101匹ワンちゃんラジオ札幌支局放送 「ドイツのうた、日本のうた」 3月号
- sophiarockheart
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101匹ワンちゃんラジオ札幌支局放送 『ドイツのうた、日本のうた』 テーマ曲 ‘Auf Flügeln des Gesanges‘ http://www.youtube.com/watch?v=RyeshKV54d8
2011-03-08 20:00:00秋音「みなさん今晩は。『ドイツのうた、日本のうた』の時間です。ご案内は私、札幌支局の秋音と」 サメ「世田谷局のサメです。」
2011-03-08 20:02:29サメ「この番組は、ドイツのうたと、関連のある日本のうたを同時に取り上げ、お楽しみいただくことを目標に作られています。」 秋音「この番組を通じて、少しでもドイツに興味を持っていただければ幸いです。」
2011-03-08 20:03:27サメ「それでは早速参りましょう。今日はこの曲から。」 秋音「Richard Tauber の歌う、Franz Schubert の ’Serenade‘ をお聴きいただきます。」 http://bit.ly/eAsfHC
2011-03-08 20:04:52サメ「まずはいつもの通りに、歌詞と訳、ついでに日本語版の歌詞もご紹介いたしましょう。」 http://www.geocities.jp/lune_monogatari/standchen.html
2011-03-08 20:07:17秋音「直訳と日本語版の歌詞を比べてみると、後者は言葉少なながら、原詩に込められた想いをよく汲み取っているわね。」 サメ「とても叙情的ですね。」
2011-03-08 20:09:49サメ「でもどうして、日本語の歌詞は言葉が少なくなっちゃうんでしょうね?直訳調の歌詞じゃだめなのかな?」 秋音「それは、音の問題だと思うわ。」 サメ「音の問題?」
2011-03-08 20:11:10秋音「それを説明するために、まず日本語版を聴いていただきましょう。原大輔さんで、『シューベルトのセレナーデ』です。」 http://www.youtube.com/watch?v=g95DhShimHY&feature=related
2011-03-08 20:12:25サメ「で、どういうことなんですか、音の問題って?」 秋音「日本語版では大体音符一つに一音(ひらがな一文字分)が乗るの。それに比べてドイツ語では、音符一つに一音節乗るから、結果的に同じメロディーに収まる語数が多くなるのね。」 サメ「う~ん?」
2011-03-08 20:16:17秋音「説明するのが難しいわね… あ、そうだ!この番組を作る際に参考にしている『世界のうた』という本に、歌詞付きの楽譜が載っているわ。これを見てみて。」 http://twitpic.com/47f3do
2011-03-08 20:19:34サメ「あ、ほんとだ、ドイツ語では音符一つに何文字も乗ってますね!」 秋音「日本語は漢字仮名混じりで書くでしょう?文字で見る場合は、漢字一字で多くの情報を伝えてくれるから便利なのだけど、漢字で歌うわけにはいかないものね。」 サメ「なるほど…」
2011-03-08 20:20:32秋音「それに、日本語のひらがなはたいてい一文字で一音節なのだけど、ドイツ語では一単語で一音節ということも少なくないわ。だから例えばさっきの写真で見てもらうと、日本語で『わがしーらべ』の『わ』を歌っている間に、ドイツ語では’durch’ という語を歌うことができるの。」
2011-03-08 20:21:23秋音「ね、少し早いけど、ここでちょっと朗読を聴いてもいいかしら。」 サメ「? 今日は自分で読まないんですか?」 秋音「だって、私が朗読しても、みなさんには本当はどんな音だか分からないでしょう?今日はドイツ語の実際の響きを聴いていただきたいの。」
2011-03-08 20:23:29