【「防衛フェリー　よみがえる徴用の記憶と、現実」（テレメンタリー2017）】かいづかわたる氏によるまとめ

かいづかわたる @junni_800

①【「防衛フェリー　よみがえる徴用の記憶と、現実」（テレメンタリー2017）】先日、早朝に放送されたメ〜テレ制作のドキュメンタリー番組。民間人船員に向けられた防衛計画の現状と実情と現実が30分内に凝縮されていました。纏めてみます。 pic.twitter.com/WYEeVlSOOn

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②フェリーに次々と積み込まれていく戦車。自衛隊には大型輸送艦は３隻しかない。民間の輸送力と資金に頼る。 “国は今、防衛計画に民間のフェリーと船員を組み込もうとしている。…忌まわしい記憶がよみがえる” pic.twitter.com/rEe0YtRpyt

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③去年３月、防衛省は新しい仕組みを作った。防衛省で活用する民間船を管理する特別目的会社を設立し、防衛省はこの会社と事業契約する。民間船を防衛出動などに活用する。 この特別目的会社との契約金は10年間で250億円となっている。 pic.twitter.com/sxnAB3p2Sj

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④現在、防衛省は２隻を確保。しかし、自衛官の中に民間の船を運航できる資格や技能を持つ人が非常に少ない。 そこで、民間人船員を予備自衛官補として訓練し、予備自衛官にして乗せることにした。 pic.twitter.com/1NoXn761Oe

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⑤これに対し船員たちの全日本海員組合が反発。事実上の徴用につながるという。太平洋戦争の記憶… 民間人船員の死亡率は海軍船員の２倍以上。海軍16％、船員43％。どのくらいの犠牲があったかの記録も残していない。

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⑥日本殉職船員顕彰会の現時点での調べでは、海軍の船以外で7000隻以上の船が失われ、60,000人以上の船員が亡くなったという。

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⑦戦後になっても、戦闘はないと言って派遣されミサイル攻撃にさらされた民間船がある。1991年湾岸戦争直前に、日本政府が米軍の物資輸送のため民間船２隻をチャーター（中東貢献船）。「きいすぷれんだあ」。 pic.twitter.com/fXuaK8kFba

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⑧政府は「本件輸送は我が国政府の管理のもとで行われ、協力相手国の指揮命令下には入らない」と言っていた。しかし、元船長が証言する「米軍の指示で動いていた」。荷役中に２回のミサイル攻撃も受けた。パトリオットで迎撃。荷揚げの米兵も必死で逃げた。 pic.twitter.com/Nx5xmz9PPj

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⑨“軍艦であろうと民間船であろうと、戦争に関わる船に安全な場所はない”。 番組ではフェリーを運航する特別目的会社を訪ねる。事務所は存在しなかった（エエッ！）。窓口の商社「双日」は「船員については一切答えられない」。一般公開中の船でも、船員に取材をしないよう誓約書提出を求められた。

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⑩自衛隊関係者への取材で、ナッチャンWorldの船員は自衛隊を退職した元自衛官（予備自衛官）、一方、はくおうの船員は、船会社を定年退職した民間人ばかりで「危険な地域には行かない」条件で採用されていると分かった。

かいづかわたる @junni_800

⑪防衛省が民間人の船員を予備自衛官にするために、昨年度、確保した予算は21人分。しかし、希望者は１人しかいなかった。 防衛省人事教育局「…これからどういうふうに応募の可能性があるか分析していきたい」。（了 pic.twitter.com/3Ll0GGeWmU

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民間の内航船の船員不足も本当に深刻。各社、業界団体でも対策を議論し、育成も課題となっている。 自衛官の中に民間の船を運航できる資格や技能を持つ人が非常に少ないという問題や海自入隊希望者が少ないという問題、これらはどこが解決すべき課題か。

かいづかわたる @junni_800

海上技術短期大学校の入学倍率は毎年上がっている。学校関係者の努力を無視できない。 憧れて船員となっても厳しい勤務となる。職業への誇りが、現場を、業界を、改善へ導いていく。海運船員の職責と誇りを求めた、努力する船員たちを理解し応援し続けたい。

かいづかわたる @junni_800

久しぶりの長い連投。失礼しました。