#エイト占いシリーズ 【渋谷編】 #二人の罪と夏 →番外編 #再びの妄想DM

#エイト占いシリーズ、第二弾、渋谷さん編、#二人の罪と夏。番外編、#再びの妄想DM。(こちら参加企画。)  ※フィクション
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なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<17> そしてその日がやってきた。 9月半ばで外はまだ暑い。 ちょうど俺も丸も休みとれたから 明日会うことになってる。 収録を終えて、 彼女らの地元の方で取ったホテルへ 丸と2人で向かった。 1番大きい駅に着き食事を済まし、 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:52:01
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<18> ホテルに着くと 時計は0時を指していた。 部屋へ歩きながら 〝起きてる?〟 と連絡を入れると 返事もなく電話がかかってくる。 早足で部屋に入ってから 電話に出た 『…はぁ…急すぎるわ』 「〝ごめん…今晩ほんまは一緒に泊まりたかって…〟」 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:52:08
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<19> なんて可愛い危ないことを…。 俺やって、長いこと居られるなら 今晩から来てほしかったけど。 『んでさすがに怒られたか』 「〝うん、そう…〟」 『しゃーないわ。明日朝おいでーや』 「〝始発で行く〟」 『起きれんの?(笑』 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:52:23
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<20> 「〝起きれる!〟」 明日夕方には帰ること伝えて それから他愛もない話してたら もう着いてから2時間経っていた。 彼女は疲れてたのか 珍しく電話を繋ぎながら 寝てしまってる様子。 彼女の寝息が聞こえるスマホに おやすみと囁き、通話を終えた。 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:52:35
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<21> 翌朝。 早朝の白い陽射しに照らされ 目を覚ました。 スマホを見ると、凄い数の通知。 (荒らすなや…) とか思いながらも やっぱ少し嬉しくて。 頬が緩みながら部屋番号を送る。 来るまでに身支度を整えようと 身体を起こした。 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:52:48
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<22> 〝扉の前ついたー〟 その通知を見て 部屋の扉へ向かい覗き窓を確認。 彼女だと分かってすぐに開け 腕を引っ張り、後ろ手に扉を閉める。 「…?」 あまり身長の変わらない彼女が 少しバランスを崩した体勢のまま、 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:52:59
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<23> じっと俺を見上げていた。 『ぅわ…』 見上げたその目が……ヤバくて… 無意識に抱きしめ少し深呼吸。 「すばる…?」 『…あ、ごめん』 ふと我に返り身体を離す。 …が彼女は少し物足りない表情をしていた。 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:53:33
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<24> そんな彼女の手を握り ソファに一緒に腰掛ける。 あの話は…後でええな。 いざ… …というところで 彼女のポケットの中のスマホが 通知を知らせるためランプを点滅させた。 彼女はどうしても気になるようで、 仕方なく手を離してやる。 『ええで』 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:53:43
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<25> 「え…でも…」 『気になるんやろ?』 後押ししてやると 寂しそうな不満気な顔で 素早くスマホを確認した (誰か知らんけど… ええタイミングやんけ…笑) 俺は ここぞとばかりに 隣でこっそりスマホを開き TwitterのDM画面を表示する。 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:53:53
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<26> 彼女がスマホを閉じようとしたところを見計らって …送信。 〝なぁスマホばっか見てんと、隣の俺見て〟 訳が分かっていないのか 彼女はスマホとにらめっこ 『ええからはよ…見ろや隣』 そんな彼女の後頭部を押さえ 少し無理矢理にこちらを向かせる。 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:54:24
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<27> 「え…どうゆうこと…」 『それ、俺。』 「…え、ほんとに…?」 『ほら』 俺の方からのDM画面を見せる。 「……良かったぁ…」 と安堵の表情を浮かべた。 「急に知らん人から話しかけられて… ちょっと怖かった…。今のだって怖くて…」 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:54:39
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<28> それを聞き、今頃になって 当初の心配を思い出した。 (まぁそらそーやんな…) 彼女はホッとしたのか 肩から力が抜けるのが分かった。 悪いことをしたなと、 優しく彼女を包み込む。 『すまん…怖がらせて』 「ううん、すばるなら大丈夫…」 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:54:53
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<29> 見上げながら返事をする彼女は にこっと微笑んでいた。 …その彼女の顎にそっと手を添える… 「あ!」 『…何やねん、今からって時に』 「もしかして…読んだ…?…妄想」 『そんなことか。読んだ読んだ。 後サイトの方もちらっと』 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:55:11
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<30> と、その瞬間 カァーと顔を真っ赤にした彼女が 俺を突き飛ばした。 「…っありえへん!!」 『何でやねんな、 読まれるために書いてんやろ』 「そ、そうやけど…!」 『やしええやろ。 あー、あとなかなかエロいん 読んでんねんなぁ』 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:55:20
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<31> 「~〜っ!//」 耳まで真っ赤にしてバッと立ち上がり 俺に何かを言おうとしたところで 『っほら危ない!』 彼女はフラフラしだし、咄嗟に支えた 『何回目やねん… 立ち眩み酷いん分かってんやから もうちょい気ぃつけぇや』 「ごめん…ありがと」 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:56:19
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<32> 『今から、さっきのネタにして 苛めたろ思うたのに…』 「!そんなんいらんっ…//」 支えた腕を腰に回し ぎゅっと抱き寄せる。 『…なぁ?どんなん欲しい?』 耳に吹き込むように囁くと ピクッと反応する彼女。 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:57:24
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<33> 『初めて会った夜んときみたいな 優しいのんより…』 言葉を発しながら 耳から首筋へ下り 『…妄想みたいな激しい方が …お前は好きなん…?』 そっと首筋に舌を這わせる。 「……はぁっ…」 熱い吐息を漏らした彼女の 顎をそっと持ち上げると、 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:57:39
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<34> 物欲しげなその目に見つめられ 吸い寄せられるように唇を奪う。 「…ん…っは…」 深いキスの合間で 必死に息をする彼女が ほんまに愛おしい… 『…甘いのでも、無理矢理でも… 何でもしたんで…? …あの妄想みたいに…』 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:57:54
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<35> 蕩けてる彼女を見て、 自分でも口角が上がるのが分かる。 「すばる…」 『ん…?』 抱き寄せていた手で ゆっくり頭を撫でると 彼女は俯き、 「すばるの好きなようにして…?」 と照れるように言った。 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:58:09
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<36> 予想以上の言葉に 少し驚きはしたものの… 俺を求めるその瞳で…その顔で… 服をぎゅっと掴むのを見てしまえば プツ…と理性の糸が切れる音がする…… 『知らんで?』 彼女の手を引き、 少し乱暴にベッドに押し倒すと 彼女は小さくコクリと頷いた。 #再びの妄想DM

2016-10-02 22:58:28
なつばる☀️ヘッダー必読 @nappe8_mousou

<37> 俺はニヤリと微笑んで、 『今日は何回戦イケるかな…』 と彼女の服に手をかけ 時間も忘れ求め合った…。 ───しかし、 この時はまだ知らない。 丸と並んで怒られることを... *END* #再びの妄想DM pic.twitter.com/mm2NUZl0xe

2016-10-02 22:59:08
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