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蜘蛛女のキス(2017)を見て思ったこと

自分用のまとめ。思ったことを思った順にそのまままとめておく。間違っててもそれはそれとして思ったことそのままに。随時追加。
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シロ@ネタバレ @gr_ntbr

逆にヴァレンティンについては、無骨で屈強な男の印象。舞台のように繊細で精神的に弱くなる風は少なかった。あと、政治犯として捕まった背景とかは舞台にない部分も描かれてた。逆に仲間からの手紙とかマルタへの手紙とかはほぼなし。とても無骨に見える分、心が動いたところが劇的に見えるのかも。

2017-06-05 15:38:50
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

映画は、劇中劇の映画とか監獄の外とか、過去とか、空間を超えて映像を見せることができるから広がりがある、というかそうしないと映画として成立しないからまた違った作品になる。舞台や小説のように一つの場面で展開するからこそ、見えないからこそ、という演出が個人的には好きだなあと思った。

2017-06-05 15:44:17
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

うん、やっぱり。あの舞台の演出がお芝居が好きだ。贔屓目や初めに見たものだからっていうのももちろんあるだろうけどね。

2017-06-05 15:46:52
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

映画を見たからこそ、君は男を糸で捕まえる蜘蛛女だ(ニュアンス)という蜘蛛女の意味をもっと考えたくなる。映画では蜘蛛女は蜘蛛に囚われた女(獄中の女?)ということだから、むしろ逆になってる。

2017-06-05 15:48:52
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

原作でどう言及してるのか、早く読まないと。

2017-06-05 15:49:32
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

モリーナが語る映画を一つに絞るにしても、どれを選ぶかって面白いなあ。どちらをとってもモリーナのヒロインへの憧れのようなものを表現するものだけど、密告しようとして愛を選んで撃たれて死ぬレニはまさにモリーナの最期に重なるからなるほどなあと思った。

2017-06-05 15:53:34
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

黒豹女はどちらかというとマイノリティとしての愛への葛藤とその最期なのかな。

2017-06-05 15:54:57
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

違うか。この島はヴァレンティンとモリーナの獄中の象徴だからそこからマルタと船で漕ぎ出す=苦痛からの解放ということか。 twitter.com/gr_ntbr/status…

2017-06-05 16:01:04
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

そして、最後にマルタがヴァレンティンを連れていく熱帯の島もこの蜘蛛女の島。女性として愛したのはマルタだけど、大切な人としてモリーナが最期の瞬間までヴァレンティンの中にいたと言うことなのかな。

2017-06-05 15:34:17
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

ヴァレンティンにとっての島について。「つまり、無人島にいるようなものなんだ。多分何年も二人きりでいるいることになる、そんな島さ。だってそうだろう、ブタ箱の外は抑圧者だらけだが、中にはいないじゃないか。ここでは誰かが誰かを抑圧することはないl。(略)」(314)

2017-06-05 20:20:34
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

ヴァレンティンにとってモリーナと一緒の獄中はある種、誰からも虐げられない二人の島になっている。最期に見る島の夢はこの島なんだな…そしてマルタとこの島から永遠の眠りへとでて行く。

2017-06-05 20:23:20
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

…となるとさっき苦痛からの解放って書いたけど、それはそれでまた違うんだな。やっぱりモリーナとの二人の島がヴァレンティンにとって大切な空間だったんだな。

2017-06-05 20:28:23
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

メキシコの男女の映画のラストについて。「つまり、彼女は何もかも失ったにせよ、少なくとも生きてる間に真の関係を持つことができた、たとえもう終わったとしてもだ、それで満足しているということを意味してるからさ」(401)

2017-06-05 21:51:22
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

蜘蛛女のくだり、舞台が原作通りで映画が脚色してあるのか。

2017-06-05 21:53:49
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

キスについて。「きっとあんたが黒豹にならないか心配だったからだ」(略)「黒豹女だったらすごく哀れね、誰にもキスしてもらえないんだもの」「あんたは蜘蛛女さ、男を糸で絡め取る」「まあ素敵!それ気に入ったわ」(403-404)

2017-06-05 21:56:01
シロ @gr_28

蜘蛛女のキス原作読み終わった。ラストのところでいろいろと腑に落ちた感じがあった。切ないながらも救いがあって、暖かさもある。いい作品だなぁ。

2017-06-05 22:34:22
シロ @gr_28

これが40年前の作品で今もなお感じられるメッセージがある(というかむしろ今より感じられるのかもしれない)のってすごいなあ。

2017-06-05 22:41:05
シロ @gr_28

大倉くんがとてもいい作品に巡り合ったことが純粋にとても嬉しい

2017-06-05 22:41:23
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

小説のラスト、ヴァレンティンの夢の中でのこと。そこに現れる蜘蛛女は自分自身も糸で縛り付けていた、というところ。男を糸で絡め取るだけじゃなくて、自分自身を抑圧しているマイノリティとしてのモリーナの生きづらさなのかな。

2017-06-05 22:50:35
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

映画は映画で、小説は小説で、舞台は舞台で、共通するところはありながらもそれぞれ良さがあって、いまはその全てひっくるめた大きなコンテンツとして理解を得たっていう感覚。次は舞台を見てどう感じるか、またなにか得られればいいな。

2017-06-05 22:52:56
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

黒豹女、キャットピープルについてはもっと考えておきたい。

2017-06-05 22:53:17
シロ @gr_28

ヴァレンティンとモリーナの最後の場面は本当に好き。本当に。

2017-06-06 13:09:14
シロ @gr_28

そういえば、映画はモリーナが主役だし(アカデミー主演男優賞取ってる)、原作の登場人物説明もモリーナの名前が先に出てくるけど、ヴァレンティンが主役?という扱いはどの作品からなんだろう?

2017-06-06 20:28:58
シロ @gr_28

映画は本当にモリーナの映画…その演技がまたすごいんだ><

2017-06-06 20:29:56
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

以前女性として愛したのはマルタ、モリーナは人間として受け入れたにすぎない、と書いたけど思い直し。人間として受け入れただけじゃなくてきちんとモリーナの女性性を認めている。ただ、女性として愛したわけではない。というところだろうか。

2017-06-09 13:07:05
シロ@ネタバレ @gr_ntbr

小説のラストの蜘蛛女の描写。蜘蛛女が自らを縛り付ける糸は柔らかそうだけど触って見る気にはなれない、と。そこはやはり女性として自ら求める対象ではないということなのだと思う。でもその糸の柔らかさを知っているのはきっとヴァレンティン(と母親?)だけだろうとも。

2017-06-09 13:11:50
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