教育工学用語「発問」に対する短かい考察
ある不明瞭・不適切な専門用語に対する短かい考察.
その専門用語は教育工学用語の「発問」で,このまとめに含まれるつぶやきは @kaimai_mizuhiro 氏のつぶやきまとめ「企業研修用テキスト開発プランナーの考え方」( http://togetter.com/li/11467 )に含まれていたものです.
下記の参考サイトもぜひご覧下さい.特に「授業は、学問なのだろうか?」はお勧めです.
「授業は、発問なのだろうか?: 風にふかれて」 http://bit.ly/dmvfqG
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開米瑞浩
@kmic67
プロ講師はこの「問いかけ」を入れる回数が非常に多く、かつ、タイミングがうまい。それはもちろん事前にどこでどんな問いかけを入れるかシミュレーションしているからだ。
2010-03-28 23:38:00
開米瑞浩
@kmic67
ちなみにこの「問いかけ」のことを教育工学では「発問」と呼ぶ。 ただ、一般には知られていない用語なのと、もう1つ理由があって私はあえて「発問」ではなく「問いかけ」という日常語を使っている。
2010-03-28 23:41:06
開米瑞浩
@kmic67
私が「発問」という言葉を使わないもう一つの理由、それは、教育工学における「発問」という概念の位置づけに微妙な違和感を感じている、ということだ。
2010-03-28 23:57:42
開米瑞浩
@kmic67
たとえば文科省サイトで「発問」について説明されているページ http://bit.ly/aX6lkh を見ると、「質問」は子供が本文を見ればわかるもの、「発問」は子供の思考・認識過程を経るもの とある。
2010-03-29 00:02:37
開米瑞浩
@kmic67
この「質問」と「発問」の使い分けには違和感を感じる。 その区別をしたいなら、私なら 単純質問 対 複合質問 のような表現をするだろう。
2010-03-29 00:04:14
開米瑞浩
@kmic67
私が研修の中で「問いかけ」を組み立てるとき、「受講生の中から関連発問が出る」ことを狙っているシーンも確かにあるが、だいたい8割~9割の「問いかけ」では、そんなことはまったく考えていない。
2010-03-29 00:08:40