少年の本意

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Woz_7loops 「あら。わたくしを仏や女神だと仰っているのかしら？」 顔だけ男の方に向けて、目を細めて笑う。 「あまり人を見た目で判断していますと痛い目に見ましてよ」 さて、と言ってベッドから腰を離す。 スカートの形を整えながら訊ねる。 「起きたのだから何か口にするのかしら。ご用意しますわよ」

半兵衛ちゃん＠同M/SGOTP／たたみ @Woz_7loops

@BB_GCsenyo 「いいねェ。女神様相手なら、是非とも痛い目に。できればベッドでっ―――つう！？」 減らず口とともにうははと笑えば、傷に響いてびきりと脇腹に鈍痛が走る。顔を引き攣らせてうめいた。 「……お言葉にはそらもう甘えるがね、お嬢さん。できればそれたあ別に頼みたいことがある」

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Woz_7loops 「ふふ、罰が当たったんではなくて？」 痛みに声を上げる男に、目を細めて笑う。 「まぁ何かしら？わたくしが、この領の力で、できることなら聞きましてよ」 男に向き直って、男の顔を見る。

半兵衛ちゃん＠同M/SGOTP／たたみ @Woz_7loops

@BB_GCsenyo 「お兄さん天罰はちょいちょい貰うのに加護の方はあんまり貰った覚えないんだよな……こんなに品行方正に生きてるのに…なんでだと思う？」 軽口を塞ぐに至るほどの痛みではなかったらしく、顔を顰めつつそう宣う。 「薬と塩を分けて欲しい」 一度顎に手をやれば、小なりなれども領主の顔になる→

半兵衛ちゃん＠同M/SGOTP／たたみ @Woz_7loops

@BB_GCsenyo 「こっちが出せるのは手持ちなら狐と猪の毛皮。あとは根城に戻れば多少の作物と杉の木があるが…街道が死んでるからな。この辺は運ぶのが一苦労だ」

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Woz_7loops 「薬と塩？それだけなのかしら？頼みと言うからに、少し身構えましたが…」 特段悩む様子もなく、 「良いでしょう。 薬は少なりますが、その分塩の量を多くして差し上げますわ。食事と一緒に話を進めておきますわ」 と笑って答える。 →

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Woz_7loops 続いて、 「あぁ、怪我人にはわたくし、何も欲しない主義ですの。薬と塩はお渡ししますから、ツケとして心に留めておいてくれれば良いですわ」 「元気になったら、わたくしの領のために何かやってくださいましね」

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

【トゥラちゃん(@Malice_GC4 )と事前RP】　#少年の本意 エリーゼは、紫の瞳で目の前の少女の顔を見る。不思議な雰囲気を持っているな、と感じた。 少し前、門に現れたこの少女を受け入れ、客室に通したのだ。 兵士たちの報告から難民ではなさそうだと、判断して。 →

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

.@Malice_GC4 「年もそう変わらなそうなお嬢さん、初めましてですわ。わたくし、この領の主をしております、エリーゼ・アリアンヌ・ヴァレンタインと申します。 難民ではなさそうですので、この客室にお通しましたが、何かこの領に用事などがある方でして？」

佐々木（云々） @Malice_GC4

@BB_GCsenyo 「はい。私は、反英雄を追っています。だから、この町には長く滞在するつもりはないのですけれど…食料を、お譲りできるので、何か、反英雄について知りえる情報があれば、聞きたくて、来ました」 落ち着かない様子ながらに堂々と告げて、まっすぐにあなたを見る。 「君主様なら、知ってるかな、と」

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Malice_GC4 「ふぅん、そうなの」 少し悩む仕草をしながら少女を見つめる。 「そうですわね、こちらとしても食料を頂けるのは嬉しいわ。でも貴方はそれで良いのかしら」 身なりからしてどこかに定住しているとは思えなかった。 口にはしないがずっと引っかかっていた少女の雰囲気が孤児のそれに似ていると →

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Malice_GC4 「情報は提供しますわ。でも、情報を渡した相手が飢えて苦しむなんて、後味が悪すぎるのだけれど」

佐々木（云々） @Malice_GC4

@BB_GCsenyo 「大丈夫です、狩りは得意ですし」 すこし、悪戯っぽく笑って 「干し肉にするぶんくらいはいただきますし…ひとりで食べきれるほど、大食漢でも無いので」 なんでも人ほどの高さのある大猪を運良く狩り獲ったのだという。 それで、自分ひとりで食べて腐らせるよりは、売り払おうとなったらしい

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Malice_GC4 「まぁ！そうでしたの、でしたら結構！有り難くいただきますわ」 少女の応えを聞いて、にっこりと笑う。 「こちらはお礼に情報ですわね。」 と少し声色を落とす。 しかし、表情はすぐに申し訳ないというようなものに変わる。 「でも提供できる情報は少ないですわよ？それでも良くって？」

佐々木（云々） @Malice_GC4

@BB_GCsenyo 「はい。目撃情報とか、移動型魔境の話とか、なんでも。少しでも大丈夫です」 イノシシの肉は燻製にしても臭みが残りやすい。そのため肉の大部分については自分一人だと捨てざるを得ない。得られるものがあれば十分だ。 「是非、教えて下さい」

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Malice_GC4 「そうね…」 随分とこの少女は反英雄についての食いつきが激しい、と感じた。 少し前に領内を徘徊していた一人の魔法師が居たが、目的はその者と同じものなのだろうか。 頭でそう考えたが、情報だけで食料を貰えるという形を取らせてもらっているのだ、余計な詮索はやめておくべきだろう。 →

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Malice_GC4 この国が有する反英雄の情報を、その少女に伝える。 この少女に幸福があらんことを。そう願うばかりである 「…まぁこんなところかしら。あまり新しい情報がなければ申し訳ないわ」

佐々木（云々） @Malice_GC4

@BB_GCsenyo 「いえ、どれも有難いです。特に移動型魔境の形跡と静寂の庭の場所については、知ってるか知らないかで旅の安全が大きく違いますし」 いくつかは手元の紙へ覚書を残し、少し唸る。 それから、地図を指差して 「…直撃こそしてないですが、この街も移動型魔境で被害を受けてたりするんですね」

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Malice_GC4 地図に差された場所を見て、 「ええ。」 とハッキリ答えた。 エリーゼの顔に笑みはなく、真剣である。 「でも、ただ被害を受けるだけ、ですわ。痛手ではありますが、我が国が滅亡するほどのものではありません。」 「わたくしが、そうさせません。」

佐々木（云々） @Malice_GC4

@BB_GCsenyo 「すごいね、君は」 自らよりもよほど整った顔形をして、美しい髪を持つ彼女が見せた強い表情に少しだけ瞳を細める。 「私は自分で手一杯だから、本当にすごいと思う」 守ろうと思う意思も、その心根も。何よりそれを躊躇いなく口に出せる、君主としてのありようが。 「この国の民は、幸せ者だね」

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Malice_GC4 「民の幸せは当然のことです。どんな理由があれ、ここを変えては君主、いいえ、国の一番上に立つ者として失格ですわ」 「それに何のために兵士を集い、訓練させているのかしら？ わたくしは何のために日々切磋琢磨しているのかしら？」 自慢気に微笑む。 「すべて、民を守り、幸せに導くため」 →

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@Malice_GC4 「もちろん、兵士たちやこの城に仕えるありとあらゆる者の幸せも忘れてはなりません。」 それらの言葉に熱が入った。 ふぅ、と一息ついて、飲み物を口に運ぶ。

佐々木（云々） @Malice_GC4

@BB_GCsenyo ありとあらゆる、仕える者を。 その言葉に、強い引っ掛かりを覚えてしまって、トゥラは俯いた。 （言い聞かせてるのかな、そんな、『出来もしない』理想を） 自分が悲観的だという自覚があるだけに、相手の理想も在るべき姿も、否定する様な言葉は告げないけれど。→

佐々木（云々） @Malice_GC4

@BB_GCsenyo 「…頑張るのはすごいけど、女の子なんだからそんなに無理は、したらダメだよ。貴方はすごく無理してる様に見える。…なんて、初対面で言うことじゃないんだけどさ。ごめんね」 けれど、彼女が死ねば、国は滅びかねない。君主の無理は国の命に直結する。 だからつい、口を滑らせてしまった。