成宗天文台日記

フォスフォレッスセンス @ph0sphorescence

チケット発売中！ ある晩、"答え"が訪れた 演劇ユニット フォスフォレッスセンス #1『フレア -X線のバカンス-』 3月10日(金)〜14日(火) 会場:新宿眼科画廊 スペース地下 前売2500円 一般3000円 ご予約☞ ticket.corich.jp/apply/80140/ pic.twitter.com/oRWeopPCUA

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フォスフォレッスセンス 『フレア -X線のバカンス-』 会場:新宿眼科画廊 3/10(金) 19時半 11日(土) 14時-/18時- 12日(日) 14時-/18時- 13日(月) 14時-/19時半- 14日(火) 14時-/19時半- 前売 2500円 一般3000円 pic.twitter.com/eFQs9eiLSM

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1月8日 雨 太宰治の「フォスフォレッスセンス」を声に出して読む 現実と夢の境目が曖昧になっていくこの作品のように、現実と虚構が、観ている私と演じているあの人の境目がぼんやりとしていく、そんな演劇にしたいね、と早坂さんと 冷たい雨風がしみる、2017年の稽古初め #成宗天文台日記

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1月9日 雨のち晴 街中にはちらほらと振袖のお嬢さんたち、そうか今日は成人の日だ 六本木、森美術館で今日が最終日の「宇宙と芸術展」をみる 古来より人間がどう天文や宇宙をとらえ、宗教、芸術、生活に反映させてきたか、たっぷり3時間近くかけて展示をみてまわり堪能する #成宗天文台日記

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1月11日 晴 「フォスフォレッスセンス」を声に出して読む 今日は太宰治として、おしるこの缶を編集者に見立て、彼に語ってみる やはり太宰は根暗のふりした根明で、気障な文章なのだが、惜しげもなくロマンチックなことを言いきるところが素敵だ トマトをいただいて帰る #成宗天文台日記 pic.twitter.com/CMhJFurFhf

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1月12日 晴 今公演のフライヤーをいただく すこし小ぶりなB5サイズで、手触りがよく、色もきれいで、とてもかわいい印象 これを手にとった人たちが、ずっと手元に残しておきたいと思ってくれるとうれしい もちろん観にきてもらえれば、なおうれしい #成宗天文台日記

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1月13日 晴 稽古はおやすみ 「フォスフォレッスセンス」を読んだり、手元にある台本の冒頭部分に目を通したり、頭のなかにぼんやりと作品についての思考をただよわせる 明日はとても冷えこみ、ところによっては雪がふるそうだ 先日いただいたトマトでスープをつくる #成宗天文台日記

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1月14日 曇 予報どおり、とても冷えこむ この週末はセンター試験 受験生も寒さに負けずがんばってほしいが、この厳しい寒さのなか会場の案内に立つ人たちもたいへんだ 近所の図書館でハッブル望遠鏡で観測した星々の写真集をみつけ、パラパラとみてみる #成宗天文台日記

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1月15日 晴 今日も朝からキンと冷えた空気で、遠くに富士のあたまがきれいに見える 「フォスフォレッスセンス」を何度も何度もくりかえし読む "私"はどこからこの話を語っているのだろうか 作品の中で現実と夢が溶けあっていくように、時間感覚も溶けていくようだ #成宗天文台日記

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1月16日 晴 いつもよりにぎやかな稽古場 「フォスフォレッスセンス」を声に出して読んだあと、半分あたりまであがってきた「フレア」の台本を読み合わせ しかし、残念ながら途中でタイムアップ どちらの作品も徐々にピントがあって、ぼんやりと輪郭がみえてきた感じだ #成宗天文台日記

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1月17日 晴 小寺さん出演の舞台『木に花咲く』を観に行く 抑制のきいた演技と、奇妙な身体表現から人々のグロテスクさが浮かびあがり、酸素が薄くなっていくような、窒息しそうな息苦しさに包まれた、そんな舞台だった ああ、早く3人で稽古したい、楽しみで仕方がない！ #成宗天文台日記

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1月18日 晴 昨日の観劇をぼんやりと思いだしながらすごす あまり台本には手をつけられず、こういう時は無理しないで、思いきって読まないでおくことにする 美味しいトンカツ屋さんに連れていってもらい、ヒレカツと海老カツを腹いっぱいごちそうになる #成宗天文台日記

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1月19日 曇 これまで青空文庫を印刷した横書きのテキストをつかっていたので、近所の図書館で「フォスフォレッスセンス」が収録されている文庫本をさがす ちくま文庫の『文豪怪談傑作選 太宰治集』 "怪談"のくくりで読むのも、また印象がちがっておもしろい #成宗天文台日記

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1月20日 曇時々雪 たっぷりと稽古 「フォスフォレッスセンス」朗読、今日は小道具なんかを用意してみた ただ、朗読と芝居のバランスがむずかしい 「フレア」は前回の続きから、いまあがっているところまでを本読み 「言葉」も「喋る」という行為さえも愛おしく思える戯曲だ #成宗天文台日記

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1月21日 晴 いまいち惑星と恒星と彗星の違いもわかっていないので、彗星に関する科学教養番組をみてみる もっとも有名なハレー彗星は76年周期で地球に接近し、次は2061年に出現するそうだ これは長生きして自分の目で観測しなければ #成宗天文台日記

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1月22日 晴 星がよく見えて、オリオン座がすぐ見つけられる 「フォスフォレッスセンス」の朗読は、各人の方向性が見えてきて、細かく稽古がはじまる いまの段階でもそれぞれ色の違う「フォスフォレッスセンス」なので、いったいこれがどこに辿り着くだろうか、楽しみだ #成宗天文台日記

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1月23日 晴 「行く1月逃げる2月去る3月」とはよくいったもので、気づけば1月も終盤、稽古がはじまり、この日記を書き始めてから2週間がたった いよいよ明日の稽古からキャスト3人がそろう、楽しみだ！ 帰路で松方弘樹さんの訃報を知る ご冥福をお祈りします #成宗天文台日記

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1月24日 晴 今日から小寺さんが合流し、3人で『フレア』の本読み稽古 3人での本読みは昨年末の顔あわせ以来だ 台本も稽古ごとに更新されていき、少しずつ、物語の終わりが見えてくる さて、いよいよセリフを覚えださなければ #成宗天文台日記

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1月25日 晴 『フレア』の台本を読み返す 「ある晩"答え"が訪れた」というコピーはあらためて秀逸だ 俳優をやっていると、周囲の人々よりも若く(もしくは幼く)見える、見られることがあるのだが、研究職の人間というのも似ているのかもしれない、とぼんやり考える #成宗天文台日記

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1月26日 晴 「人は死んだら星になる」というのは、どうやら紀元前から言われていることらしい 星が瞬くというように、太古から、われわれが星を見るように、あちらからも見られていると信じていた 今回の作品は、その「あちら」から見ていた存在との邂逅の物語だ #成宗天文台日記

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1月27日 晴 『フレア』本読み稽古 有於良さんがきたので、シーンのイメージや人物像、台本の意図などすりあわせながら細かく読み稽古をくり返す 稽古場での「共通言語」がまだ少ないので、焦らず丁寧に言葉を消化していかなくては みんなでカレーを食べて帰路へ #成宗天文台日記

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1月28日 晴 髪の毛を切る 役にむけてではないが、これからの稽古にむけてひとつ気分をあげる 『フレア』はひきつづき本読み稽古 セリフをひとつずつ、ニュアンスやイメージを確認しながら、丁寧に丁寧に読んでいく 牛歩だが一歩一歩、いいものにしていく #成宗天文台日記

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1月29日 晴 今日はとても暖かく、早くも春の予感 散歩がてら明治大学へ向かう 港都さんの出演している朗読劇を拝聴 唐さんの軽快な言葉にのせて楽器を鳴らし、それと共に台詞が音楽のように入ってくる とても心地よく楽しい朗読であった 今日は母の誕生日 花を買って帰る #成宗天文台日記

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1月30日 晴 今回の公演の会場である新宿眼科画廊へ下見に行く そこは芸能の神を奉る神社の裏手だ 地下に降りると、そこは想像よりも広く、落ちついたお洒落な空間で、ここがどうやって山の上のさびれた天文台になるだろうか #成宗天文台日記

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1月31日 晴 本読み稽古 最新版の台本が送られてきたので、通して読む 今日更新された部分は、夢と現実、過去と現在が混迷し、『フォスフォレッスセンス』のようだ 早坂さんと川原さんで衣装の打ち合わせもはじまった セリフを覚えがてら歩いて帰ると、1月が終わっていた #成宗天文台日記