こうの史代『この世界の片隅に』原画展、編集者's ギャラリートークナイト！ #この世界の片隅に #こうの史代 #タワーレコード渋谷店 #双葉社 #漫画アクション

ミ☆リ @minori_ironim

が、先日聞いて、こうの先生の生活面に興味があったんだな、とわかった。 #この世界の片隅に #こうの史代

ミ☆リ @minori_ironim

余談ですが編集者お2人とも「こうのさん」と呼んでたような気がします（メモもそう書いてある）が、ここでは「こうの先生」で統一させていただきます。

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎新なの傘 もうそういう風習は知られておらず。周作は知らずに傘をくれと言ったんだろう。監督もこうの先生もそう思っていた。こうの先生は呉に祖母がいておばあちゃん子だった。大学は山口大学で呉から通っていた。祖母への愛情も打ち合わせの中で聞いた。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/tW2UncmEcN

拡大

かめじい（かめJII）、得意な料理はカレーです。 @mohejii85

@minori_ironim 広島大学では？

ミ☆リ @minori_ironim

山口大学ではなく広島大学です、失礼しましたm(_ _)m #この世界の片隅に #こうの史代

ミ☆リ @minori_ironim

ここで少し話を戻しますが、座敷わらしは誰だかわかりましたか？との質問に参加者のほとんどが手を挙げました。「着物の柄でわかりますよね」と私（新調した着物の端切れでリンさんの着物が繕ってある）。こうの先生は着物の柄についてもとても大切にしていたと。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/wAh2WWcCOY

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

そこで私がまた、後のリンさんが首から大切に下げている巾着袋はこのときのおばあちゃんの着物の柄と同じ、そのとき作ってもらったものですよね？の質問に対して「その通り」との答えが！謎が解けた瞬間でした。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/ETa5mfQ6UZ

拡大

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

順に戻します。 ◾︎すずのスケッチ画 この絵ぼんやりしてますよね？なんでだと思います？ →当時の写真がそもそもぼんやりとしか写っていなかったとのこと。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/FBqoX67GO8

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎大和入港 せっかくすずが呉に嫁入りしたので大和を出したいと早くから仰っていた。最初は湾の中に船で2人で漕いで行って大和を見上げるとか構想したがさすがに現実的ではなくああいう表現になった。実際にこの日に入港していた船も同じものが描いてある。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/CGn4DTsXRb

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

丸という軍関係を扱った雑誌があって、ちょうどその頃呉の軍港の地図があった。ジャストタイムで掲載されていたので資料としても助かった。 #この世界の片隅に #こうの史代

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎料理シーン 本当にこうの先生も作った。こうの先生は雑草にやたらとすごく詳しい（ぴっぴら帳にもいっぱい出てきますよね！と私）。この時期にイベントで料理出していいですか？と聞いたらすごく嬉しそうにOKを出された。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/oxGk8mI0lI

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎中巻表紙 中巻表紙は哲の巻。羽根ペン、ランプなど哲を意識している。上巻は全般、下巻はすずそのもの。こうの先生に展覧会にあたりメインの看板をどうしましょう？と聞いたところ、こうの先生はこの絵が一番好きなので中巻の表紙にして欲しいと仰った。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/66CtHBb2pf

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎たどんでお手玉するすずと晴美 たどんは重要な素材である。映画にはないが、リンへの思いや嫉妬、代用品などの思いが込められている。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/lF0vJqC6sB

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎砂糖一斤二十円Tシャツ 渋谷さんがデザインした。ホージョースズTシャツも。展覧会の図録とかも全部渋谷やんのお仕事。ちなみに染谷さんは砂糖一斤二十円、渋谷さんはホージョースズを着ていました。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/vSJnXYxae9

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎リンさんとのエピソード リンさんはこうの先生にとって思い入れのある人。対談などでもどうしてカットしたかと聞いているし、染谷さんも知り合いからどうして！と言われる。やはり時間の問題でしょうね。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/0TKv47HiPy

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

リンさんはすずが呉に来てできた初めての友達。こうの先生は以前から百合っぽいことも描いていたので。友情以前のもの。さらにリンさんは他の漫画にも出てくる。こうの先生にとって大切なキャラクター。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/dnadaJOBiJ

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

私の記憶違いでした、ここで初めて座敷わらしの話が出ました。 <メモ>リンさんは座敷わらし→全員わかっていた 着物の柄でわかる おばあちゃんが直してくれた 私の質問 リンさんの小袋はおばあちゃんがそのとき着ていたもの #この世界の片隅に #こうの史代

ミ☆リ @minori_ironim

リンさんは実は座敷わらしだったとか、着物の柄とかリンさんの首から下げてる小袋とか、こうの先生は漫画は1回読んで読み捨てるのではなく、何度も何度も読み返して発見して欲しいと思う人だった。 #この世界の片隅に #こうの史代 twitter.com/minori_ironim/…

ミ☆リ @minori_ironim

#この世界の片隅に #こうの史代 twitter.com/minori_ironim/…

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎哲の膝枕シーン 1つの風景を大胆なコマ割りで、時間の流れをそれで表現する。そういう漫画家は染谷は見たことがない。ネームの段階ではラフ画なので完成原稿を見せられて驚かされる。（ちなみに周作とすずの初夜の晩も同じようなコマ割りで時間経過を表現） #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/hKFT768BSF

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎サギの絵 サギは本物の羽ペンで描いた。一方最後の着底した青葉の場面で出てくるサギは丸ペンで描いた、羽ペンで描くのはとても難しかったからとのこと。 質問→試し描きした3本の線はどこへ行ったのかと思ったが、羽の一部になったのか？ 答え→その通り #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/5nHzqJM2Mb

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

◾︎呉に初めての空襲 ここら辺まではのどかに原稿の受け渡しをしてたんだけど、ここからはこうの先生の機嫌がどんどん機嫌が悪くなった。（それには訳がある） #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/wlnSSdZQnA

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

この作品は染谷が描かせた。染谷は原爆に強い思い入れがあった。明治大学の先輩にかわぐちかいじ氏がいて、広島の漫画家にいつか広島の原爆の漫画を描いて欲しいと思っていた（氏はちょうど『沈黙の艦隊』を描いてた）が、俺は尾道だからと断られた。それで前作の #この世界の片隅に #こうの史代

ミ☆リ @minori_ironim

『夕凪の街 桜の国』のあとがきにあるように、こうの先生に頼んだ。染谷さん曰く、彼女にこんな辛い思いをさせてしまった、大変な道に引き込んでしまって本当に申し訳ないと。しかしこうの先生はそれまで短編ばかりだったので、いつか長い話をやって欲しかった。 #この世界の片隅に #こうの史代 pic.twitter.com/bzBvIQHocB

拡大

ミ☆リ @minori_ironim

このあとがきに出てくる張本人がこの人、染谷さんなのでした！！