円卓騎士(創作)厳選長会話集2017【中期1】
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モードレッド、誕生日おめでとう!! モードレッド「祝うのか?僕の、生まれた日を……?はんッ!アンタがそう言うなら別に構わないけれど。僕も捨てたもんじゃないんだな!」 ギャラハッド「おめでとうございます!ハグしてあげますね!」 モードレッド「うわああいらねぇよ!;;;」
2017-05-01 01:10:17サグラモール「あ、起きてしまったか?……悪いね、音でも立ててしまったかも。大切な眠りの時間だ、ゆっくりするといい。今日から五月なんだって?色々と行事があるみたいだけれど。……モー……?誰だ?それ、知り合いか?だったら、誕生日おめでとうと言っておいてくれ。じゃあ、おやすみ(ニッ」
2017-05-01 02:50:50【落とし子の夢】 泡沫の夢を見た。儚く、されど何処までも続きそうな果ての景色。 微睡みに揺蕩う騎士たちが、目の前を横切っていく。誰も彼も、名を聞いたことがあり、はたまた顔を存じている者も紛れている。 眠る彼らを、ただ睥睨していた。……すると、どうだ。
2017-05-01 02:55:29極天から光が降り注いだかと思えば、一人の騎士を抱き上げ、空へと攫っていった。そう瞬間的に行われた"犯行"でもなかったが、それでも茫然と見送る事しか適わなかったのだ。彼は王の親友を名乗る、飄々とした男だったか。 次いで、一人……また一人と騎士が天に抱き上げられていく。
2017-05-01 02:59:50憤怒に身を焦がす男、嘗ての先王の忠臣……彼らは何れも最後まで目覚めることもなく。泡のような世界を知らずに、何処かへ旅立っていったのだろう。 選ばれた者と、選ばれざる者……。 事実、自分は後者であると現実を突きつけられる。その時、この胸にこびり付き軋んだ感情の名は、何といったか。
2017-05-01 03:04:52===== 「羨ましい、と思いましたか?」 傍らに座る少年が問いかけた。戯けて楽しむような口調に苛立ちを覚えつつ、モードレッドは視線も動かさずに応える。 「何故、僕があいつらにそんな事思わなくちゃならないんだ」 此処は観客席。目線の先は……舞台上の騎士たち。
2017-05-01 03:07:52彼らは、大して冒険譚に取り入れられることも少ないような人物たち。ただの端役、主役を引き立てるような比較対象。そんな程度の存在に過ぎぬと、そう思っていたのに。 「けれど、彼らは確かに"存在していました"。以前以上に可能性を広げられる機会を与えられても、おかしくはないでしょう?」
2017-05-01 03:12:32隣に座る美少年……ギャラハッドには、こちらの考えることなどお見通しのようだ。金の御髪に白い肌。好奇心に輝く無垢な瞳は、時折他者の心を見透かすが如く、湖のような青を向けてくる。まるで、偽りなど一切たりとも見逃さないというように。その美しさは残酷に、人間の醜い部分を暴き出すのだろう。
2017-05-01 03:17:49自然と不貞腐れた気分になるモードレッド。無理もない事で、この黒衣の少年騎士は細やかな隠蔽などは下手の領域であった。特に、感情の分野では。 「……嫉妬、か。全然感じていないと言えば嘘になる」 「やっぱり」 貴方は元の世界に帰るのが目標ですものね、と。
2017-05-01 03:22:43ギャラハッドが言うように、モードレッドは観客席の殺風景な雰囲気には早くから飽き始めていた。 自分がいるべき場所は此処ではない。早くあの丘を駆け回りたい。王を問い詰めて、或いは戦いを挑みたい。 それなのに…… 「僕の何処が駄目なんだよ……!」 ギリ、と奥歯を噛み締める。
2017-05-01 03:26:39自分ではなく、大して目立ちもしなかったはずの"彼ら"が舞台に上がる。……それが心底許せなかった。勿論、騎士たちを多少なりとも認めていない訳ではない。 だが、自惚れでも何でもなく。 華々しくあの世界に舞い戻るのは、このモードレッド卿なのだと。
2017-05-01 03:30:07知らしめてやりたいという思いが、畝り、鎌首を擡げ、牙を剥く。 ……それを、アンタは責めるのか? 自嘲気味にギャラハッドに問うてみると、彼は珍しく驚いた顔をした。 視線を外し、考え込むような仕草をしつつ、また舞台をちらりと見る。落ち着きのない子供のようだった。そして……
2017-05-01 03:34:05「嗚呼、それでもやはり……俺はモードレッドを責めないかもしれませんね」 困ったように笑った。 以前は名を大きく残せなかった騎士たちには、その有様を今一度物語に焼き付かせる権利がある。しかしモードレッドにも、やり直しを求め、舞台へ戻った彼らを羨む権利がある。
2017-05-01 03:38:53そんな理屈を聞いた時には、モードレッドは「気持ち悪いくらいに寛容な奴」だとギャラハッドを評価するのだった。 「俺は俺の剥き出しの意見を言っただけですよ。貴方と同じです」 「よく言うよ。この良い子ちゃん腐れ聖人が」 そんな軽口を叩き合い、一頻り罵った。
2017-05-01 03:43:44すると、隣の席から身を乗り出してギャラハッドが頭を預けてきた。さらりとした髪の感触が、肩を撫でる。 「羨ましいと、思いたい時は思えば良いんです。思うだけなら許されます。しかし、焦るのは許しません」 「……機を待て、ということか」 「俺も協力すると、言ってるではありませんか」
2017-05-01 03:47:40そう微笑み、ギャラハッドは言ってのけた。 「その時が来るまで、仲良く喧嘩していましょう」 「うるせぇ、馬ァ鹿」 肩に乗った頭を押し退け、モードレッドもまた口角を吊り上げた。 舞台では淡々と劇が繰り広げられている。 いつ終わるとも知れぬこの泡沫の物語は、もう暫く停滞が許されそうだ。
2017-05-01 03:53:04(了) 「生まれてはいけなかった命なんてあるはずがないんです。だから、俺は祝福しましょう。貴方の名は、多くの人々の記憶に刻まれているのですから。誕生日、おめでとうございます、モードレッド卿」
2017-05-01 03:55:53パーシヴァル「よっ!今日は月曜日!そんでもって今日から新しい月だなー!」 ケイ「一年の三分の一が終わったようですね(ボソッ」 アーサー「うわぁ、言うのかそれ;;;兎に角、ネガティヴな思考も吹っ切って心機一転!今月も頑張ろうな!」
2017-05-01 12:57:48マーリン「……ん?何か別の場所へ接続してしまったようじゃ。修正、調整……(ヒュッ」 アーサー「何かあったか?マーリン」 マーリン「いや、何も?(シレッ」 ケイ「貴方のその言葉、今までの何割が本当だったでしょうか……;;;」
2017-05-01 14:06:02円卓アカで盛大には祝わないけれど、舞台裏の此処では貴方が主役よモードレッド。 モードレッド「ケーキ美味い(ムグムグ」 ギャラハッド「この際ですし、まったりしちゃいましょうー^^」
2017-05-01 14:08:38ランスロット「ここの湖も暮らしやすいだろ?」 ガウェイン「ああ、穏やかでいい所だ。ニムエ殿ともゆっくり話せたし……」 ランスロット「え?え?何の話を……」 ガウェイン「何だと思う?(ニッ」 ランスロット「かっ……揶揄うなよなッ!!///(バシィッ」 ガウェイン「ははは」
2017-05-01 18:17:29え?まーライオン(三連獅子)?一体はランスロット卿のところにいて、一体は観客席にいて……最後の一体は私のところにいる(真顔)
2017-05-01 18:21:49