【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説してみようというコーナー。第118話「博望坡の戦い」の巻 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」01】 第118話です。 曹操の軍勢が新野を目指してくるという報が届きます。劉備玄徳の配下達が集められて軍議が開かれました。玄徳の横に座っているのが、軍師となった諸葛孔明です。孔明が会議の口火を切りました。

2017-01-24 13:16:13
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」02】 新野を目指す曹操軍は10万。勝つも負けるも諸将の働き如何ですが、孔明は地の利を考えて作戦を立てました。 まず、戦場は、新野の城より90里はずれた博望坡の嶮(けん)を利用すると言います。

2017-01-24 13:19:32
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」03】 漢の時代の1里は約400mと言われていますので、戦場は新野の城から約36km離れたところです。箱根駅伝でいうと、スタートしてから1区(21.3km)を過ぎて2区(23.1km)の途中、保土ヶ谷駅前を通り過ぎたくらいですか。

2017-01-24 13:28:40
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」04】 迅速に行軍すればギリ1日で移動できる距離ですが、険しい道程ということと、準備もあるでしょうから、布陣するのに2〜3日は見ておいた方がいいでしょうか。それくらいの距離感です。

2017-01-24 13:32:39
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」05】 孔明はまず博望坡の地形を説明します。左に予山という山があり、右に安林という林があります。関羽に1500の兵を率いて予山に潜み、敵軍が半分ほど通過したら襲撃を開始し、曹軍の後陣をたたき、軍事物資に火を放ってもらいたいと言います。

2017-01-24 13:35:24
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」06】 張飛は、同じく1500を率いて安林にひそみ、南に火の手が上がったらまっすぐ突っ込み中軍を粉砕すると。関平と劉封は500人ずつ引き連れ火薬をたずさえ、博望坡の両面より火を放ち、敵を火中に包めと指示し、両名はうなずきます。

2017-01-24 13:37:44
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」07】 趙雲は正面からつっこんでいただく、というと、趙雲は自分が先陣か、と勇み立ちますが、ここで孔明、わざと負けて逃げろと言います。敵を深く誘い込むことが目的だと。張飛は、軍師の指図はわかったが、軍師自身はどこで戦うのか?と尋ねます。

2017-01-24 13:39:31
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」08】 孔明は、殿は一軍を率いて敵の進路にたちふさがっていただく、と答えます。張飛は、殿、玄徳のことを聞いているのではない、孔明自身がどこで戦うのかと、重ねて尋ねます。

2017-01-24 13:40:37
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」09】 自分はここにいて、新野を守る、という孔明の言葉を聞いた張飛は、ひとしきり高笑い。しかし、すぐに真面目な顔になって、聞いたか諸君!と周りに呼びかけます。我々には遠く城を出て戦えと命じながら、本人は危険な戦場には出ないと。

2017-01-24 13:42:36
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」10】 これが笑わずにいられるか、これが知恵者か天才か、お前は自分の身と安全を守る天才であろう、と雄弁に語る張飛。しかし、孔明は黙れ!と一喝。そして、孔明は前回、玄徳から預かっていた剣と印を取り出し、命に背く者は斬ると言います。

2017-01-24 13:44:34
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」11】 この剣、三国志の初期に出てきた、玄徳が漢室につながる証拠として伝えられてきた名刀、かどうかはわかりません。柄の形が違うので、全然関係ないかもしれませんが、もしかしたら、中身は一緒で柄の部分を張替えさせたものとも考えられます。

2017-01-24 13:48:16
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」12】 ともかく、玄徳の名代として剣と印を預かり、諸将に命ずる立場にあることを知らしめようとしたわけです。しかし、張飛は幾多の戦場で負けたことのないこの張飛を孔明のような青二才が斬れるかと、剣に手をかけます。

2017-01-24 13:50:08
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」13】 慌てて止めに入る玄徳。いま内輪もめしているときではありません。玄徳は張飛に早々に行動に移るように命じます。面白くない張飛ですが、関羽に、玄徳の剣と印の前で逆らえば、玄徳に逆らうことになると言います。

2017-01-24 13:51:41
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」14】 今回だけは、孔明の計が当たるかどうか、試みに従ってみようではないか、という関羽の言葉に、そこまで言うのなら試してみようと張飛。しかし、この計が外れたら二度とお前の命令は聞かんと捨て台詞を残します。こうして諸将は出発します。

2017-01-24 13:53:18
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」15】 一方、夏侯惇を大将とした曹軍は、粛々と行軍してきます。夏侯惇は道案内人を呼び、この先が博望坡であることを確認。新野まであと90里あまりです。もう一息だ、という夏侯惇。少し道が険しくなってきたかと思うと、目の前に敵兵の姿が。

2017-01-24 13:56:01
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」16】 趙雲が率いてきた一軍でしたが、曹軍に比べて圧倒的に兵力が少ないのを見て、夏侯惇は徐庶が孔明の才を讃えていたが、あの布陣でこの10万を防げるものか、と相手を侮ります。軽くいなしてやろうと、趙雲の軍に向かって突撃開始。

2017-01-24 13:58:10
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」17】 敵の姿を確認した趙雲は、めずらしく目を開いて、ぬかるなと応戦の準備。張り切る夏侯惇を豚呼ばわりして趙雲は一騎打ちを仕掛けます。一通りやり合った後、逃げ始める趙雲。追いかける夏侯惇が繰り出す槍を受け流しながら奥まで誘い込みます。

2017-01-24 14:02:11
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」18】 深入りしすぎた夏侯惇を折って部下が駆け込んできます。趙雲の逃げっぷりから伏兵の存在を懸念する部下ですが、夏侯惇は伏兵がいようと大軍の前では歯が立つまいとさらに突き進みます。果たして敵の伏兵の姿が。

2017-01-24 14:04:50
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」19】 しかし、夏侯惇は伏兵の数が少ないことから、かまわず蹴散らすように指示。さらに突っ込みます。ひとしきり夏侯惇の軍と刃を交えた玄徳と趙雲はそろそろ引き揚げ時と、退却を命じます。敵が潰走したと見て、夏侯惇はさらに進撃していきます。

2017-01-24 14:07:07
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」20】 一方、日が落ちてた頃合いですが、曹軍の一部隊を率いていた于禁のところに李典がやってきました。李典は夏侯惇の行方を気にしています。于禁は、夏侯惇は勢いに任せて進んでいるが、我々も荷物があるから一緒になっては動けぬと。

2017-01-24 14:10:50
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」21】 于禁の部隊から2里(800m)ほど離されたようです。李典は、図に乗っては危ないと言います。于禁は敵勢は少数で戦いにならないと言いますが、李典は兵法の初歩を思い出したと言います。

2017-01-24 14:12:37
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」22】 すなわち、「難道行くに従って狭く山川あい迫って草木の茂れるは敵に火計ありておして備えるべし」というのが兵法にあります。于禁はそう言われてみれば、まさにこの辺りの地勢はそっくりだと言います。

2017-01-24 14:16:23
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」23】 于禁は、李典にここにいて後陣を固めてくれといい、自分は夏侯惇に追いついて自重するように伝えてくる、と一騎で走り始めます。 一方夏侯惇は、周りに人影は見当たらなくなり、敵の逃げ足が速さを呪いつつ、明日決着をつけると言います。

2017-01-24 14:19:28
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」24】 夏侯惇を追いかけてきた于禁は、夏侯惇の急すぎる進行を自重するように進言します。なぜかと問う夏候惇に、李典が言っていた火計の恐れを伝える于禁。夏侯惇があたりを見回すと、確かに危険な状態のようです。

2017-01-24 17:04:44
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【横山光輝「三国志」講座118「博望坡の戦い」25】 徐庶が言っていた孔明の人物評を思い出した夏侯惇。なぜそれをもっと早く言わぬ、と自分で勝手に突き進んだくせに八つ当たりな発言を。うっ、と見ると火の手が。孔明が仕組んだ火計が始まりました。火薬を使ってるので火の勢いが異常に速い。

2017-01-24 17:06:42