神話が考える
同じことは昔『動ポモ』を読んだ時にも感じた。あれもユリイカに連載があってその原稿を元にして書かれたはずなのだが出版された『動ポモ』は連載とは異なる形になっていた。何より記述がとてもマニュアル的で、しばしば言われるように社会学的装いに変わっていた。あれに近い感じを福嶋本にも感じる。
2010-03-29 23:31:59期せずして、二冊とも、つまり、『動ポモ』にせよ『神話が考える』にせよ、理論的記述の出発点がボードリヤールに置かれていて、その符合にも何か意味があるように思い始めている。といっても、単なる思いつきなのだけど、ね。
2010-03-29 23:35:59今の哲学の問いは反転しており、どう象徴を機能させるかにある、というようなことがいわれるようですが、神話が考えるというのは、まさにそういう流れで出てきたものなんでしょう…。
2010-03-30 11:37:01『神話が考える』読了。面白かったのでもう一周してくる。 中国絵画をかじった者としては、今後福嶋氏に中国文化への評論も精力的に発表してもらいたい、と思った。軽小説のくだりは大変興味深かった。
2010-03-30 15:09:47勘。「神話が考える」は「21世紀の産業革命」を越えたところから思考をまとめた本で、僕は初めて触れる感じがする。語り出される前が、今までのそれ系の本とまったく違う。
2010-03-30 17:37:33神話が考える読んだ。冒頭に神話は客体の優位性に根差す、神話とは情報処理の方程式とあるように、アーキテクチャの議論を連想させる。それらを軸に∀や西尾維新、ピクサー、ニコ動、などかなり多岐にわたって論を展開。各論を通して人々が神話が考えるように考えているということが見えてくる。面白い
2010-03-30 23:43:44今日は、森村泰昌「なにものかへのレクイエム」観る。既に有名なイコンに対しての再考を促す際の想像力に興奮! しかも今読んでいる福嶋亮大「神話が考える」の第二章ともリンクする。
2010-03-30 23:55:57献本をいただいた福嶋亮大さんの『神話が考える』(青土社)を読了。これから本格的に手をつけていく予定のとある企画が理論的にも成功間違いないことがわかった。わかった(断言)!
2010-03-31 00:30:05