JASRACが主張している根拠となるカラオケ法理等についての解説ほか

〇玉井克也氏の主張はいわゆる「(拡張された)カラオケ法理」を適用したもの まとめ中にもあるが、小倉弁護士の解説はこちら http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2017/02/jasrac-0677.html 〇(著作権法の規律の観点から)カラオケ法理とはカラオケボックス/スナックの経営者が歌い手でカラオケボックス/スナックで歌っている人が聞き手というもの。 〇著作権法の専門家はJASRACがこの法理を適用すること疑問視している。 続きを読む
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三崎尚人 @nmisaki

(承前)専門家にコメント取っても、読者や視聴者には難しいと思っているのか…。最後のような気もしますが、感情的な反応が多い状況において、マスコミのお仕事は、何が争点なのかを丁寧に見せることなのではないかと。

2017-02-03 10:35:05
三崎尚人 @nmisaki

前記記事によると、この話は「楽器教室を事業としてやっている大手事業者とは2003年から折衝を重ねてきた」だということ。報道だけ見ると、JASRACがいきなり言い始めた印象を受けますが、実情は既に十年以上交渉があったわけですね。

2017-02-03 11:27:28
三崎尚人 @nmisaki

ところが、驚くべきは後段で、この関係者は「個人経営の教室も一部対象になるといい、音大や専門学校は『当分の間は保留』」とも言っている。つまり、演奏権は教育の一環でも及ぶが、JASRACの裁量として教育機関には請求しない判断ということ。また炎上にガソリンかけたなあ(続く)

2017-02-03 11:30:08
三崎尚人 @nmisaki

ワザと朝日新聞の記事を誤読しているアオリ記事。『JASRAC「CDの売り上げ落ちて儲けが減ったから音楽教室からも著作権料徴収するよ!」→強欲すぎて大炎上』buzzap.jp/news/20170202-…

2017-02-03 10:02:17
三崎尚人 @nmisaki

後、昨日のJASRACの新年懇親会で何が語られたのかも、断片的にしかわからないのも歯がゆい。 tokyo-sports.co.jp/entame/enterta… daily.co.jp/gossip/2017/02… にいくつか載っていますが(続く)

2017-02-03 10:44:42
リンク 東スポWeb - 東京スポーツ新聞社 音楽教室から著作権料徴収へ JASRAC理事長が表明 7 users 8

 日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室での楽曲演奏について、著作権料を徴収する方針であることが2日、分かった。この日、都内で行われた同協会の新年懇親会で、浅石道夫理事長(65)が表明した。来年1月からの徴収を目指している。

三崎尚人 @nmisaki

一方前記別の記事によると、この新年懇親会で、JASRAC関係者は「受講料を取ってますし、教育の一環とは違う。大手楽器メーカーにとって、音楽教室は楽器を売るためのビジネスモデルにもなっている」と言ってる。これはJASRAC理事でもある玉井克哉先生の昨日のツイートとほぼ同じ(続く)。

2017-02-03 11:28:38
三崎尚人 @nmisaki

権利制限規定との兼ね合いとかどうなるんだろう? といろいろ気にはなったりするわけですが、JASRACが権利者の代理として使用料を取るのがお仕事である以上、権利の範囲は言っておきます、ということなのでしょうか? でも、これ本当に保つのかしら??

2017-02-03 11:33:01

〇編者にとっての玉井発言の奇妙な点

リンク NAVER まとめ 本当に悪?間違って解釈されているJASRACの評判 - NAVER まとめ ネット上では、大きく批判されている著作権団体JASRAC。実際は本当に問題だらけの団体なのでしょうか。ネットで大きく勘違いされているJASRAC問題をまとめまし...

・簡単にいうとダウンロードの違法化の時は、JASRACは関わっていない。CDが売れなくても動画投稿サイトとの契約なんかで喰っていけるということだった。
・音楽の流通形態が変化している。新しい流通形態に見合った管理・分配を行っていきたいとしている
・そしてこのときは動画で収益を組み立てると言っている

リンク Musicman-NET 第89回 都倉 俊一 氏 | Musicman-NET Musicman-NETは、音楽業界人・音楽業界を目指す人のための音楽ビジネス、求人、就職、転職情報サイトです。音楽の仕事を探すならミュージックマンネットで 21

日本音楽著作権協会理事を務め、2010年8月12日より船村徹の後を受けて会長に就任した(2016年3月退任)。

会長の交代でこうした方針がかわったのか?

リンク CNET Japan 使用料徴収額は微減へ--JASRAC新会長の意気込みは「冷たい団体の評価を受けないよう」 一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は5月25日、定例の年次記者会見を開催、2015年度の事業概要などについて報告した。 1 user

「JASRACは税務署以上に冷たい、といった評価を得ないよう活動しようということ」と就任の意気込みを語った。
 2016年度の使用料徴収額は約1116億7000万円(前年比0.7%減)と微減。「演奏等」の分野ではコンサート市場が過去最高規模に活況だったことに加え、社交ダンス教授所以外のダンス教室の管理を開始、その契約締結が順調に進んだことなどから前年度実績を上回った。

リンク CNET Japan JASRAC新理事長に浅石道夫氏が就任--「権利者と利用者、エンドユーザーを結ぶ懸け橋に」 一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は13日、都内で記者会見を行い、前月末の提示社員総会および臨時理事会で選任された新たな常勤役員について発表した。 1 user 13

 CD販売減など、音楽著作権収入の構造変化については、「日本における音楽市場にはまだ伸びしろがある」と評価。カラオケについても、「徴収開始した当初は決して大きな額ではなかったし、一軒あたりの徴収額が少ないことから効果を疑う声もあった。それが現在では、CD販売などと並ぶほどの著作権収入になっている」と説明。

 これに加え、「現在、管理率があまり高くない種目(BGM、カラオケ教室)、あるいは見放題の動画配信や音楽ダウンロードサービスなど規定見直しが検討されている分野もあり、利用者と地道な交渉を続けていきたい」とした

↑この記事を読み返すとたしかに音楽教室(カラオケ教室)が書いてあるので、交渉というか管理率の悪いところとして挙がっていたのはたしかなようだ。

↑しかしながら、理事の交代によってJASRACの重点方針が変わりすぎているのではないか。

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