石井鶫子さん@ショボ～ン書房の #RTかいいね来た数だけ小説書く時のこだわりについて話す まとめ　まとめ主コメント添え

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

Web用か紙用かというのは横書きか、縦書きか、という違いだと思ってまして、僕の場合は横書きの場合は縦書きに比べて大量に改行を入れます。やってるのはそのくらいですかね……。

石井鶫子⋈/イベントはしばらくお休み中 @syobon_novels

13:類語辞典 類語をひくこともあるけどヒントとしてで、提示されてる言葉を使うことは少ないです。自分に馴染まない言葉は文章に馴染まず、文章に馴染まない言葉は雰囲気に添わず、雰囲気に添わない言葉は物語に合わない。自分で使える言葉が出てくるまで仮置きで先に進めます。あとから全置換。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

……（←執筆中、ほとんど辞典類を開かない人）。類語辞典は使い方すらろくにしりません。

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14:読者を信じる スパイスの名前を並べるよりカレーの匂いって書く方が早い。読者さんの経験や常識に頼るほうが比喩を減らして話がすぐに伝わるかと思います。比喩は多いと疲れるので「～のような」は減らすよう努力してます。言い切りのほうが印象が強いし論文じゃないからソースいらないしね。

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世界観次第だとは思います……。でもコーヒーのことを「豆茶」と書いて全くそれについて説明しないようなことはある。特に重要でないことはつらつら書かない。「かぐわしい香り」とか「苦味」とか書いておけば「ああ、コーヒーみたいなもんか」みたいなことは想像つくではないかと思います。

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15:読者を信じない 私だって忘れるのに読者さんが小説の細かい言い回しや小さな設定を覚えてるわけがないと思っていて、ゆえに長編だと切り口や語り手を変えて忘れて欲しくないことは繰り返して刷り込む作業をどこかでやります。そのあと伏線を回収するのでうまく作用していれば印象値が深いはず。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

確かにその通り。刷り込みは大事。例えば「コーダ」という名前の「便利屋」がいるとします。文章の中でこのキャラクターのことを「コーダ」とばかり呼ばないで「この便利屋は～」と立場に置き換えて語ることを混ぜ込んでいくと「コーダ＝便利屋」という図式は固まります。

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16:主人公を美形にしない したくない、に近いけども。普通の人の普通の日常とよくある悩み、理解しやすい苦悩だとか葛藤だとか、その中になにかチクりとするものがあればいいなとか思うので。これがファンタジーを書くと世界構築よりも人間関係に重点をおいた地味ファンタジーになる理由です。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

あー、これ超わかりますわ……。「美少女」と簡単に言いすぎているという感覚の反発心で、数年前からはあまり「美少女」という言い回しは最近してません。美少女をあまり出すと希少価値がなくなるんです。

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17:モブを大切に モブそのものは必要なんだけど使い捨てなら使い捨てるためにあまり人間性を持たせないように（モブの背景へ目が行かないように）。あと話をすすめるためにモブを出してモブがシーンの途中からどこかへ消えたりするような雑な使い捨ては厳禁。モブにも敬意を。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

そもそもモブなら、背景と同列の扱いなので、一人の人物として描写しません。モブは集団（「ゴブリンの集団」とか、「村人たち」とか）として扱うのが正しいと思います。

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18:当て馬の使い方 そもそも嫌いなんですよ。当て馬がモブだと雑な印象になるし、きちんと当てようとするとキャラ立ちが必要で、どんだけ文字数喰うのか…当て馬を出すなら嫌なやつにしないこと、引き際はあっさり、後から傷ついてた描写だけ少し足しておきます。そもそも嫌いなんだけど（ループ

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

当て馬的な描写……。あまりしないんですけど、名無しの人物を当て馬にしたことはないです。本当に雑な印象になるし。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

漫画の話になりますけど「るろうに剣心」の人誅編（漫画版のラスト辺り）の四星とかひどい当て馬だと思ったですよ。名脇役である斎藤、蒼紫、左之助、弥彦のラストバトルなのにいかにもモブに毛の生えたような人数合わせで。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

当て馬とは厳密に違う話ですけど、見せ場を作るための無理やり作られたキャラクターってことですね。

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19:商品名は書かない LINEじゃなくて「トークアプリ」、ポカリじゃなくて「スポーツドリンク」、冷えピタじゃなくて「吸熱ジェルシート」。大抵は商品名までは必要ないので、言い換えを探します。最近唯一屈したのが「ねんどろいど」ですごく悔しい…そのうちどうにかしてやりたいですが。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

あ、これは逆に具体的に描くことは推奨します。ただし地の文で略語は絶対に使わない自分ルールはある。「ポカリ」じゃなくて「ポカリスエット」。「ケータイ」じゃなくて「携帯電話」。

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20:感情表現抜き書き集 比喩とか表現とか自分で作ったネタ帳（Excel）からコピペしてきて本文を構成してることが時々ある。どの本に使ったか書いてあるので重複は基本的にしない。似たような言葉が並ぶときがあったら元ネタが同じ奴をそのときの本文の軽重に合わせてるんだと思って下さい。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

ええ……そこまでする？

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

告白しますが、僕「ネタ帳」というものの使い方をいまいちわかってません。作る作品ごとにプロットを組み立てたり、取材でググるついでに使えそうなネタを雑に集めるくらいで。

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21:善と悪 価値観と視点の問題っていう古典話はおいといて…絶対悪が必要な物語もありますので悪役の背景が透けることがいいときも悪いときもあります。長さと相談でしかないけど絶対悪のほうが印象が強いので使う時はとても便利。この人にはこういう事情が…とかやりだすとキリがねえっしょ。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

ここが僕の頭を悩ますところ。僕的には、勧善懲悪のスカッとした話を書きたいんですけど、悪役がそうそう思い浮かばない。有川浩先生の「図書館戦争」とかそのへんうまいですよね。同情の余地が少なく、かつ相手なりの理屈がある悪がよどみなく出てくる。

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22:リアルとリアリティ そもそもフィクションて時点で荒唐無稽なんだしリアルに徹することを重要視しません。土台が空想の産物でも（例えば魔法とか）それを使ってリアリティのある話を書くことは出来る。リアリティとは読者の経験や理解を引っ張り出して納得させることなので現実よりも現実味を。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

そこ考えると大抵積むので、ロジックだけ合わせて、現実に合わせなきゃ創作で済ませればいいじゃん、と思います。推理小説のトリックって大体そんなもんでしょう。実際にやられたところで「そこ見逃す！？」ってところ見逃しているところでミステリーが成立してるところありますし。