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「けものフレンズ以後のコミュニティーデザイン」

「けものフレンズ以後のコミュニティーデザイン」(ジャパリパーク共同体の分析と日本社会への応用)「コミュニケーションのフレンズ型類型」(人とのかかわり方を心理学とフレンズの手法を組み合わせて応用)というテーマで議論したい。議論が得意なフレンズがいないかな。 「みんなのため」と思う集団主義 コミュニケーションが増幅しない仕組みの組み合わせ
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kikanet@森 @kikanet1

「けものフレンズ以後のコミュニティーデザイン」(ジャパリパーク共同体の分析と日本社会への応用)「コミュニケーションのフレンズ型類型」(人とのかかわり方を心理学とフレンズの手法を組み合わせて応用)というテーマで議論したい。議論が得意なフレンズがいないかな。#けものフレンズ考察班

2017-06-03 08:56:58
kikanet@森 @kikanet1

フレンズは個性が最も重視されていて、特に競合しないような分業が可能な存在といえる。ただ、驚くべきことに個性が重視されているものの集団主義の集団でもある。アライさん「(かばん?曰く)困難は群れで分け合え」と。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 22:13:50
kikanet@森 @kikanet1

加えて、集団主義でありながらコミュニケーションの増幅はしない特徴がある。つまり、フレンズ同士が友達を探し、繋ぎとめる行為を積極的に行わない点があげられる。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 22:19:23
kikanet@森 @kikanet1

当然、トキなどの例外はある。重要なのは関係性の増幅であり、トキ自身はショウジョウトキ、アルパカとの3人の関係性で完結する。(最終話のコラボは後で補足) #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 22:27:14
kikanet@森 @kikanet1

個人レベルにおけるコミュニティー選択の自由は担保されている。かばん×サーバル、アライさん×フェネック、はかせ×助手、チームライオン、チームヘラジカ。もちろん、一人で砂嵐を見ても、一人で土を食べても非難されることはない。#けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 22:33:37
kikanet@森 @kikanet1

その上、コミュニティーごとの交流があまり活発ではない物理的な接触がない限り交流することはないし、意外と別れに関しては負の感情がない。一期一会を大切にする。別れもまた意味がある行為という価値観となる。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 22:38:26
kikanet@森 @kikanet1

その物理的な接触を阻害するのは「ちほー」である。通常なら「さばんなちほー」と「ゆきやまちほー」のフレンズが交流することはない。これが不幸かといえばそうではなく、むしろ利点もある。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 22:41:52
kikanet@森 @kikanet1

「ちほー」ごとに共通認識や目標が存在しており、分かりやすい関係性を築きやすい。そもそも、平時においては「ちほー」間の交流が少なくても問題はないし、重視されてはいなかった。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 22:52:15
kikanet@森 @kikanet1

平時においては数人の友達関係「ちほー」ごとの弱いつながり(集団主義だけどコミュニケーション増幅なし)の2層がある。かばんちゃんの存在は例外中の例外であり、ちほーの間を移動する旅人である。。その結果、ジャパリパークの意識も芽生える #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 23:00:57
kikanet@森 @kikanet1

かばんちゃんはコミュニティーに関係して2つのことを実践している。1つはちほーごとの関係性を変化させた事であり、もう一つは「ちほー」間の情報交流である。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-03 23:15:40
kikanet@森 @kikanet1

かばんちゃん自身は意識的にコミュニティーを設計したのではなく、ちほーごとの課題解決の結果、新しいコミュニティーが作られた。このような設計者のない弱いつながりの集団は流動性が生まれやすい。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 22:41:56
kikanet@森 @kikanet1

情報交換の面に関しても、かばんちゃんがフレンズに教えた情報と逆に教わった情報がある。基本的にちほーごとに独立しているため、生活をすることだけを考えればジャパリパーク共同体の情報は不要である。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 22:45:33
kikanet@森 @kikanet1

しかし、かばんがもたらす情報によって、フレンズ一人一人が自分を見つめ直す機会になり、かばん自身も自分のアイデンティティーを見つけるきっかけにもなる。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 22:46:53
kikanet@森 @kikanet1

思想家の東浩紀の「弱いつながり」で言うところの、観光客(旅人)となり物理的な移動でしか得られない情報をもとにして、より深く考える(情報の海に潜る)行動ができる。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 22:50:07
kikanet@森 @kikanet1

改めて、議論を保留していた12話のフレンズの共闘について考えることにする。この場合最も重要になるのはラッキービーストの存在である。本編中でも語られている通り、フレンズに話しかけるという例外の行動を行っている。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 22:53:20
kikanet@森 @kikanet1

ちほーごとの独立によって物理的な接触がない限りフレンズが集まることはないのだが、12話ではラッキービーストがジャパリパーク全体をつなぎとめる唯一の存在として活躍した。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 22:59:57
kikanet@森 @kikanet1

物語としてはオールキャストの素晴らしい展開であったが、コミュニティーデザインとしては改めてその例外性について考えなくてはならない。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 23:01:55
kikanet@森 @kikanet1

キョウシュウエリアの全てのフレンズが参加したわけではない。インドゾウなど、かばんと会話しただけのフレンズは参加しなかった。この集団はかばんとの関係性で成り立っているだけであり、キョウシュウエリア、ジャパリパーク全体の共同体ではない #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 23:06:28
kikanet@森 @kikanet1

一度まとめると、3人程度を上限とした友達関係の集団(友達)共通の目標を持ち、物理的な接触だけで成り立つ集団(ちほー)かばん(旅人)やラッキーさん(システム)によってもたらされる、ちほーを超えた高次の集団(ジャパリパークなど)#けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 23:11:56
kikanet@森 @kikanet1

この3段階の集団があり、高次になるほど関係性の維持は困難になる。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 23:14:16
kikanet@森 @kikanet1

移動の選択権がなく、コミュニケーションの増幅(友達を増やすのは善だという考え)のある集団では強いつながりになりやすく、その集団に入れなかった人に対していじめが発生しやすい。田舎の共同体がわかりやすい例である。#けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 23:20:53
kikanet@森 @kikanet1

また、個人主義の集団においては個別の人の性格などを把握することは困難であり、バラバラの個人が交わらない状態になりやすい #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 23:25:01
kikanet@森 @kikanet1

けものフレンズで分析したように、「みんなのため」と思う集団主義コミュニケーションが増幅しない仕組みが21世紀の新しいコミュニケーションにもなりうる。 #けものフレンズ考察班 #けものフレンズ応用班

2017-06-05 23:30:53
kikanet@森 @kikanet1

けものフレンズの社会性を考える pic.twitter.com/MAjmdH2Dch

2017-06-06 20:22:27
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まとめ けものフレンズは現代でいうとマストドンである【インスタンスを巡る旅】 けものフレンズのコミュニティーにおいて、ちほーがマストドンという説が生まれる。 関連するツイートまとめ マストドン生存のために利用者はインスタンス別の空気を理解して自分の居場所(縄張り)を見つけ出す必要がある。かばんちゃんのように色々なインスタンスを移動しながら、自分の縄張りを見つけなくてはならない。合わないインスタンスでの暮らしは寿命を縮めるのです。 3802 pv 7 2 users