#恋文 #どんなに離れてたって傍にいるから

関ジャニ∞大倉さんで妄想。 ※フィクション
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ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<32> (何で私が…) なんて思いながら、当日。 会社で一番広い応接室を準備する。 “到着されました” “ん、さて大仕事やでー” 『大仕事?』 するとスーツを着た背の高い人を 筆頭に、沢山の人が社内に入ってきた (うわぁ若っ…) #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:15:34
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<33> 視力の悪い私でも分かる 若さとイケメン度合い。 “お待ちしておりました” うちの社長が近づき挨拶をする。 『ご案内致します』 私も少し近づき、こちらに向かって 歩いてくる方たちを案内しようとする 「ありがとうございます」 #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:15:46
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<34> 聞き覚えのある声に顔を上げる 『え…忠義……?』 「どこに行けばいいですか?」 『あ!すみません、こちらですっ』 動揺を必死に堪え、案内する。 応接室に着くと、うちの会社の偉い人がずらりと並んでいる。 そしてすぐに会議。 #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:16:00
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<35> 会議中は部屋から追い出され 給湯室に避難。 なかなか回らない頭を働かせる。 (何で…忠義が…) とても驚いたのに、 眼鏡をかけたスーツ忠義の姿に ドキドキしている自分もいる。 「何で居るんとか考えてんやろ」 #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:16:14
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<36> 噂をすれば… 『思ったよ…全力で…』 「…ご挨拶が遅れました。私こういう者です」 渡された名刺を読むと 『代表取締役社長…!?しかも大手ブランドやんここ…』 「ビックリした?(笑」 『いやもうビックリとかいうレベルじゃ…』 #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:16:38
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<37> 「…夢叶えてたんやな」 『そうやで。合格も言おうとしてたのに』(…あの時…) 「俺も夢叶えたんやで」 『そう!聞きたかった!』 「俺の夢は、あやめが輝ける場所を創る事。」 『…?』 「今日からこの会社。合併することなったから」 #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:17:31
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<38> えっとー…どうゆう 「傘下じゃなく合同てな感じ? まぁ契約やな。そのために来てん」 あ…そうやったんか…ちょっとでも期待した自分が恥ずかしい 「それと東京ついて来るんやで」 『…はい?』 「来週からこっちで働いてもらうし」 #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:17:51
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<39> 『ちょっと待って!まだ仕事残って…』 「もう待てへん…」 あの時と同じように抱き締められる 「かっさらいに来た…」 見上げると少し涙目の忠義… そんな顔されたら… 『…っずっと待ってたぁ…!』 涙も感情も止まらへん… #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:18:11
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<40> 「待たせたな……もう離さへんから…」 痛いくらいに抱き締め合う。 息苦しくなるほどなのに 優しくて、離してほしくなくて、 思いっきりしがみついた。 「やっと…や…」 忠義はかけていた眼鏡を外し 涙を拭った。 #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:18:33
ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<41> 『何泣いてるん…笑』 「人のこと言えんやろ…?」 …目が合う。…この沈黙も愛しい …どちらからともなく唇を寄せ合う。 人生3回目のキスは…歯磨き粉の味 「お前の事忘れたことなかったで」 そんなの私だって… _愛してる #どんなに離れてたって傍にいるから

2015-11-26 01:18:49
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