犯して！くそ上司さま！　※笠宇佐

うさ @usa_kororin

春の陽気がふわふわと気持ちの良い一日だった。フンフンと鼻歌でも歌い出しそうな雰囲気の宇佐に同じ一等兵が話しかけた。「おい宇佐。笠木上等兵殿が呼んでたぞ。」「うん？わかった。ありがと〜」正直心当たりしかないが、早々に向かったほうがいいだろう。上等兵殿の部屋へ向かう。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 部屋の扉から宇佐が入ってくる。 「あぁ、宇佐一等兵。急に呼び出して済まない。少し手伝ってほしいことがあってな。」 宇佐は普段叱ることが多いせいか不安と緊張の混ざった面持ちで敬礼をしている。

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 部屋に入るなり怒声が飛ぶのではと想像していたが、なんとも想定外な言葉をかけられ、思わず敬礼を崩す。「お、お手伝い…ですか？」なぜわざわざ自分が？と疑問に思う。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 「あぁ...まぁとりあえずはここに座れ。」 そう言って寝台のちかくにある椅子と机を指す。 あえて敬礼が崩れたことは咎めない

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 上官に座れと命令されて断ることはできない。「はい。…失礼します。」椅子に近付いて恐る恐るといった感じに座る。自分は誰とでも割と友好的な関係を築ける方だと思っているが、正直この上官は苦手だった。何を考えているのかわからない。…顔は好みだが。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 宇佐が椅子に恐る恐る近づく間に部屋の鍵を閉める。 先ほど宇佐を呼んでくるように頼んだ一等卒に人払いも頼んでおいたしこれで大丈夫だろう。宇佐には申し訳ないが仕方のないことなのだ。 自分も椅子に座る。 「さて宇佐、突然ですまないが今からのこと、他人には言わないと誓ってくれるか？」

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier (鍵、閉めた音だよね…。)逃げることなど叶わないだろうが、今すぐ逃げ出したい。目の前に上等兵殿が座った。目が合う。誓ってくれるか、だって？答えは是しか許されないだろうに。「…はい。…誓って。」

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 「ありがとう。」とてもおびえさせてしまっているな。たまらない。 「それで本題だが...抱かせてくれないか。宇佐一等兵」 驚きで目が見開かれる。まさか俺がこんなこと言うとは思いもよらなかったんだろうなぁ。我ながら柄ではない。

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 「えっ！？あ、その…。それは構わないのですけれど、」驚きのあまり言葉がしどろもどろになる。「笠木上等兵殿はそういう…男色にご興味があったとは知りませんでした。」いきなり何を言い出したかと思ったが、正直これは嬉しい誤算だった。内心舌舐めずりをする。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 「む、あぁいや、興味はない。ただ溜まっているだけだ。」 そんな勘違いをされては困る。所詮性処理だ。何が悲しくて好き好んで男とやらなければならんのだ。 宇佐の手を取り寝台へ誘導する。 「全く勝手がわからんがお前なら問題ないだろう？」

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier なるほど。そう言うことか。こういうことも珍しくはない。自分の噂(ほとんど事実だが)を聞いての人選だったか。この上官がどんなふうに自分を抱くのか興味が出てきた。誘導されるがまま寝台へ歩を進め「そうですね。どうぞお好きに使って下さい。」と笑いかける。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 抱かれるというのに笑うのか。本当に男慣れしているのだなと軽蔑もするがそのおかげで性欲処理ができるのだ。ある意味感謝せねば。 上着を脱ぎ寝台に座る宇佐の服も脱がせる。 女相手ではないから愛撫だのなんだのはいらんだろう。 香油を手に取り後ろを慣らしにかかる。

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 軽蔑を含んだ視線を隠しもせずにこちらを見る目にぞくぞくとする。たまにはこういうのもアリだな。脱がされた服が散らばっていくのを横目に見て、視線を戻すと香油を手に取っていた。…いくらなんでも早すぎでは？とも思ったが流れに身を任せることにした。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 指一本とりあえずは突っ込む。 んん...やはり肛門に指を入れるというのは気分がいいものではないな。どの程度やればいいのかよく分からず宇佐のほうを見る。 何か言いたげだ。 「どうかしたか？」

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 「あー、いえ。慣れていらっしゃらないでしょうし、ボクが自分でやりましょうか？」その方が早いし、見られながら自ら解すというのもなかなか興奮するものがある。さすがに手袋をしたままだとできないので、右の手袋だけ外して香油をその手に絡める。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 「そのほうがいいかもな」 宇佐が自ら解している様子を眺める。手袋を外し出てきた手は思っていたそれと変わらず、軍人にはふさわしくないような美しい手だ。よくこの手で小銃が持てるものだ。 「手袋は外さないのか」なぜ手袋をしているのだろう。興味本位で聞く。

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 「ん、ぁ。…手袋、ですか？」なんと言おうかやや思案してから口を開く。「自分以外のモノに素手で触れるのが…嫌なだけですよ。」表情が曇ったがそれも一瞬で引っ込む。「よければそれ、口でしましょうか？」そう言って股間のあたりを指さす。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 「たのむ。」 そういってズボンを脱ぎ褌を緩める 素手で触れるのが嫌...潔癖症というやつか。ますます軍人らしくない。気に入らん。だがここでいきなり叱りつけるのも興が冷めるな。 股座に顔を埋める宇佐の頭を撫でる。

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 「はは、撫でてくださるんですね？」口淫を施してる最中に撫でられるなんて珍しい。ちょっと嬉しいから頑張っちゃおうかな。手袋をしたままの左手で竿を支えるようにして持ち、何度か扱く。やや硬さを持ち始めたそれにゆっくりと舌を這わせる。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 「っ....はぁ」 柔らかい舌が竿を這う感覚に腰が重くなる。忌々しいことだ。 しばらくされるがままになっていた。が、いい加減手袋が痛い。久々なせいだろうか。今までの連中はよく耐えられたな。 「おい。」声をかけると宇佐が顔を上げる。「手袋を取れ。痛い。」

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 「……え？」竿に舌を這わせたままの間抜けな姿で動きがピタリとやむ。「や、あの…。」一度舌を引っ込めどうにか抗議をしようと言葉を探すがなかなか出てこずに、視線を泳がせるばかりだった。「一応、柔らかい革のものを使ってるのですが…。」

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 「革か。痛いに決まってるだろう？」 目線が泳ぎ明らかに焦りの色が見える。潔癖症か。そんなものは慣れだ。慣らそうともせず手袋なんぞに頼るからいつまでたっても治らんのだ。 「上官命令だ。取って素手で触れ。」 我ながらひどく冷めた声になってしまった。

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 上官命令。ヒュっと小さく息を吸い込み喉が鳴る。常日頃から軍人らしくないと言われ続けているがさすがにそれを言われると聞き入れないわけにはいかない。だがそれとこれとは話が別なのだ。ぎゅっと手を握り今できる精一杯の抵抗をする。

笠木正文 @kasagi_soldier

@usa_kororin 手袋を取る様子のない宇佐にいら立つ。 「おい。聞こえているのか。」そう声をかけるとびくりと体を震わせる。手を強く握っているのが見える。その手に己の手を重ね耳元で再度同じ命令をする。「手袋を取れ。宇佐一等兵。」

うさ @usa_kororin

@kasagi_soldier 「ひっ…！ぁ…は、ぃ。」震える右手で、左手にはめた手袋に手をかける。手から引き抜こうにもうまく力が入らずもたつく。 その様子に、更にいらついているのがわかる。心臓の鼓動がやけにうるさい。呼吸が早まる。やっと手のひらが露出する。