がりとは?

祝保存ヽ( ・∀・)ノ♪
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加藤郁美 @katoikumi

わーお!モザイクタイルミュージアムの笠原町のタイル技術を作った山内逸三が青年時代に学んだ藤井厚二教授の自邸を竹中工務店が取得!「地元と共に保存活用」takenaka.co.jp/news/2017/01/0… pic.twitter.com/q6HM8dfvnc

2017-01-18 11:55:32
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加藤郁美 @katoikumi

竹中工務店が取得し、一般社団法人聴竹居倶楽部がこれまでどおり見学公開の運営を続けることが発表されたモダニズム建築の名品「藤井厚二自邸/聴竹居」。藤井厚二は、竹中工務店が初めて迎えた帝国大学出の設計者でした。@katoikumi pic.twitter.com/bhif0YlD90

2017-01-18 13:39:29
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加藤郁美 @katoikumi

藤井厚二は竹中工務店退職後、洋行をへて京都大学建築学科教授に。明治以来の帝大設計者と異なり、公共建築ではなく個人住宅を自らのテーマとし、ただ西洋風にすることではなく日本の風土の中での快適さを求めることに先進性を見出したことで再評価されています。@katoikumi pic.twitter.com/x3zcZWLQYX

2017-01-18 13:54:14
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加藤郁美 @katoikumi

藤井厚二は福山の素封家の次男で、京都郊外の山崎に広大な土地を購入し、自邸を建てては居住して住み心地を確かめ、また次の設計を行うという特異なスタイルでも有名。そして自らの建築に合うタイルや陶器類も自作していました。この可愛いウズラちゃんも!@katoikumi pic.twitter.com/3Rhd3QOoh3

2017-01-18 14:02:27
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加藤郁美 @katoikumi

以上の写真は「聴竹居」HPから拝借いたしました。 chochikukyo.com/index.html @katoikumi

2017-01-18 14:03:26
リンク www.chochikukyo.com 聴竹居|藤井厚二 聴竹居 1928(昭和3年) 藤井厚二 13 users 628
加藤郁美 @katoikumi

藤井厚二は聴竹居もあった敷地内に「藤窯」を築いており、モザイクタイルミュージアムの多治見市笠原町のモザイクタイル技術を作り上げた山内逸三は、20歳のころこの窯で、藤井博士とともに日本の住居の近代化・庶民生活の美化に役立つタイルの大量生産の研究をしていました。@katoikumi pic.twitter.com/jEHhQSidQ5

2017-01-18 14:12:17
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加藤郁美 @katoikumi

「にっぽんのかわいいタイル」で辿り着いた、聴竹居での藤井厚二と山内逸三との協働には驚かされましたが、逸三の人柄の美点として笠原の人々が語り継ぐ「分け隔て無く誰とも真剣に付き合い、えばらず、しかし威厳があった」…が、藤井博士の美点と重なることが心にしみました。@katoikumi pic.twitter.com/T4vBkeL5Gr

2017-01-18 14:27:14
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加藤郁美 @katoikumi

19歳で笠原町からひとり京都へ出て窯業技術を学んだ山内逸三が、帝大建築科・陶工・織工・家具職人が結びついて制作活動をしていた大正デモクラシー期の京都、わけても藤井厚二博士との出会いから、いかに豊かなものを受け取って笠原へと帰ったか。胸をうつものがあります@katoikumi pic.twitter.com/MTu7pn08CA

2017-01-18 14:38:27
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加藤郁美 @katoikumi

山内逸三は京都から帰った故郷の笠原で、モザイクタイルの大量生産技術を作り上げましたが、逸三は自分の技術を町の人々に分け与え、笠原町は世界的なタイル産業の町に。逸三個人の技術にとどまらず、町の産業技術として発展したことも、藤井厚二博士の薫陶ゆえだったかも。@katoikumi pic.twitter.com/cfRNepfVDz

2017-01-18 14:46:46
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加藤郁美 @katoikumi

京都の藤井厚二設計「聴築居」と岐阜県多治見市笠原町の藤森照信設計「モザイクタイルミュージアム」。意外な繋がりのふたつの建物、ぜひおた訪ねください!@katoikumi pic.twitter.com/tpuWRXPkOq

2017-01-18 14:56:07
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