長寿アニメが落語や能狂言と同等の伝統芸能と化していく過程について

生命情報保存研究所 @rodan670

初期から続くバブル期を反映した設定（平凡なサラリーマンが３０そこそこで一戸建てを持てる、主人公の母親は２０代半ばで結婚、子供は二人）は今日の世相とはわずかながら乖離しつつある。もし２０１７年の家族を描いた日常アニメが生まれるとすれば、

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ともに３０代半ばで結婚した夫婦とその間に生まれた一人っ子、住まいは借家、母親も働いており子供は家で一人になりがち、近所づきあいはほぼなし、という若干寂しいものとなるかもしれない。新たなるファミリー系アニメの長寿化は難しくなってきている。

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となると、多少実際の世相とずれようが、クレヨンしんちゃんの牙城は安泰であり、ひいては、いたるところに現代社会とのギャップを抱えるサザエさんでさえ、今後数十年、下手をすると１００年規模で放映され続ける見通しが成り立つ。そのとき、それはもう落語や能狂言と同等の伝統芸能としてみなせる。