『逆流竹取物語』『母がる』『みんな蒸してやる』『襟売ってよ』感想などまとめ

三上昭芸 @akimikami

最後のプログラムは杉田協士監督の『100円の傘を通してこの街の看板すべてぼんやり光る』と、大河原恵監督の『母がる』『逆流竹取物語』だ。ここまで来るとなにつながりかよく分からないが、どれも素晴らしかったのでもう何でもいい。

ippei sato @kinokomountain

映画「逆流竹取物語」 これは正直、悪ふざけの領域を出ないかなと。短編で時間的企画的な厳し目の制約もあったのかな。とは言え、椎名琴音が可愛かったから満足ですよ。

ippei sato @kinokomountain

続)映画「母がる」 この作品で一番気に入ったのはセリフ、言葉、モノローグの強弱で、聞こえなくても良い、聞こえても良い、そんなことはどうでも良い、からのオーバーラップて重ねて混沌から透き通っていく感じがとにかく凄まじかった。こんな作品を見られて幸せ。るるるるる。

ippei sato @kinokomountain

続)映画「母がる」特に鶴巻さん演じる主人公がかなり良い。常に悲壮感、焦燥感を抱えて、吐き出し口を求め続けながらも八方塞がり、玄関に寝転ぶ。あの表情の説得力は鬼気迫るものがあった。そこにゆるーい笑いが入るバランスも凄い。続く

ippei sato @kinokomountain

映画「母がる」 今日一の作品かな。破天荒でシュールでポップ。そこに落とし込まれた物語は突飛だが、そこに出てくる人物たちの心情は不思議と普遍的に伝わるものがあった。続く

Naoko Fukaya @naowolf

大河原恵監督の作品は初めて。ぶっ飛んでおかしくて切実で、唯一無二の世界観にまんまとハマってしまったな。この脚本に食いついていく俳優たちは「ああ」みたいな相槌のトーンまで完璧。鶴巻紬さんの表情にゾクリとしたけど、トーク登壇時の素顔は全然違って大河内監督とともにイイ味出してました。

岩立悦明（y-iwatate） @asktom5050

大河原恵のピップ・パップ・ギー1～3…第９回ちば映画祭 今回の大特集は、独特な語り口がクセになる大河原恵監督作品4本上映。父親不在、音の消去、戦友・鶴巻さんの出演（うち2本が主演）、そして監督自身が演じる謎っ子…ある意味、過去のちば映画祭での山戸結希監督の再来となるかどうか？

岩立悦明（y-iwatate） @asktom5050

逆流竹取物語…第９回ちば映画祭 大河原恵脚本・監督作品。今回の大河原恵監督特集の中で一番カラフル・ポップで観る者がおいてけぼりを喰らう怪作。椎名琴音ちゃん演じる可愛いかぐや姫が経験する失恋を軸に、最初から最後まで灯台下も上も暗しだ。そして、突然驚きの朝比奈祐未ちゃんの人魚登場！！

岩立悦明（y-iwatate） @asktom5050

母がる…第９回ちば映画祭 大河原恵脚本・監督作品。変なタイトルだし、実は『母が、る』という内容なのだが、観てない人には全く？だと思う。ま、観ても全く？なんだけどね(笑)。しかし、終盤、物語は停滞と進化を同時に加速させ、『どうすんの？』と『そー来たか』を経て清々しく着地するのだ。

岩立悦明（y-iwatate） @asktom5050

襟売ってよ…第９回ちば映画祭 大河原恵脚本・監督作品。壊れた家族がひょんな事から集まり…ラフでビターでダークなのにビビッドでカリーな物語は、観終わったらカレーを食べたくなくなるという大河原マジックによって他3作品以上に劇場を凍り付けた。本作は今回の特集上映の鬼門であり、胆だった。

岩立悦明（y-iwatate） @asktom5050

みんな蒸してやる…第９回ちば映画祭 大河原恵脚本・監督作品。これが、今噂のポップでデンジャラスな女性監督、大河原恵か！　噂に違わず、難儀な映画を作られる方だ。特に本作は、彼女の彼女たる全てが凝縮されてる主演作品でもある。大河原恵の絶叫を耳にした瞬間、私はこの監督を信じたくなった。

ippei sato @kinokomountain

続)映画「襟売ってよ」 あんな家族を平然と捌いていた前田多美演じる姉ちゃんに感動すら覚えた。じゃこが降るというくだりが数年前の真利子×守屋のホヤが降る映画と重なり、ちば映画祭だなぁと変な実感をした。

ippei sato @kinokomountain

映画「襟売ってよ」 怪作。シーンシーンはぼんやり追えるが、話の筋は全くわからない。なにしろ谷中で「襟売ってよ」という映画だからな。奇をてらう、とかそういう次元ではない。しかし不思議と心にグッとくるものがある。続く #ちば映画祭

ippei sato @kinokomountain

続)映画「みんな蒸してやる」でありながら乙女心と反乙女心の間をフワフワとする小技でキュンとしたりもさせてくれる。世界観という言葉は大嫌いだけど、この大河原ワールドはかなりヤバイ。美大生のアレ的な部分に鼻に付くところがないわけではないが、かなりの傑作といって間違いないと思う。

ippei sato @kinokomountain

映画「みんな蒸してやる」 1年ぶり2度目。前回は一瞬寝てしまったので、今回はかっちりと見ました。シュールで可笑しくて孤高な映画。正直、これは凄いと言わざるを得ない。突散らかしながらも最後に向かって力強く折りたたんでいく構成は超パワー系。続く　#ちば映画祭

三上昭芸 @akimikami

『襟売ってよ』は変な人ばかりが出てくる。変なと言うより、狂気と言ったほうがいいかもしれない。その狂気な人達に、主人公のお姉さんがキレることもなく冷静に対処していたが、今の時代に必要なのはあの冷静さだと思った。4年前の作品らしいが、まさに今にぴったりしていた。

三上昭芸 @akimikami

２つ目のプログラムは、大河原監督の『襟売ってよ』と杉田協士監督の『自販機の光にふらふら歩み寄り ごめんなさいってつぶやいていた』だ。アフタートークではこれはハグつながりだと言っていたが、カレーつながりだと思った。

三上昭芸 @akimikami

ただ『みんな蒸してやる』のつながりの無さの表現はあまりにもポップだった。そのポップさがラストあたりの狂気さとつながっていて、凄いなと思った。

琲珈 @ffeeco0218

ちば映画祭。どーしても観たかった大河原監督目当てで行ったけど、会場の雰囲気含め全体的に大満足。いけてよかった。映画って本当にいいものですね。さよならさよならさよなら pic.twitter.com/nbmHlDbRp1

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Kimashi Tower @KimashiTower634

@KimashiTower634 ついに最後の13分の短編「逆流竹取物語」でモヤモヤはすべて取り払わられる。今までの勢いは損なわずにシャープに転換してるのに驚く。それも抜群に切れ味がいい。まいった。本当にまいった。　#ちば映画祭

三上昭芸 @akimikami

ちと興奮していろいろ端折ってしまったが、ちば映画祭の大河原恵監督特集は、一作ごとに別の映画と組み合わせて、一つのプログラムにしていた。最初の組み合わせは、大河原監督の『みんな蒸してやる』と野本梢監督の『私は渦の底から』だった。

Kimashi Tower @KimashiTower634

@KimashiTower634 冒頭のえび焼売屋でのくすぐりで笑いが起きて掴んだかと思うとそれが持続しない。演じている役者ですら「よくわからない」というストーリー。ただそれは伝え方が手探りなだけで、熱量の高さから「これはとんでもないぞ」というのはわかる。

三上昭芸 @akimikami

『みんな蒸してやる』のラストあたりで感じた狂気さが『襟売ってよ』では爆発していたが、『母がる』ではとてもいいバランスに落ち着いていた。狂気と不条理がポップでまとめられた映像なんて初めて観た。大河原監督の次回作が、マジ楽しみである。

Kimashi Tower @KimashiTower634

@KimashiTower634 前日、杉作J太郎監督「チョコレート・デリンジャー」の上映をロビーで待ってると、暗闇でガウガウ吠えてる女の声がモニターから聞こえてくる。それが「みんな蒸してやる」で監督/脚本/主演を務める大河原恵(呼び捨て御免）。もう一発で気に入りました。

三坂知絵子　misakachieko @misakachieko

本日、ちば映画祭に行ってまいりました！大河原恵監督特集！三坂出演しております映画「母がる」、素敵な会場でたくさんの方と一緒に見ることができました。あらためて、すごい作品に参加できたことに感謝。会場でもいろんな方にお会いできてとても楽しかったです。皆様どうもありがとうございました！ pic.twitter.com/h2peRUEjQt

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