就職活動が厳しい「今」だからこそ・・・5つ大事なアドバイスを読んで欲しい。

「自殺:就活難航で大学生の自殺者が倍増 10年警察庁統計」というニュース。 ~「経済・生活問題」のうち、「就職失敗」を原因に含むとされた自殺者は、07年180人、08年253人、09年354人と増加傾向が続き、10年は70人(19.8%)増となった。~ http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110303k0000e040037000c.html
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樋口耕太郎 @trinity_inc

私が就職活動中の学生にアドバイスするとしたら・・・ 第一に、「自分の適性」で選ばないこと。学生の時点で自分の適性が理解できる方は稀だと思います。「自分に向いている」という理由で仕事や職種を選ぶことは、相当矮小化された適正を前提に、自分の将来を決定することにならないでしょうか?

2011-03-06 18:28:39
樋口耕太郎 @trinity_inc

第二に、自分のやりたいことで選ばないこと。生涯かけてやりたいこと、全てをなげうってでも実現したいこと、命にかけてこだわりたいこと、を知らないのであれば、この選択方法に合理性はないと思います。モチベーションは、自分で維持し、育み、自ら高めるものでなければ持続しません。

2011-03-06 18:34:46
樋口耕太郎 @trinity_inc

第三に、条件で選ばないこと。二つに道が分かれているときは、常に、難しい方、苦しい方、損に見える方を選ぶことをお勧めします。条件とは、下手な例えですが、「入り口のドアの色」に過ぎず、ドアの向こうに何があるかということとは、全く無関係だからです。

2011-03-06 18:37:20
樋口耕太郎 @trinity_inc

第四に、得意分野で勝負しないこと。その時点で得意なことなど、その後必要となる努力や、知識や、経験に比べて、殆ど意味を成さない水準だからです。

2011-03-06 18:39:24
樋口耕太郎 @trinity_inc

第五に、自分の思考で判断しないこと。これは少々語弊があるのですが、若い時点での自分の常識や思考など、やはり限られているからです。どんなに馬鹿らしいことでも、理不尽だと思えることでも、一旦飲み込んで、自分以外の全てが正しいという前提で、ただただ活動する時期は必要だと思います。

2011-03-06 18:48:38
樋口耕太郎 @trinity_inc

私の場合、以上を、直感で選んだ自分が選択し得る最もきつい場所で、まずは、3年間と決めて飛び込んだ後、世の中こんなに辛いことがあるのかと思うほど働きました。その後のことはその後で考えるのが良いでしょう。

2011-03-06 18:49:20
樋口耕太郎 @trinity_inc

就職活動、辛いこともあると思いますが、諦めなければ必ず正しい方向に導かれることと思います。「諦めない」と心に決めた瞬間から、その意識が自分の雰囲気というかオーラににじみ出て、その瞬間から人からの見え方が違ったりするものです。意識が運命を呼び込むのは、科学的事実です。

2011-03-06 19:04:35
樋口耕太郎 @trinity_inc

就職先が「今」決まらなくったって、命をとられるわけじゃなし。いまどき、就職したからといっても、すぐ会社が潰れるかもしれない。人は誰でも幸せになるために生きているので、そのことを信じて諦めなければ、必ず道は開けます。ひとりじゃないぞ、がんばれ!

2011-03-06 19:08:30
樋口耕太郎 @trinity_inc

新卒・中途、私も相当な数の面接をした経験がある。今思うと、そのとき見つけようとしていたものは、突き詰めると「心の強さ」だったと思う。限られた面接の時間、心を尽くして真剣に向き合い、相手の中に秘めた大きな可能性、僅かに見せるこころの煌きを探した。

2011-03-07 13:43:31
樋口耕太郎 @trinity_inc

相手のことを知りたくなる。どんどん質問する。心を揺さぶって本当の考えを引き出す。答えをどこまでも掘り下げる。一見圧迫面接のようだが、それが誠意によるものかどうか、人には違いがはっきり分かるものだ。

2011-03-07 13:47:15
樋口耕太郎 @trinity_inc

決して泣かせることが目的ではないのだが、普段自分に向き合う機会が少ない学生生活から、強烈に自分に向き合う経験をすると、健全な絶望、こころの高鳴り、自己嫌悪などの感情と直接対峙しなければならなくなる。面接者と学生、文字通り火花が散る、心のスパークリング。

2011-03-07 13:54:36
樋口耕太郎 @trinity_inc

私が採用を担当していた数年間は、年ごとに応募者が倍増し、04年のピークには10人の募集枠に1000人の学生がエントリーした。就活掲示板にも「愛の鞭」などと書かれたが、私が感じたことは、学生自身、自分を真剣に見つけようともがいていること。

2011-03-07 13:56:15
樋口耕太郎 @trinity_inc

私がしようとしたことは、仮に採用となっても不採用となっても、短時間の面接であっても、この出会いと心の衝突が、その後の学生の人生の糧に少しでもなるような時間であること。自分自身を探す学生の鏡になること。

2011-03-07 14:00:31
樋口耕太郎 @trinity_inc

それでも、相当限られた情報に基づいて、大半の学生を不採用にしなければならない。就活中の学生諸君にお伝えしたいのは、不採用になることと、あなたの価値と尊厳には全く関係がないということだ。これほど向き合っても、所詮短時間。私が実感したのは、本当に分からないという事実だけ。後は直感。

2011-03-07 14:05:22
樋口耕太郎 @trinity_inc

はっきりしているのは、自分を飾ることに何の意味もないということ。地を出して不採用なら、採用後に発覚するよりよほど好ましい。人が言う損得など耳を貸す必要はない。就活対策のマニュアル本など本当に馬鹿らしいと思う。こんなもので採用する企業など行く価値はない。自分の心と言葉で。

2011-03-07 14:11:31
樋口耕太郎 @trinity_inc

面接官が高飛車だったり、高圧的だったり、決め付けたりする人だったら、それは彼ら自身が採用に自信がないからだ。「分からない」という気持ちがそうさせる。必ずしもあなたのせいではない。探すのは企業ではなく、自分自身だ。心を強く持って、社会に飛び出し、自分を探しに行くべし!

2011-03-07 14:16:32