2017年4月16日

ドラえもんとクレヨンしんちゃんにおける「大人」と「子供」の関係性の違い

「南極カチコチ大冒険」も「襲来!宇宙人シリリ」も大変おもしろかったです。
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あでのい @adenoi_today

今日はドラえもんとクレヨンしんちゃんをはしごです。

2017-04-16 08:46:47
あでのい @adenoi_today

ドラえもんの映画は基本的に「大人達の知らない所で子供達はこんな大冒険をしているんです」って構図なんだよね。で一方クレヨンしんちゃんの映画は常に大人の世界と子供の世界のクロスポイントを探りながら作られてる。続けて見るとその対比が一層ハッキリと見えてくる。

2017-04-16 13:48:55
あでのい @adenoi_today

クレヨンしんちゃんのこの特徴は大人帝国によってそうなった訳でなく、その以前からずっとそうだった。

2017-04-16 13:49:16
あでのい @adenoi_today

「大人と子供の対比」という視点はクレヨンしんちゃんのある種命題的な所があるんだけど、今回の「ひろしとみさえが子供にされる」という設定はかなり直接的にその辺に触れてきた感がある。の割には正直去年のユメミーワールドの方がそこは巧くやれてた気はするけど。

2017-04-16 13:52:26
あでのい @adenoi_today

正直ひろしとみさえ子供にならんでもお話の大枠は大体成立するしテーマ的にも特に齟齬はおこさんなと思った。

2017-04-16 13:53:18
あでのい @adenoi_today

ドラえもんはヒョーガヒョーガ星の設定がビジュアル含めてもうこれ一本で終わらすには惜しいくらい魅力的だった。逆に言えばもっと膨らませてもっと面白くできたのでは、という気持ちでもあると言えるけど。

2017-04-16 13:59:44
あでのい @adenoi_today

ドラもクレしんも両方とも宇宙人との交流のお話なんだけど、相手の星の設定魅力は圧倒的にドラえもんの方に軍配で、そこはもうドラえもんは「SF」ですから。

2017-04-16 14:12:30
あでのい @adenoi_today

この辺は「何を見せるか」の差ではある。

2017-04-16 14:12:53
あでのい @adenoi_today

いやマジでブリザーガのSF力(ちから)ヤバかった。太古の文明が封印したテラフォーム用の人形巨大兵器で、骨格だけの未完成品だと思って封印解いたら骨格に徐々に体が生成され始めるという巨神兵っぷり。

2017-04-16 14:16:14
あでのい @adenoi_today

「何を見せるか」の差ってのはどういう話かって言うとさ、ドラえもんもクレヨンしんちゃんも基本的には映画では「冒険」をする必要があるので、何らかSFなりファンタジーなりの「非現実」「非日常」要素が登場する。

2017-04-16 14:23:01
あでのい @adenoi_today

で、ドラえもんの場合はその「非日常」にのび太達がドラえもんのひみつ道具を使ってアクセスし、「非現実」を舞台に冒険するという構図になっている。今回の映画で言えば南極の氷の奥深くに眠る、宇宙人の作った超古代文明が冒険の舞台。

2017-04-16 14:25:49
あでのい @adenoi_today

対してクレヨンしんちゃんの映画の場合、概ね映画用に登場した「非日常」と「非現実」を、しんのすけ達の「現実」と「日常」がいかに受け止めるか、というのが主題になる。その為に家族がキーワードとして使われるし、春日部という実在の地名が何度も何度もセリフに登場する。

2017-04-16 14:28:18
あでのい @adenoi_today

今回の映画も、しんのすけの冒険の舞台は「春日部から種子島まで」なのだ。その強固な「日常」と「現実」を「非日常」「非現実」の象徴である宇宙人シリリがしんのすけと共に旅をする。

2017-04-16 14:29:55
あでのい @adenoi_today

その辺の対比が間を空けず続けて見ると自分の中で強調されて感じられて非常に面白かった。多分制作側もそこら辺の「棲み分け」みたいなの結構お互いに意識してんじゃないかなーとか勝手に妄想すんだけど、どーなんだろね?

2017-04-16 14:35:00
あでのい @adenoi_today

しかしクレヨンしんちゃんは一時期の中途半端なの連発してた頃のことを思うと本当によくここまで持ち直したなあと改めて感動する。

2017-04-16 14:36:39
あでのい @adenoi_today

クレヨンしんちゃん、ひろしみさえとはぐれたしんのすけとシリリが、極々普通の人たちの力を借りて長崎から鹿児島まで旅するシーンで泣いちゃったんだよね。映画としてのまとまりはドラえもんの方が良いんだけど、1シーンの瞬発力だと圧倒的にクレしんで、大概1作に1シーンは刺さる所がある。

2017-04-16 14:48:28
あでのい @adenoi_today

別に「棲み分け」論で言ってる訳ではないんだけど、新日本誕生で最後に「のび太ママがのび太の頑張りと成長を見守る」ってシーン入れてきた時にちょっと「いやドラえもんにそういうの要らないんだけどな」とちょっと思ったりした。

2017-04-16 14:56:00
たび山 @tabix_gogo

うん、だってもともとクレしんの原作やテレビシリーズにはSF性とかセンスオブワンダーはないから、映画になっていきなりそれを盛り込むとなったらそのあいだに結節点を作らないといけないからね

2017-04-16 18:55:02
たび山 @tabix_gogo

だから、わりと自分は映画のクレしんは醒めたかんじで見ちゃうんだよ、だってそもそもそんな世界じゃないじゃん、っていう気持ちが抜けないから「映画用にわざわざ仕立てた」かんじがする

2017-04-16 18:57:03
あでのい @adenoi_today

うんにゃ。そういう話では全く無い。 別にハイグレ大魔王でアクション仮面世界にしんのすけだけで行っても良いし、戦国でタイムスリップするのがしんのすけだけでも物語にはできるでしょ。でもそうでなくひろしとみさえと一緒に冒険する。その意味がなんなのかっつう話よ。

2017-04-16 19:01:25
あでのい @adenoi_today

ドラえもんではのび太達が冒険する時に「のび太、ドラちゃん、どこ行くの?」「ちょっと○○まで」「夕飯までには帰るのよ?」「はーい」「………○○?」ってシーンが定番じゃん。ドラえもんではのび太ら子供達の冒険に親はアクセスできないの。そこは切り離されてる。

2017-04-16 19:05:14
あでのい @adenoi_today

のび太達がどんだけ世界をまたにかけた大冒険を繰り広げても、パパとママにとっては夕飯までの出来事であり、地球の未来を救ったとしても宿題もせずに遊び歩いたことを叱るのがママさんな訳。親の視点と子供の視点に断絶があるのがドラえもんの世界なのよ。

2017-04-16 19:07:31
あでのい @adenoi_today

クレヨンしんちゃんではしんのすけの大冒険にみさえもひろしもついてきちゃうんだよね。そして常に「子供の冒険をハラハラ見守る親の視点」が描かれる。

2017-04-16 19:09:15
あでのい @adenoi_today

んで、ついでにもう一個指摘しておくと、劇場版における「敵」の描かれ方もドラえもんとクレヨンしんちゃんとでは結構違ってて、ドラえもんに出てくる「敵」って概ね「大人」なんだよね。密売人や独裁者や地上げ屋とかの「汚い大人」。

2017-04-16 19:12:31
あでのい @adenoi_today

クレヨンしんちゃんに出てくる「敵」って、まあ確かにそういう類の「汚い大人」的な敵も多いんだけど、結構な割合で出てくるのが「大人になりきれない子供のままの大人」なんだよね。(まあ作品によっては結構いろいろ幅があるんだけど)

2017-04-16 19:14:01
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コメント

itk @treeitu1498 2017年4月16日
よいセルフまとめを見た。なるほどたしかに。
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いかおとこ @mororeve 2017年4月17日
原作にもSF性がある話は出てくるけどなあ。
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みゆう @MinamidaYminami 2017年4月17日
確かに、映画ドラえもんの冒険は、基本的に子ども達(大人のキャラはサポート役ぐらい)中心ですね (=Φ人Φ=)!
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r1h3 @r1h33 2017年4月17日
まずのび太としんのすけの年齢差も入れとかんとな10歳と5歳で小学校高学年と幼稚園児。親とのかかわり合いの差はそりゃ出るよね
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渚稜 @nagisaryou 2017年4月17日
コナンは徹底して「子供目線から見た大人の格好良さ」を描いてるような。あそこに出てくる大人は、「大人のコスプレをした大人」みたいな感じ。
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ラルフ @ralf_natural 2017年4月17日
>「いやドラえもんにそういうの要らないんだけどな」 この下りは良く分かるなあ~親の干渉の良し悪しではなく、ドラえもんは子供だけの冒険で完結していて欲しい。
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言葉使い @tennteke 2017年4月17日
野比玉子さんは昭和中期の専業主婦で野原みさえさんはバブルを楽しんだ世代じゃないか?と思ってwikipedia見てみたら、玉子さん婚約したの1959年11月3日って、戦時中に生まれたのか!そういえばのび助さん疎開してたし。今のスタッフはこの世代の専業主婦の扱い方が解らないんじゃないか?
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なんもさん @nanmosan 2017年4月17日
もともとクレヨンしんちゃんは、青年誌掲載というのもあって子供の行動を子育てする側が見守る視点で描かれてまして、そりゃ伝統的な少年漫画の世界観とはぜんぜん違いますよね。よもやあれがアニメ化して子供に受けるとは思いもよらなかったし、いくら子供向けにシフトチェンジしたとしても、原作準拠である以上は根本の構造を変えるわけにいかないってことなのでしょう。
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鉄イさん @kiwifruit_cake 2017年4月17日
nanmosan 初期のころは夫婦生活をを邪魔する子供と言うシーンまでアニメ化してましたからねえ、もし今新しい話として放映したらPTAから抗議が殺到してるレベルでしょう。
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nekosencho @Neko_Sencho 2017年4月17日
主人公の年齢の違いも考えないとね。 むしろドラえもんと比較するなら主人公の年齢が近い妖怪ウォッチのほうが面白いネタが出てきそうな気もする。
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ぷーすけ @usk117 2017年4月17日
すでに指摘あるけど、クレしん原作はみさえ・ひろし視点なところあるしなぁ。初期では夜の営みが延々と邪魔される話もあるし。
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佐渡災炎 @sadscient 2017年4月17日
青年誌に載ってたクレしんと学年誌に載ってたドラえもんで視点が違うのは当たり前だろうと言う話にしかならん。
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うしょかさ🍤🦐 @usyokasa 2017年4月17日
そもそもしんちゃんって大人向け漫画雑誌掲載だったよね
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あでのい @adenoi_today 2017年4月17日
内容について好評なのは非常にありがたいんだけど、まとめ中で掲載誌の違いについて言及してるはずなのになんで皆さも「この視点が抜け落ちてるけど」的な雰囲気で掲載誌の違いについてコメントしてんのかが若干謎。
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うしょかさ🍤🦐 @usyokasa 2017年4月17日
子どもが主人公の子供向け作品って親はあんまり出てこないよ。 で、両親揃ってない家庭が多かったりするのは製作の省力化かなと思ったり
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nekosencho @Neko_Sencho 2017年4月17日
子供が主人公の漫画で親があまり出てこないのは、ドラえもん映画で出来杉くん(頭と性格と外見がすごくいい少年)があまり出てこないようなものだろうね、能力が高すぎるので、主人公やその周囲の子供が活躍する理由がなくなってしまう
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上野 良樹@C98 5/4月曜日南地区 "ハ "40b @letssaga3 2017年4月17日
『ドラえもん』の場合、映画では通常の短編に比べて、周囲との断層が一層強調されるのがお約束です。親に限らず、非レギュラーの同級生などに対しても。短編では他の子を誘うシチュエーションでも、大長編では絶対に誘わないし、興味を示されても拒絶する。レギュラー5人は絶対なのです。
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兵頭新児@『Daily WiLL Online』読んでね @hyodoshinji 2017年5月26日
その五人のチームもまあ、『大魔境』からだよね。 『ドラえもん』は極端なことを言えばのび太の私小説みたいなモノであり、基本は閉じた世界だと思う。 パパがピリカ星の話に口を出す『宇宙小戦争』は例外中の例外。
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op chin @opopchin 2019年4月15日
絵の描き方の話で「ドラえもんは目が上方に位置していて、大人の顔立ちになっている(大人の役割を与えられている)」ってのを見たことがある。のび太もドラえもんという「親(大人)」が同伴しているから、他の大人が冒険に出掛けなくても良いのだなと、理解している。
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